しゃべるりんご。

こひら りんごの個人(またの名を変人、天然、馬鹿。)ブログです。
卒論と就活と部活に明け暮れてます♪

りんご、京都を探索する!の巻。

2010年04月20日 18時59分41秒 | りんごの日記。
さて、前の更新から1週間が経ったが、大学生活が始まってもうすぐ1ヶ月が来ようとしている。
何とも時間が経つのは早いものである。
この調子だと4年間なんてあっという間に違いない。
と言う訳で、今できることをたくさんやっておきたい。

京都という街に来て、やはりしたいのは京都探索である。
色々な寺社を回り、色々な道を通り、たまーにマイナーだけどおもしろい店、寺社を見つける・・・なんて経験をしてみたいのだ。
まぁしかし、マイナーな店を見つける前にメジャーな寺院を制覇すべきだろう。
今日は、先日行ったお寺の写真を紹介する。
まずは恐らく一番メジャーであり、私が修学旅行でも行った思い出深いお寺、清水寺だ。



この日曇天だったのが惜しいが、それでも本当に美しい景色だなぁと思う。
おまけにこの時桜はちょうど散り際で、風が吹くたびに花びらが散っていき、本当に見とれてしまった。
土日だったので観光客が大勢おり、その人たちをかきわけかきわけながらの参拝だった。
ちなみにここから降りる途中で写真を撮っていると、横から「Exucuse me.」と声をかけられた。
「え!?外国人!?」と思い横を見ると、観光に来たらしいダンディな黒人男性さんが笑顔で私にカメラを差し出していた。
どうやらこれで自分を撮ってほしいということらしい。
突然のことだったので何も言えず、とりあえずカメラを受け取った。
それからその外国人さんは階段を少し降り、ピースをした。
私はカメラをかまえ・・・とここでフリーズした。
(ちょっと待て、「はい、チーズ」ってどない言うんやっけ?)
必死の思いで記憶を辿り、英語の先生、親、友達の今までの会話の中から答えを導き出そうとがんばった。
が、出てこない。これはもう日本語でいいから合図を言うべきか?と思った瞬間、いつぞやのクリスマスコンサートのことを思い出した。
詳しくは「りんご、クリスマスコンサートに参加する♪の巻。」を読んでほしい。
まぁとにかく思い出し、どうせ言うなら思い切りノッてしまえと思い、笑顔で声をかけた。
「セイ・チ~ズ♪」
すると外国人さんは「Year.」と言い、ニッコリ笑ってくれた。
そこでシャッターを押し、やっと私は写真を撮ることができた。
いやぁ、非常に貴重な体験をしたと思う。
もう少し私が英語が喋れるなら、もっと色々なことを聞いてみたかったのだが、その時はそこで別れた。
そして私は清水寺を離れたのだった。

次に紹介するのは六道珍皇寺月真院だ。
まずは六道珍皇寺だが、ここは私が京都に来て初めて行ったお寺だ。
というのも、以前友達と行ったゆば屋さんがどこにあるかわからなくなり、色々とさまよっていて見つけたのだ。
見つけた動機は不純だが、非常に面白いお寺だった。



閻魔大王様の像があったり、あの世へ続いていると言う井戸があったり、私はワクワクしながらそれぞれのお堂を回っていた。
また、この写真のお堂の横には何百もの水子地蔵さんが建てられてあった。



お地蔵さんの横の絵馬には、天国での我が子の幸せを願う親たちの願いが沢山書かれてあり、読んでいた私はポロリと涙が出た。
後で調べてみると、水子地蔵の歴史や理由が色々見つかって興味を持った。
それを読みながら、私はこうして今元気に生きているのだから、これからも命を大切にしなければと強く感じた。

さて、お次は月真院だ。



この院のことはまったく知らなかったが、知らない寺院でも説明書きは読もうと思い、読んでみた。
月真院は、北政所の従弟久林玄昌が亀井豊前守の外護により建立・・・やら何やらあるらしいが、私はその後の説明書きに釘付けになった。
「禁裏御陵衛士を拝命した伊東甲子太郎以下15名が屯所を構えた場所」
まさかの新撰組!!と飛び上がらんばかりの衝撃だった。
すみません伊東さん、新撰組好きやのに全然知りませんでしたごめんなさい!などと思いながら覗いた。
私は新撰組も好きだが、正直言うと幕末の人物全体が好きだ。
最近は以前から読みたかった司馬遼太郎さんの「世に棲む日日」を読み、吉田松陰さんと高杉晋作さんブームが来ている。
松陰先生の常に勉強しようとする姿勢、高杉さんの常に動いていようとする姿勢に感動した。
この作中で私が特に気に入っている高杉さんの残した言葉がある。

『生とは天の我れを労するなり。死とは天の乃ち我れを安んずるなり。』
晋作にとっての生とは、天がその生に目的をあたえ、その目的のために労せしめるという過程であるにすぎず、死とは、天が彼に休息をあたえるというにすぎない、ということであった。」
(司馬遼太郎著「世に棲む日日」より)

何というか、ものすごい衝撃を受けた。
高杉さんと言えば辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく」が一番有名であろうが、こんな言葉もあったらしい。
他にも高杉さんは色々と名言を残しており、そういうことも書いているこの本は大変面白かった。

これを読破した今は、がんばって「竜馬がゆく」の読破に向けて走っているところである。
そして、いつかは愛媛県出身としてこれは読まねばと思いつつ読んでいない「坂の上の雲」を読むつもりだ。

おっと、話がそれてしまった。
最後に紹介するのは、豊臣秀吉が死んだ後にねねが夫を弔うために建てたという高台寺だ。



これは高台寺開山堂と言われるお堂で、下が庭園だ。



庭園は本当に美しく、どこを見ても絵になるような景色だった。
ちなみにこのお寺は本当に広く、実を言うと私はまだ全部を回りきれていないのである。
なので今度「高台寺参拝パート2」を行わなければ、と思っている。

こうして色々なお寺を回っているが、その中で私は「数珠巡礼」というものに挑戦している。
これはこの数珠巡礼というものに参加している寺院を回り、そこでそれぞれの寺院の名前が入った数珠玉一粒ずつを集め、ちょうどいい長さになったらブレスレットか数珠にしてもらうというものである。
このことは六道珍皇寺で知り、それから行く寺行く寺で数珠玉をもらったり買ったりしている。
そこで先ほど紹介した高台寺でも売店を探し、お店のおばちゃんに聞いてみた。
り「すみません、数珠玉ほしいんですけど・・・」
店「あーはいはい、ちょっと待ってねー。つげとめのう、どっちがええ?」
※この数珠玉は2種類あり、つげバージョンとめのうバージョンがある。
り「めのうでお願いしますー。」
店「はい、300円。数珠集めよん?すごいねぇ、何年生?
ちょっと私は首をかしげた。
「何年生?」と言うことは、このおばちゃんにはどうやら大学生には見えていないらしい。
り(まぁしゃぁないか、ちょっと前まで高校生やったんや、大学生に見えんのも当然よなぁ~)
  「えっと、大学1回生です」
店「あれ、そうなん!?あはは、ごめんごめん、中学生かと思たわ~」

・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



中学生!?

そっそりゃあ、メイクもしてないし、服もそんな大人っぽいの着てないし、歩き方もひょこひょこかもしれんけど・・・。
中学生はないよおばちゃん!!
この年になるまで、そこまで年齢を間違えられたことはほとんど無い。
身長もある程度あるし、むしろいつも間違えられていたのは姉の方だ。
そんな私が、何と3歳も幼く見えてしまったらしい。
友達は「若く見えたってことよ!」と慰めてくれたが、今は二十歳ぐらいに見えたほうが私としては嬉しい。
うーん、これからはせめて高校生ぐらいには見えるように努力したい。


そんなこんなで、りんごは色々と京都を巡っている。
先日は「アリス・イン・ワンダーランド」を観るために一人で遠い映画館まで行くという、今までの私なら確実に道に迷って挫折していたであろう(私にとっては)偉業を成し遂げた。
ついでに書いておくと、アリスは期待を裏切らない面白さだったのでオススメだ。
3Dもいい感じにメリハリがきいていて疲れなかったし、吹き替え版の声優陣の豪華さには泣きそうになった。
とは言ったものの、もちろんジョニー・デップやヘレナ=ボナム・カーター、そして特にアラン・リックマンの生の声も好きなので、正直字幕版でもう一度見たいのだがDVDが出るまで待つことにする。
ジョニー・デップは「こんなにメイクして、誰かわかんないよ」と思っていたら、表情や仕草で彼らしさが出ていた(偉そうですみませんファンの方々)と思う。
ストーリーは単純かもしれないが、アリスの世界観や小ネタがふんだんに盛り込まれており、退屈しない時間を過ごすことができた。



これからも、一歩一歩何かを成功させ、一歩一歩大人になっていこうと思う。

・・・そして今度高台寺に行った時には、ちゃんとおばちゃんに大学生だと認めてもらえるようになりたい。

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3 コメント

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いいな~ (サマンサまるさま)
2010-04-20 19:40:13
数珠珠集めいいな~
まじうらやましいな~
 
そういう企画は
早く教えろよな(´=ω=`)!w
 
しかし300円て..
食堂でご飯食べれるじゃん泣
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おおっ! (U1)
2010-04-20 21:56:22
ようやく京都探索が始まりましたね。
高台寺には有名な茶室がありますね。確か非公開ではなかったかと思いますが。昔、経緯は忘れましたが、見学することができました。
龍安寺、南禅寺あたりもレポートお願いします。
とにかく有意義にお過ごし下さい。4年間はあっという間ですから・・・。
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ありがとうございます☆ (こひら りんご)
2010-04-23 15:04:13
サマンサまるさま>私も「ええやん!」って思ってはいるんだけど、集めだすとけっこうお金がかかるということに気づいたんだよね・・・。
あ、教えてなかったのは単に言うの忘れてただけです!ごめんなさい。
そうなんだよー!意外と高いんだよー!
これはちょびちょび集める他無さそうだ。

U1さん>茶室も見ましたよ~!
確か奥の方で、こんな立派な茶室を作れるお金があるのはいいなぁなんて思ってました←
龍安寺は興味があるので一度行こうと思っています。
南禅寺はよく知らないので調査してから向かいますね♪
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