天使でリトリーバル

「心を広く持つ」のところに「ヘミシンク」のことが出てきましたが、今回はそれを使った私の救出（リトリーバル）体験を載せたいと思います。救出と言っても、この場合の救出は“囚われた意識”の救出です。このリトリーバルは意図したものではなく偶然起こったものです。（文章の内容は前ＨＰより）



（夢の中で）……私はあてどなく、ただ、ただ、町を歩いていました。とある曲がり角を曲がったときです。急に視界が開けたと思ったら、海に面する道へと出ました。
見上げると、海上、空高くに何やら小さな四角いシルエットが見えます。乗り物でしょうか？　そして、その左、やや上に人影らしきものも認められます。
『空の上に人が？　まさか……』そう思いながら海沿いの道を右に曲がりました。前方ずっと先には砂漠の砂のような色の長方形の建物が見えます。……

と、ここで目が覚めました。夢の中の場所は中東（？）のような感じでしょうか。一人で、あてどなく町を歩くというのは、私がよく見る夢のパターンの一つです。知った人一人として出会わず、ただ歩いているという孤独な感じの夢。色のトーンは暗めで、主に意識しているのは道と建物のみ。でも、今回は途中から違った展開になりました。色彩が明るめの海や空が突然現れたからです。

夢から覚めて思ったのは、この夢のシーンは、私の過去世にまつわるものではないか？というものでした。グルグル同じような所を巡っているばかりで、過去の思いが浄化されていない感じがします。
ならば、救出したい！そう思った途端、空の高みにいる自分を脳裏に感じました。それと、他に誰か二人います。（たぶん私のガイドさんでしょう。姿ははっきり確認できません）私たちは下の人物（夢の中の自分）のもとへ飛んで行きました。近づいてみると男性でした。（『夢の中の「私」は男性だったのか……！』）
彼は、自分のもとにやって来る者を確認して喜んでいる様子です。ガイドと手をつなぐことで、自分も空を飛べるのがわかると更に喜んでいました。みんなで空へと飛び立ちます。目的地はフォーカス27（死者を受け入れる所）でしょう。ガイドさんにお任せです。

これって、本当に救出なの？　それとも単なる空想？　目が覚めて、あれよあれよと言う間にこのような流れが見えてきたのです。そして、ここで妙な符合に気がつきました。夢の中の「私」が、空の高みに見た人影とは、私とガイドさんたちだったのではないかというものです。夢とその後の展開がつながっています！　夢の中の「私」の意識では、人影らしきものが何なのか、まったく分かっていなかったのですから！（でも、四角いシルエットに関しては残念ながら何なのか分かりません）

ところで、私はこのところ何ヶ月も前から、時々自分の背中に翼が生えているイメージが浮かぶようになっていました。天使にあるような純白の立派な翼です。広げると３メートルぐらいありそうなものです。天使になりたいとか、翼がほしいとか、特に思ったわけでもないのに、なぜこのようなイメージが浮かぶのか不思議でした。でも、すべては今回のリトリーバルのためだったのかと考えると納得がいきます。助けに行くとき、普通の人間の姿では相手の不審をかってしまいますものね。それで私は天使のコスチュームを身に着けていたというわけでしょう。

で、その後、町なかを彷徨う夢は見なくなりました。やはり、リトリーバルのおかげなのでしょうか？！　不思議ですが……。