あおぞらブログ

発達障害やグレーゾーンなど、ちょっと個性の強いお子さんのパパママを応援する「パパママサポート あおぞら」です。

災害と発達障がい

2014-03-12 00:08:09 | スタッフのひとりごと
3月11日。



東日本大震災。



あの日から3年が経ちました。
今日から4年目ですね。



復興がなかなか進まず、
3年前から時間が止まったままの方もいらっしゃいます。


被災地の方々のご心労は
私たちの想像を超えるものだと思います。



家を流されたり
ご家族を亡くされたりした上に
避難所や仮設住宅など
今までとは違う環境での生活に
誰もが戸惑い、
不安な毎日をお過ごしのことと思います。



普段、
いわゆる“健常”と言われる方々でも
避難所など
プライバシーのない生活では
精神的な苦痛が大きいものですが
障がいや持病のある方、
また高齢の方にとっては
さらにご苦労がおありだと思います。




そんな中でも
見た目で障がいがあるように見えない発達障がい児・者にとっては
ご家族やご本人がとても苦しく
助けを求めることもできないでいる場合があります。



発達障がいのある人は
変化が苦手であったり、
見通しの立たないことへの不安が強かったり、
大勢の人の中で過ごすことが苦痛だったり、
または
音や光への感覚が過敏だったりします。


そのせいで、
大声を出したり、
走り回ったり、
ずっと独り言を言ったりして
周囲の方に驚かれたり
嫌がられたりしてしまうことがあります。



東日本大震災でも
避難所で
そんな生活にいたたまれず
狭い車内で過ごしたり
半壊した自宅で過ごしたりされた方も多いようです。




こういったお子さんをお持ちの親御さんは
震災そのもののショックに加え
こういった生活の苦しみも負っています。




発達障がい、というものについて
少しでも知っておいていただけると
ご本人やご家族は
とても救われます。



もちろん災害時には
自分とご家族のことが最優先ではあると思いますが
そういったことで困っている人がいる、ということを
一人でも多くの方に
知っておいていただきたいです。



発達障害情報・支援センターでは、
災害時の発達障害児・者支援についての記事を掲載しています。

災害時の発達障害児・者支援について

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