あおぞらブログ

発達障害やグレーゾーンなど、ちょっと個性の強いお子さんのパパママを応援する「パパママサポート あおぞら」です。

アイコンタクト

2012-09-26 15:32:30 | スタッフのひとりごと
今朝の中日新聞、社会面の記事。


「高機能自閉症」
アイコンタクト苦手
~生理研など裏付け~



健常者と高機能自閉症の人が
「目と目で通じ合う」のが難しいことを、
自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)と
福井大子どものこころの発達研究センター(福井県永平寺町)などのグループが
脳活動のレベルで確認した。

高機能自閉症の人は
視線を介した意思疎通が苦手とされているのを
裏付ける結果。
10日付の欧州の科学誌電子版に発表された。

高機能自閉症の人は、
知的水準は健常者と変わらないが、
会話など一般的な意思疎通で困難を抱える。

グループは
二台の磁気共鳴画像装置(MRI)を使い、
高機能自閉症の人と健常者の
脳の活動部位を同時に調べた。

画面越しに2人が見つめあえるようにし、
対象物に目配せして相手に視線を向けさせる際に動く
脳の部位を観察した。

成人の健常者同士では目を合わせると、
社会性を担うなど高度な働きを持つ部位「右前頭前野」の動きが一致した。
健常者と高機能自閉症のペアでは
部位の動きが一致しなかった。

生理研の田辺宏樹助教(認知神経科学・現名古屋大准教授)は、
高機能自閉症の人と
「異なる形のコミュニケーションをとる方法を見つけられる可能性がある」
と話している。








はい、苦手ですね
通用しません


大きな声を出せない場、
目立っちゃいけない場では
目配せだけで訴えるしかないのですが
アスペルガーの次男には
ま~ったく使えません


逆に
目を見て話を聞くのも苦手なようです。

自分にとって都合の悪い話は特に(笑)







2年生で始めた空手。


もともと本人は乗り気ではなかったけど
長男も2年生から習わせたので
2年生でのスタートは
お約束でした。


でも
行きたくない


なので必ず
「見とって」。

さすがにず~っと付き合ってはいられないので
送り込んでいったん帰ってから
迎えの時間よりちょっと早く行って
稽古の様子を見るようにしていたのですが
ほかの親御さんの中から私を見つけると
おもむろにこっちを向いて
にこにこと手を振る


いや今お稽古中だし、
しかも武道だよ

という気持ちの私は、
小さくうなずくだけで
「うん、分かった、見てるよ」
と表現しているつもりなのに
次男は
あれ?気づいていないのか?と思うらしく、
さらに大きく手を振る


ちょっとちょっと
そんな目立つことしちゃダメだよ


と焦る私は
今度は小さく首を横に振りつつ
まゆをひそめて
「ダメだよ」という顔を作るのに
次男の方はさらに進んで
「え~?なに?」と声まで出す


もうダメ、これはマズイ
と、
次男から見えない場所に隠れると
ついに私の元までやってきて
「ママなに?何で見ててくれないの?」


オーマイガー




こんなことが
日常茶飯事



空手をやめた今は
授業参観でよく見られる光景です(笑)






ただ、これが
親子間、低学年のうちは
笑い話や困った話で済むのですが、
思春期や社会人にもなると
笑えない話です




本人にはまったく
悪意もふざけた気持ちもありません。

本当に分からない。


目配せだけではなく、
冗談や嫌味、遠回しな言い方も
通じないことが多いです。



それを周りの人に理解していてもらえると
トラブルも少し減るかな、と思います。


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