あおぞらブログ

発達障害やグレーゾーンなど、ちょっと個性の強いお子さんのパパママを応援する「パパママサポート あおぞら」です。

発達障がいって?

2013-01-11 23:18:06 | スタッフのひとりごと
今日は鏡開き

お正月に年神様に供えた鏡餅を
お雑煮やお汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事です。

もとは武家社会の風習だったものが一般化したよう、
刃物で切るのは切腹を連想させるため、手や木鎚で割ったり、砕いたりするほか、
「切る」という言葉をさけて、
「開く」という縁起の良い言葉を使うのだそうですよ。



さて
市内で小学生のいらっしゃるおうちには
今週のうちに
「困った子への理解と支援」という講演会のお知らせが
学校から配布されていると思います。

お手元に届いていますでしょうか?

え~そんなのもらってないけど~

という方
お子さんに「手紙もらってない?」と聞いてください

って
このブログを見てくださっている方には
届いてるのかな



少しずつお申し込みもいただいていますが、
それと同時に

「発達障がいって、なに?」
「どういう状態だと発達障がいなの?」


というお問い合わせもいただいています。



そうですね。
こちらのブログにも
そういった内容は記載していなかったかな、と
今日は改めて
発達障がいってなに?という原点に戻ってみました。


以下、
『あいち発達障害者支援センター』のHPより抜粋です。


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発達障がいって?という方へ

発達障害のある方は、多くの人たちと違って、
生まれつき脳の働きにユニークさがあります
このため、
とても得意なことがあるのに、なんでもないようなことがすごく苦手… 
というかたよりとして現れ、誤解されやすく、
とても困っている人たちです。
しかし、周りの方達のあたたかい理解と支えがあれば、
そのユニークさやかたよりも個性として、
ともに元気に生きていける人たちです。


発達障害者支援法による『発達障害』の定義は次のようになります。
自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、
学習障害、
注意欠陥多動性障害
その他これに類する脳機能の障害であって
その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの。



広汎性発達障害

●相手の気持ちを理解したり、楽しみや悲しみなどの感情を共有したり、
適切な距離や関係をとることなど、対人関係につまずきや偏りがあります

●言葉や、言葉以外の表情や身振りなどの理解、使用が難しいなど、
コミュニケーションが苦手だったり、とてもユニークだったりします。

想像力(切り替え・応用力)に困難さがあり、
興味・関心の持ち方や活動の幅がせまかったり、
特定のことに限られたり
ワンパターンの繰り返しであることを好むことなどがあります。

とても優れた記憶力を持っていることがあったり、
決められたことをきちんとやろうとする几帳面さや正確さ
一途に取り組んで極めようとするところがあります。


学習障害

知的能力全般には遅れはありませんが、
文字を読んだり書いたり、計算する能力のひとつ、
またはいくつかが、
年齢や知的能力全般の発達水準、受けてきた教育に見合わないほど、
とても弱い
というものです。


注意欠陥多動性障害(ADHD)

注意や衝動を自分でコントロールすることや、じっとしていることなどが、
年齢や発達に見合わないほど、とても難しいというものです。



広汎性発達障害には、
自閉症やアスペルガー症候群が含まれます。


自閉症は、精神的なショックなどから自ら心を閉ざしているというような、
心の病ではありません。

知的障害の程度は、重い人からない人まで様々です。


※映画『レインマン』をご存知でしょうか?

1988年のアメリカ映画で、
主人公レイモンド(ダスティン・ホフマン)が自閉症という設定で、
名前がよく知られるようになりました。
ちなみにレイモンドの弟、チャーリーを演じたのがトム・クルーズです。

そのトム・クルーズも実は
学習障害を持つ一人です。

耳から聞いて理解する事は出来るのに、
教科書や黒板の字を見て理解する事がとても困難な、
読字障害というハンデを抱えています。



また、発達障がいをもつ人には
感覚や認知にも特徴があるようです


●蛍光灯のちらつきやジーッという音、
赤ちゃんの泣き声や子どもの大きな声が苦痛なことがあります。
その他にも、
雨の水滴やシャワーが直接肌に触れるのを嫌がるなどの触覚の過敏さ
プールの消毒液の臭いが苦手など、感覚に過敏さや偏りのあることがあります。
何が苦手なのかを理解し、
苦手な音からは離れたり、耳栓を利用するなど、配慮が必要になります。

●過敏さとは逆に、痛みに鈍感なことがあります。
怪我や病気を見過ごさないように注意しましょう。

●白いご飯しか食べられないとか、野菜が食べられないとか、
牛乳が飲めないとか、偏食の強いことがあります。

●雑多な音の中から、相手の話し声だけをひろいあげるなど、
選択的注意に困難のあることがあります。
全ての音をマイクのように等しく拾ってしまうため
話に集中できず理解できなかったり、刺激の洪水で疲れてしまうことがあります。
環境の刺激を減らしたり、休息をとることが必要になることがあります。

●相手の目を見ると顔全体の表情が見えなくなるなど、
一点に過剰に集中し、全体が見えなくなることもあります。
また、話を聞くとメモがとれないなど、
同時に二つのことができないこともあり、配慮が必要です。




★原因は?

●原因は今のところ特定されていません。
遺伝その他の要因が複雑に絡み合って現れるものと考えられています。

脳機能の障害からくるもので、育て方などが原因となるものではありません




一方的に本人に努力を強いて、
苦手な所を克服させようとすることは、
時に本人を追いつめてしまい、
心や行動にさらなる問題を負わせてしまう危険性があります。

ひとりひとりの特性と発達段階を理解し、
それに合わせて環境やかかわり方を工夫して、
育て関わることにより、暮らしにくさが減り、
その人らしく生きていきやすくなります。


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