株式会社エーワンです

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温水洗浄便座 『ZA FREE』のご紹介

2023年03月30日 | 水廻り

今回は 温水洗浄便座『ZA FREE』のご紹介です

 

オストメイトとなられたご家族のために 

ご自宅のトイレをできるだけ使いやすいようにしたい

というご連絡をいただき 現調に伺いました

 

『オストメイト』とは 様々な病気や事故などにより

お腹に排泄のための『ストーマ(人工肛門・人工膀胱)』を

造設した方のことをいいます。

 

オストメイトのための設備がある駅や病院などの公共機関のトイレには

 

このようなマークが貼られていています

 

設備としては 汚物流し・水栓・紙巻器・大型鏡 などがセットになった商品がありますが

スペースが必要なこと、大掛かりな配管工事を伴うこと、商品自体が高額なこと、があり

ご自宅のトイレに設置するのはあまり現実的ではありません

 

そこで 既存の温水洗浄便座から 『ZA FREE』にお取替えすることになりました

 

こちらが さつき株式会社さんの『ZA FREE』です

 

一般的な腰掛便器に取付けが可能で 既存の便座に比べて座面の奥行があり

開口スペースが広いのでパウチ処理が楽に行っていただける形状になっています

オストメイトの方も 安心してお使いいただけますね

 

 

 

↑ こちらが施工後です

便器がアイボリーだったので 色が白の1色だったのが少し残念ですが

すっきりとした形状で 便ふたの取り外しもできるので お手入れも行き届きそうです

 

↑ 便ふたを開けたところです

 

↑ 開口部の前の方が広いですね

 

ちなみに 開口後部の左右の下がった部分が何のためにあるのかわからなくて

メーカーさんに聞いたところ 『おしりの小さな方(お子様など)が落ちてしまわないように』と

『後方に腰かけたときにふとももの下側をささえるため』だそうです

なるほど 確かに・・・

 

補高便座(座面を高くして立上りの動作をより容易にするための物)が最初から付属しているので

おなかに力が入りずらい方 足腰の筋力が弱い方のご利用時も 立上りの動作を楽にしてくれます

 

便器の寸法によっては 取付けができないために便器ごとのお取替えになる場合もございます

ご購入をご検討の際は カタログに記載されている『取り付け可能な便器の寸法』を

ご確認いただくか 弊社まで現調依頼のご連絡をお願いします!

 

 

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設備器具工事の事なら

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■『飯田橋のバー』・・・の続きの4

2023年03月27日 | リフォーム

さて ここのあたりまで来ると 工事の進み具合も一気に加速します

 

何かを取り付けるときの補強の下地や 搬入するものの寸法がしっかり頭に入っていないと!

後になって 『つけられない💦』とか『入らない💦』となっては大変です

 

↑ 厨房の吊戸棚の下地

 

↑ トイレの紙巻器の下地

 

厨房はキッチンパネルを貼るので 石膏ボードと同じ仕上がり面になるように

トイレは石膏ボードの裏が補強のベニヤになるように施工しています

 

クロスを貼る場合には この方が仕上がりがきれいになるからです

 

 

↑ カウンターの客席側のベニヤと内側の耐水ボード

 

耐水ボードとは 表の紙と石膏に防水処理をした石膏ボードのことで

湿度や水濡れに強いので 脱衣場や洗面所などの水廻りで使われます

 

天井と壁が 石膏ボードやベニヤで塞がれると いよいよ内装工事に入ります

 


■『飯田橋のバー』・・・の続きの3

2023年03月24日 | リフォーム

バタバタしていたら すっかり間が空いてしまいました・・・

飯田橋のバーの続きです

 

床の次は天井と壁とカウンターの下地工事です

 

天井と壁の下地はLGSです

LGSと言ったり 軽鉄と言ったりしますが

LGSはLight Gauge Steelの略 軽鉄は軽量鉄骨の略で

ライト(軽い)、ゲージ(規格)、スチール(鉄骨)

を意味しています。

 

木材に比べて 重量が軽いので運搬搬入が楽で 湿度などによる変化がないので寸法が安定していて施工性がよく

スピーディーに組み立てられるので工期が短縮できる というメリットがあります

逆にミリ単位でパッキンで調整するなどの細かい微調整には不向きな一面もあります

 

今回は 天井と壁はLGSで カウンターは木材で造作しました

適材適所ですね

 

↑ 入口から奥をみたところ

 

↑ トイレの間仕切り壁

 

↑ 厨房と更衣室の間仕切り壁

 

下地だけの状態でも 天井と間仕切りができると全体の空間のボリュームもリアルにわかるようになるので

お客様もよく現場にいらしてお店のイメージづくりをなさっていました

 

そして カウンターの下地がこちらです

↑ カウンター内側

シンクや製氷機を設置するところに給排水の配管があります

 

↑ 足置き台

ハイスツールとカウンターの高さを検証し 寸法を決めました

 

このあとは 電気・給排水の配線・配管工事をします

ここで忘れ物があると 貼ったボードを剥がしたり 穴を開けたりしないといけないので

しっかりとチェックをしたあとは いよいよ石膏ボードを貼っていきます