建築士免許の更新制を検討 耐震偽装で国交省が防止策 (朝日新聞) - goo ニュース
およそ考えられない事件がおきた。モラルも何もあったものではない。姉歯建築士による耐震設計偽造の問題だ。 こんなことが起こるようでは安心して家を購入することなど出来るはずが無い。一生に一度きりの買い物がまさか欠陥だったとあっては、やりきれない思いたるや相当のものがあるだろう。いったい何のための免許なのだろうか。関係業界は自らを律すべく事件が起こった背景を徹底的に精査してもらいたい。
また不可解な点として、この偽造を見抜けなかった業界の怠慢な構造があげられる。規制緩和の流れを受けて、建築確認の審査が自治体から検査会社に移された。民に出来ることは民に移した結果がこれでは、規制緩和の大合唱がむなしく聞こえるばかりである。信頼を地に落とすことが規制緩和の本質ではないはずだ。事件を深刻に受け止めるならば、検査会社に対しても損害の責任と補償義務を負わせることも検討すべきである。
今回の事件を受け、国土交通省は建築士免許にも更新を課す方向で検討を始めた。現在の制度では、一度手にした建築士免許は一生有効である。これを運転免許のように一定期間ごとに研修や適性検査を求め、倫理面や能力を調べなおすようだ。
しかしこれで果たして同種の事件を防ぐことが出来るのであろうか。自動車運転免許には、生命に危険を及ぼす悪質な行為に対しては免許期間の一時停止および免許の剥奪まで、さまざまな罰則規定が設けられている。建築士免許にも、刑事罰相当の事件に対して10年ないし20年程度免許失効のような罰則を設けてみてはどうだろう。あるいは、一度剥奪された免許は2度と取得することが出来ないように制度を改定すべきである。
重要なのは、同種の事件を再発させてはならないという強い意志だ。関係団体には猛省を促すとともに、自ら罰則強化を検討してもらいたいものだ。
と、手習いに社説調で書いて見ました。ちょっと詰められなかった。
およそ考えられない事件がおきた。モラルも何もあったものではない。姉歯建築士による耐震設計偽造の問題だ。 こんなことが起こるようでは安心して家を購入することなど出来るはずが無い。一生に一度きりの買い物がまさか欠陥だったとあっては、やりきれない思いたるや相当のものがあるだろう。いったい何のための免許なのだろうか。関係業界は自らを律すべく事件が起こった背景を徹底的に精査してもらいたい。
また不可解な点として、この偽造を見抜けなかった業界の怠慢な構造があげられる。規制緩和の流れを受けて、建築確認の審査が自治体から検査会社に移された。民に出来ることは民に移した結果がこれでは、規制緩和の大合唱がむなしく聞こえるばかりである。信頼を地に落とすことが規制緩和の本質ではないはずだ。事件を深刻に受け止めるならば、検査会社に対しても損害の責任と補償義務を負わせることも検討すべきである。
今回の事件を受け、国土交通省は建築士免許にも更新を課す方向で検討を始めた。現在の制度では、一度手にした建築士免許は一生有効である。これを運転免許のように一定期間ごとに研修や適性検査を求め、倫理面や能力を調べなおすようだ。
しかしこれで果たして同種の事件を防ぐことが出来るのであろうか。自動車運転免許には、生命に危険を及ぼす悪質な行為に対しては免許期間の一時停止および免許の剥奪まで、さまざまな罰則規定が設けられている。建築士免許にも、刑事罰相当の事件に対して10年ないし20年程度免許失効のような罰則を設けてみてはどうだろう。あるいは、一度剥奪された免許は2度と取得することが出来ないように制度を改定すべきである。
重要なのは、同種の事件を再発させてはならないという強い意志だ。関係団体には猛省を促すとともに、自ら罰則強化を検討してもらいたいものだ。
と、手習いに社説調で書いて見ました。ちょっと詰められなかった。