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思考停止

ニュースクリップ

罰則の強化を

2005-11-25 03:30:55 | Weblog
建築士免許の更新制を検討 耐震偽装で国交省が防止策 (朝日新聞) - goo ニュース

およそ考えられない事件がおきた。モラルも何もあったものではない。姉歯建築士による耐震設計偽造の問題だ。 こんなことが起こるようでは安心して家を購入することなど出来るはずが無い。一生に一度きりの買い物がまさか欠陥だったとあっては、やりきれない思いたるや相当のものがあるだろう。いったい何のための免許なのだろうか。関係業界は自らを律すべく事件が起こった背景を徹底的に精査してもらいたい。

また不可解な点として、この偽造を見抜けなかった業界の怠慢な構造があげられる。規制緩和の流れを受けて、建築確認の審査が自治体から検査会社に移された。民に出来ることは民に移した結果がこれでは、規制緩和の大合唱がむなしく聞こえるばかりである。信頼を地に落とすことが規制緩和の本質ではないはずだ。事件を深刻に受け止めるならば、検査会社に対しても損害の責任と補償義務を負わせることも検討すべきである。

今回の事件を受け、国土交通省は建築士免許にも更新を課す方向で検討を始めた。現在の制度では、一度手にした建築士免許は一生有効である。これを運転免許のように一定期間ごとに研修や適性検査を求め、倫理面や能力を調べなおすようだ。

しかしこれで果たして同種の事件を防ぐことが出来るのであろうか。自動車運転免許には、生命に危険を及ぼす悪質な行為に対しては免許期間の一時停止および免許の剥奪まで、さまざまな罰則規定が設けられている。建築士免許にも、刑事罰相当の事件に対して10年ないし20年程度免許失効のような罰則を設けてみてはどうだろう。あるいは、一度剥奪された免許は2度と取得することが出来ないように制度を改定すべきである。
重要なのは、同種の事件を再発させてはならないという強い意志だ。関係団体には猛省を促すとともに、自ら罰則強化を検討してもらいたいものだ。

と、手習いに社説調で書いて見ました。ちょっと詰められなかった。

どうやって情報が漏れたのか?

2005-11-23 03:14:07 | Weblog
耐震性偽装、倒壊の恐れ計16棟…国交省が再計算 (読売新聞) - goo ニュース

自動車だってリコールする時代、こんなことはあって当然と思いながらニュースを読み・聞き・見ていた。

これから全国で似たような違法建築が続々と出て……くれば、まだ日本に良心が残っているということに安堵できる。しかし、ここで業界のメンツのために捜査が打ち切られるようなことになれば、この国では賃貸物件にしか希望が持てなくなる。
この程度の話など、業界を問わずどこでも起こりうる話だ。

私が知りたいのは、「なぜこの件のみが表に流出したか?」だ。そこに興味がある。もちろん、三菱自動車のリコール隠し問題でも、「どのようにしてリコール各誌が発覚したか」に興味があった。
不正が表に流れる経緯を教えてほしい。システム化されると十分に悪用可能だが、それでもメカニズムを明らかにしてほしい。

介入しない? 介入できない?

2005-11-20 03:02:26 | Weblog
介入ゼロ、最長更新の公算 円安基調を日米とも容認 (共同通信) - goo ニュース

「結婚しない?」「結婚できない?」っていう命題をふと思い出した。
「介入するなといわれていたので介入しなかった」では、まるで良い子のお遊戯みたいに聞こえてしまうけれど、
「介入したかったけどお金が無かった」と言われたほうがピンとくる。
「介入しなくても良い状況だった」ということにしておこう。
輸出産業が儲かればいいんだものね。ね。ね。

コンビニアレルギー

2005-11-19 03:50:55 | Weblog
ヤフオク落札品受け渡しをコンビニで、ヤフーとセブン-イレブンが検討 (INTERNET Watch) - goo ニュース

「今でもあまり使う機会はないなぁ」とは団塊世代の弁。
このコメントは「コンビニはよく行きますか?」という質問への返答だ。
思うに、あの世代はコンビニに対してアレルギーを持っているように思う。

我々の世代はコンビニとともに育ち、もはやライフラインに近い。
いわばコンビニ中毒。そのことを指摘されて「コンビニ行かないんですか?」
と逆質問してみたわけだ。

「必要を感じない」
「でもATMとかあって便利でしょ?」
「銀行あるし、普通は金くらい昼間に準備して持ち歩いてるよ」
「公共料金の振込みも出来ますし」
「普通は口座引き落としでしょ?」
「お弁当とか雑誌とか」
「飯くらい普通に食わせてくれよ」
「え、じゃぁコンビニ弁当が主食の僕の立場が無くなるw」
「まぁそれは個人の趣味だからさ、雑誌でも普通に本屋で買えばいいじゃない」
「なんだか頑なにコンビニを否定していません?」
「んーまーそのー、入りにくいんだよ」
「最近のコンビニはいろんなこと出来てホントに便利なんですけどねぇ」
「なんつーか、俺たちの年齢は皆入りにくいと感じているんじゃないかなぁ」

なんだろーね、50代を拒否するコンビニのオーラって。
あと、『普通』という単語が結構鼻についた。
彼らのライフサイクルの中に、コンビニを必要とするシーンが存在しない。
そして、それが彼らの言う『普通』なのだ。

コンビニが新商品を開発し、新サービスをスタートする。
今回のY!と7&iの提携も、「おっ!これはいいかも!」と少し心が躍った。
しかし、このサービスはコンビニ飯を主食としPCにも抵抗が無い世代向けだろう。
コンビニにもITにもアレルギーを持つ世代の心には届かない。
なんだか非常にもったいない。
彼らの世代にこそ必要なサービスがコンビニで提供されているというのに。

フォルクスに排除命令

2005-11-16 03:20:17 | Weblog
内臓肉と脂肪混ぜ「ステーキ」 フォルクスに排除命令 (朝日新聞) - goo ニュース

フォルクスを愛用している人々は一様にショックを受けていた。極端な反応を示すものこそいなかったものの、同社に対する信頼は、半径数メートル以内の反応を見る限り壊滅してしまったようだ。
「けっこう好きだったのに……」と、コメントがすでに過去形だ。

「まー安い食い物は信用するなってことか?」
「いや、嘘をつけないくらい情報開示している店舗で食事すべき」
などという言葉も聞こえた。いわく、原産地表示くらいは行え、ということらしい。

でも、それでも今回のような事件は再発するだろう。
フォルクスだって「牛肉100%オーストラリア産」くらいは書いていただろうし。確認してないけれど。

よく考えれば、たとえば牛丼などでも「牛肉100%」なんて書いてあるのを見たことは無い。「牛丼なんだから牛肉だろう」という思い込み。牛丼と書いてあるからといってそれが牛肉を使用している保証はどこにも無い。

以前、回転寿司に関して奇妙な噂が流れた。「回転寿司は深海魚を使っている」というものだった。「マグロ」と書いてベルトコンベアーを流れている商品は実はマグロではない、似た魚だ、と。
たまたま知人が回転寿司屋にいたので裏取りを行ってみた。
曰く、「俺たちはマグロから捌いている訳ではない。マグロと書かれたタッパーに既に切り身で配送されてきたものを、マグロとして握って出しているだけだ。他の魚も同様、鯛でもハマチでも同様だ。でも、たとえば解体前のマグロを見てマグロだと分かるわけじゃない」とのことだ。
なるほど煙に巻かれてしまった。同様のことは他の外食産業でも起こっていることだと思うけどね。
牛丼くらいは牛肉を使ってほしい。

焼酎の新規参入を解禁へ

2005-11-16 02:57:35 | Weblog
焼酎の新規参入を解禁へ 乙類免許、65年ぶり (朝日新聞) - goo ニュース

> 条件付きで解禁する方針
自由に作ることが何故いけないか?という疑問に答えられない限りは、原則的に規制すべきではないと思う。不条理な規制がまかり通っているように思えてならない。
規制理由の一つに「過当競争」というものがあれば、過当競争に苦しむほかの業界から強い反発を受けるであろう。
「保護の理由が分からない」程度の認識しか持ち合わせていない我々には、むしろ「規制のある業界だったのか」くらいにしか思えない。
新規参入が増えて業界が活性化するんでいいんじゃない。

酒販組合中央会 「自民元閣僚らに渡した」 元事務局長、2500万円使途説明 (産経新聞) - goo ニュース

「政策を金で買った」と論評されていた事件だ。
官僚サイドから政治サイドへの逆襲のように見えた。
今回の「規制緩和」政策は官僚主導のシナリオなのではないかと思った。

医療機器も高いんじゃない?

2005-11-13 06:18:22 | Weblog
医療費抑制のGDP連動見送り…諮問会議民間議員案 (読売新聞) - goo ニュース

医者のベンツ保有率ってすごく高いな。関係ないけど。

医療機器および医薬品の値段も下げていかないと解決しないと思うけど、この点もキャップ製導入の議論の中に入っているのかどうかが分からない。

薬や医療機器など、研究開発に金がかかるというのであれば、金のかからない開発の手法を編み出すほうが先ではないか、と。そして、それは国策として研究機関および研究開発を行う企業同士の連合体として国難に立ち向かう体制を作り上げてしまうのがコストがかからないんじゃないかな。
設けを出すのは対外国の貿易という形に持っていけないものだろうか。

非常に腹の立つ話だ:自動車税制

2005-11-13 04:54:58 | Weblog
道路財源の一般財源化、「納税者裏切る行為」 (産経新聞) - goo ニュース

それより、高すぎる揮発油税を引き下げる話が出ないのか。税率が50%近いのは無謀にもほどがある。嗜好品のタバコならばともかく、社会を動かす文字通りのエネルギーが嗜好品並みの税率である異常事態を早期に是正してほしい。

なんだか人を馬鹿にしたような記述がある。引用する。

茨城県の南西部に位置する千代川村は、一世帯あたりの自動車の保有台数が全国の市町村の中でも最も高い。一世帯あたりの保有台数は三・九台で、車検ごとに支払う自動車重量税が一台あたり三万円だとすると、単純試算で一世帯あたり約十二万円にのぼる。

 これに対し、最も保有率が低いのは、東京都中野区で〇・二九台。千代川村と中野区の一世帯あたりの納税額を単純比較すると、その格差は十万円超に達する。自動車取得税なども加えれば、その格差は一段と拡大する。

是非とも、"試算"ではなく、実際の数字を出して額を比較してほしいものである。
で、ちょっと考察してみる。

千代川村の世帯数が住民基本台帳平成17年4月の資料で2,727世帯。一世帯あたり3.9台の自家用車ということで、千代川村にある登録自動車台数は推定10,635台。

で、

地方では軽自動車が移動手段の主体になる。8割を軽自動車、残りをカローラクラスと仮定する。と、軽自動車は8,508台。カローラクラスが2,127台。

軽自動車の自動車重量税が2年で8,800円。8508台だと74,870,400円。
カローラクラスの自動車重量税が2年で37,800円。2,127台だと80,400,600円。
村民が2年間で支払う自動車重量税の総額は155,271,000円。

同じく中野区の平成17年4月の世帯数は175,324世帯。一世帯あたり0.29台の自家用車ということで、中野区にある登録自動車台数は推定50843台。
この時点ですでに5倍も自動車の台数が違う。

都心部で軽自動車はあまり見かけない。2割を軽自動車。残りをカローラクラスと仮定する。と……なんだかここまで書いてバカらしくなってきた。
軽自動車は10,168台。カローラクラスが40,675台。

軽自動車の自動車重量税が2年で8,800円。10,168台だと89,478,400円。
カローラクラスの自動車重量税が2年で37,800円。40,675台だと1,537,515,000円。
中野区民が2年間で支払う自動車重量税の総額は1,626,993,400円。

額にして10倍の開きが出た。自動車取得税なども加えれば、その格差は一段と拡大するだろう。
以上、かなり偏見の入った乱暴な試算だ。どこかで計算を間違えているかもしれない。ちなみに村には何の恨みもない。
バカな声明を出した日本自動車工業会に「村の名前を使うな」とClaimしてくれ。

都市住民のほうが納税額が多い。都市住民のほうが車を持っていない人が多いのだから、車を持っている人に圧し掛かる負担ははるかに高くなるはずだ……が、実際には都市でも地方でもカローラ一台あたりの負担額は37800円。
駐車場台代は考えない。ランニングコストの差が格段に跳ね上がるから。

リスクも負担額も都市住人の方が多いのだ。
論旨としては、一般財源化賛成。そして揮発油税と自動車関連の税金は大幅に引き下げるべし。半値くらいを希望といったところか。毎日車を運転する立場の人間として記しておくことにする。

これだけ税金を吸い上げて、しかも道路行政および高速道路の赤字が問題化しているなんていう事態が非常識なのだ。この制度を作り上げた老害は墓の中から出てきて国民に土下座するべき。