勝ってなんボ! ~パチンコ父さんのリアル日記~

解雇の憂き目にあった2児のパパ。
カミサンに知られることなく月収35万円を叩き出さねばならない。
さあ、どうする??

核心

2011-09-28 01:33:34 | 日記

さて、偶然か必然か、10年以上の時を経て同じ土俵に上がった二人。

ただし、同じ土俵と言えども、弟はマワシをしっかりと締め上げ堂々の土俵入り。

一方の私はというと、マワシは緩みっぱなし、一物も垣間見えようかいという有様。

事ここに至り、歴然たる差がありました。

これより少し前の話をします。

元来、弟はあまりパチンコを触らず、スロットの負け組。

その頃の私は、パチンコで一月10万円ほどの小遣いをせっせと稼ぎ、戦績の上がらぬ弟にパチンコを勧めるといった具合でした。

まあいずれにしても、当時は趣味の範疇であり、お互い仕事の合間のお気楽稼働。

勝っている私でさへ期待値の概念もなく、ただ回る台をひたすら打つだけ。

しばらく後、弟がパチンコを始め、彼の休日の土曜日にノリ打ちをするようになったのですが、当時でさえまだ(期待値)という言葉を乱発することはありませんでした。

ところが、ある日の稼働後・・・。

「あにき、パチンコの止め時ってわかるか?」。

今思うと、これぞ核心を突いた質問。

この馬鹿馬鹿しいブログをご覧になっている皆様にも是非突きつけたい。

もっと言えば、そこかしこのホールでパチンコを打っているおじちゃん、おばちゃん、サラリーマン、フリーター女子に聞いてみるといいでしょう。

正解を弾き出せない方は100%負け組に他ありません。

話を戻します。

当時の私のアンサーはこうでした・・・。

 

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馬鹿兄弟

2011-09-25 12:21:04 | 日記

電話の内容はこうでした。

「仕事をやめる」。

なんというタイミング。

しかし、兄貴としてのもう一人の私の意識は複雑でした。

前年の9月以来、リーマンショックに端を発した未曾有の不景気。

(おいおい、何を言うとる。今時の事情知っているのか?)

兄弟揃ってお袋が泣くぞ・・・。

しかしながら、もう一人ならぬ本当の私の気持ちは唯一つの事しかなかったのです。

(一緒に打ちてえもんだ・・・。)

もとより、博打好きのこのヤクザ兄弟は、若い頃は麻雀に明け暮れ、それに飽き足らずトランプ、サイコロ、花札、競馬ときて、挙句は地下ポーカーにまで手を出す始末。

彼の連れ、私の連れを巻き込んで、総勢10人ほどの賭場ならすぐに”たつ”環境でした。

人生=ギャンブル。

所詮、人生なんてこれ以上の面白さがあるわけがない。

そう、言ったかどうか。

しかし、その頃の我々ときたら、愚直なまでに人生を費やし、洟垂れ小僧が帰宅時間を忘れて夢中になるかのようにのめりこんでいました。

あれから14年が過ぎ、お互い結婚して何故か息子が2匹ずつ。

よくある平凡な家族風景の中で暮らしていくはずだったのに、何がどうなってこうなったのか?

張り駒を減らした人生という名の賭場にいる二人でした。

 

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電話

2011-09-22 01:39:25 | 日記

年は変わり2009年1月末。

真剣稼働から3ヶ月が過ぎていました。

問題の収支は、多少なりとも上向いたとは言え、ノルマ(35万円)には程遠い20万円前後。

やはり、どうにもならない数字でした。

よくある銀行の借金枠を使い、それも枯れ果て、お次は生命保険の枠・・・。

いよいよ最後は消費者と名のつく消費者がもっとも踏み入れてはいけない地獄の一丁目。

怯え、のたうち、そんなことを毎日のように逡巡しながら稼働に明け暮れる毎日。

少し前の処分に困った大量の胃薬(風邪時で処方された)さへ無くなる始末。

精神的にも限界が近づいていました。

当時の時給1200円。

今となっては、その原因究明も簡単なのですが、それでも致し方ない部分もあったりなかったり・・・。

この場で言えるとすれば、(ピン稼働)こそ本当のプロでしか成し得ないハードルの高い所業だったのです。

35万などという寝惚けた話は「一昨日きやがれ!」的な類でしかありませんでした。

調度そんな頃、運命を変える弟からの電話がかかってきたのです。

 

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パチンコの正体

2011-09-18 00:45:51 | 日記

(尻に火がつく)と言えば、この感覚をわかっていただけるでしょうか?

 貯蓄が底をつき、明日をも知れぬ我が身。

さらに、我が身だけならまだしも、家族はどうなるのか?

考えれば考える程、その重圧がのしかかる。

 「もう、どうでもええわい」。

 パチンコのこと。家族のこと。将来のこと。

振りかえれば、重圧から逃れ、何も直視してこなかった自分。

そして、ようやく、私は開き直ったのです。

とりあえず、今できることは何か?

やはり、これ(パチンコ)しかない。

そうであれば、もう一度コイツの正体を徹底的に調べあげなければならない。

モンスターを退治すべく、PCのスイッチを入れたのは、夜風が身にしみる10月の末の事。

 

愚かなりし。

 

これが本当のプロへの第一歩でした。

 

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私馬鹿よね~♪

2011-09-14 21:02:42 | 日記
貯蓄が底をつきました。

どうしてこんなことになったのか?

わかっちゃいるけど、人って馬鹿ですよね。

逃れようの無い将来。

うすうす感じている来るべき地獄に耳を傾けない。

トボトボと歩いて、そのエリアに足を踏み入れた途端にうろたえるんです。

これって私だけ?w

「憶測」という言葉の意味だってわかってるはずなのに・・・。

10月半ば。

プロとも呼べないプロ稼働を始めてから半年以上が過ぎていました。

出口の見えないエリアで呆然と立ち尽くす私。

「よくもまあ、のこのこと・・・」。

ここに至り、ようやく自戒にもならない自虐の感覚に襲われ始めたのです。