ありのせいかつ

J2柏レイソル・JFL横河武蔵野FCとカメラのおはなし

柏レイソル 1-0 ヴィッセル神戸 (J1・第26節)

2005-10-01 21:26:49 | 柏レイソル
両チームともに期するものがあった試合だったと思います。
神戸は上位との勝ち点差を縮めるために、柏は降格ラインから少しでも上へ行くために、勝ち点3を必要としています。

まず、柏の試合前の練習内容が大きく変わっていました。いつものようにシュート練習が終わると、選手たちはセンターライン付近で円を描いてグルグル回って走ったり、中心点に向かってダッシュしたりしていました。中心点にいるのはラモスコーチ。練習の雰囲気は良く、これが「ラモス効果」なのかもしれません。

試合は開始早々、大谷の見事なスルーパスからレイナウドが飛び出しゴール。これで柏ペースで試合が進むかと思ったのですが、明神の負傷退場を期に神戸主導で試合は進みます。

ハーフタイム、各地の途中経過は大分、東京V共に1-0でリード。神戸はそれを聞いたのでしょう。後半は柏は気合負けしたのか、明神の不在が痛いのか、中盤でことごとく競り負け神戸が次々とチャンスを作ります。

特に三浦淳はワンマンショー状態で、軽々と柏の選手を一人で抜いていき、いつ同点に追いつかれてもおかしくない状況を生み出していきます。今日一番観客をどよめかせた選手です。
結果的に柏が勝利できたのは、神戸の決定力不足に助けられたから、と言えるでしょう。神戸は三浦淳と外国人3人の活躍は目立ったのですが、特にFW陣のシュートは2本にとどまっています。

柏の収穫は大谷が特に攻撃面で起点になれたことと、波戸・土屋の2人がほぼ完璧に神戸のFW陣を抑えたことくらいでしょうか。
ただ、試合内容はともかく、川崎・FC東京・大分が勝ち点3を取った今節、柏も勝ち点を伸ばせたことを喜ぶべきなのでしょう。今日の暫定順位ではありますが12位になりましたし。

一方神戸は16位大宮との勝ち点差が8になり、降格レースにおいて厳しい状況になりました。一人気を吐いていた三浦淳は、試合終了のホイッスルを聞くと座り込み、しばらくそのままでいました。


しかし明神の怪我が気になります。今日の中盤のグダグダ加減の一因が彼の不在ですから、怪我が長引くと恐ろしいことになりそうです。一日も早い回復を祈ります。


ちなみに帰りは柏の葉キャンパス駅まで送ってもらい、つくばエクスプレスで秋葉原まででました。区間快速で30分。便利になったものです。

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