今日の公式入場者数は75000人を越え、順調に動員数が伸びているようです。
開幕直後のガラガラ万博の体験記がどこまでお役に立てるのか微妙ですが、これでEXPOガイドは最後です。
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グローバルコモン1・・・東アジア、中東
・サウジアラビア:すてきな民族音楽のCDを頂きました。パビリオン、配布物ともに金がかかっていて流石金持ち国って感じです。
・イエメン:えっと、中に入ったらイエメン人の方が一人で床張りの作業中でした。内装、展示物無し。「ハ~イ!」って我々に手を振ってる場合ではないだろ~(笑)
・イラン:ペルシャ絨毯まで売ってます。民芸品の美しさはピカ一。
・バングラディシュ:バングラディシュ直送の手工芸品が廉価で販売されています。大きな茅製のバッグが2500円でした。同じく茅製の立派ないすは10000円。近くだったら買っていたのになぁ。
・スリランカ:気合いが入っています。広いスペースでは伝統工芸の実演が数カ所で行われています。また立食ですがスリランカカレーが600円程度から食べられます。うまい。
・ネパール:お手ごろ価格の民芸品のおみやげが豊富です。
・中央アジア共同館:キルギスは展示無し。
そりゃそうですよね。
他には韓国、中国、モンゴル、インド、パキスタン、ブータン。
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グローバルコモン2・・・南北アメリカ
・アルゼンチン:タンゴショーを開催(立ち見)。展示物には何故かボカのユニフォームが。
・メキシコ:メキシコの現代芸術が豊富に展示。残念ながら行けなかったため値段は確認できませんでしたが、すべてのパビリオン併設レストランの中で一番すてきな雰囲気のレストランがありました。
・キューバ:葉巻売ってます。
・中米共同館:コーヒーショップが併設。
他にはアメリカ、カナダ、ドミニカ、アンデス共同館、国連館、国際赤十字・赤新月館、OECD館、国際熱帯木材機関館。
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グローバルコモン3・・・東欧、南欧、北アフリカ
*時間の都合であまり見てません
・トルコ:お手頃な民芸品の販売あり。
・チュニジア:清潔感あふれるパビリオン。香水の量り売り即売あり。
・スペイン:併設のレストランはボッタクリでしょう(小さくスライスしたパンに総菜乗っけたのが4つとサラダ・スープで1800円って)。しかも開幕日だったせいか、行った時間が悪かったのか、待ってる客がいるのに席の半数以上はスペイン館スタッフがだべっているなんて!) まぁ、お国柄かもしれません。
・ブルガリア:比較的真っ当価格のブルガリア料理の軽食コーナーあり。
・ヨルダン:死海の体験コーナーが有名ですが、妥当な価格のエステコーナーもありました。ただし晒し者状態で、ですが。
他にはギリシャ、クロアチア、リビア、ドイツ、フランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モロッコ
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グローバルコモン4・・・中欧、北欧
・ルーマニア:行ったときは現代芸術的な舞台が開演されており楽しめました。客席は急なスロープ状で、お年寄りにはキツイかもしれません。
嘉門達夫一行のテレビ取材陣と一緒に見ました(3/26)。
・オランダ:
ミッフィーの着ぐるみと
嘉門達夫がいました(3/26)。
・ロシア:マンモスラボいくより、ここでマンモスの実物大化石(レプリカ?)を見た方がいいかも・・・。宇宙開発関連の展示とおみやげが充実。
・スイス:おみやげコーナーのTシャツのデザインが秀逸。
・チェコ:チェコ国旗をもらえます。
・イギリス:入り口と出口、双方の演出がセンスいいです。
・ベルギー:ワッフルの軽食コーナーに行列ができていました。
・リトアニア:リトアニア人を初めて見ました。
・北欧共同館 :館内のデザイン・色遣いのセンスが最高。流石です。折り紙で船をつくって流せたりします。
他にはアイルランド、ウクライナ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、コーカサス共同館
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グローバルコモン5・・・アフリカ
・アフリカ共同館:広い!各国は小さなブースですが、楽器が置いてあったり、お茶が飲めるコーナーがあったり楽しめます。また同館にあるアフリカ食堂は味と値段双方でお勧め(都内のレストランの名刺が2つあったのですが、関係あるんでしょうか?)。各国それぞれでの民芸品販売もお国柄がそれぞれ出ています。たまたま2004年のノーベル平和賞受賞者:
ワンガリ マータイ氏が見学してました(3/26)。
・エジプト:
嘉門達夫がいました(3/26)。
他には南アフリカ、NEDOパビリオン
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グローバルコモン6・・・東南アジア、オセアニア
・オーストラリア:男性のアテンダントは何故かみんな
セイン・カミュ似。超巨大なカモノハシのぬいぐるみのようなモノがありますが、そのセンスはいかがでしょうか? ワニバーガーが食せます(1100円)。
・シンガポール:外観のセンスは個人的にNo.1。ポップです。館内ではスコールが体験できます。傘を貸してくれますが・・・
・ブルネイ・ダルサラーム:お金持ちで有名な国。展示もお金がかかってそうですが、方向性が微妙な気が。
他にはインドネシア、カンボジア、タイ、ニュージーランド、フィリピン、ベトナム、南太平洋共同館
以上、展示内容はあまり細かく書かずに、実用面を中心に個人的な日記を含めてまとめました。
グローバルコモンの各パビリオンの魅力は展示よりも、各国の人と直接話せる(しかも日本語で!)ことが一番の魅力だと実感しました。
4600円で世界各国の人とふれあえることが「安い」と思われるなら、愛知万博に行って損は無いです。
結構「万博どうだった?」と周りの人に聞かれたのですが、「面白いけど、わざわざ東京から行くのは微妙」と答えてます。日帰りでいける範囲の方なら一度行って損はないと思いますよ。
●おみやげ
・北ゲート周辺には2つ公式ショップがありますが、出口に向かって右側の「松坂屋」運営の方が極端に混み合います(私が行った際は大混雑なのにレジを3つも締める暴挙をしたせいもありますが)。
反対側のショップの方が比較的空いています。売っているものはそんなに変わりません。
・名古屋駅周辺でも主立ったグッズは販売しているので、あまりおみやげ購入に時間を割くのはもったいないかもしれません。
特に名鉄百貨店のおみやげ売り場は食品系が充実していました。(但し閉店時間には留意して下さい)
●まとめ
・食事はグローバルコモン各パビリオンの軽食食べ歩きがお勧めです。飲み物は普通の価格で自動販売機で購入可能です。
・屋根のある休憩場所は非常に少ないです。防寒、耐熱対策はしっかりしましょう。
・グローバルループをすべて歩くのは、特にお子様連れやお年寄りには無理です。
さらに一部のグローバルコモンはループから外れた袋小路になっているので、想像以上に歩きます(設計ミスです)。
・企業パビリオンにこだわりすぎると、時間がもったいないです。万国博だけに、海外出展国のパビリオン見学がお勧めです。
あと注文をつけるなら、弁当と飲み物持参を認め、
夜間割引入場券の使用可能時刻を15時からに変更し、屋根付きの休憩所を増やせば、個人的にはまあ納得できる感じです。
メインテーマの自然の叡智を無視したパビリオンほど面白いのは、もう手遅れですよね。
ところでいまさらですが、「名古屋万博」と銘打たないと名古屋市民は積極的に行かないような気がします。我々東海地区以外の人間からすると、感覚的な距離感が増す感じもしますし。
いや瀬戸市周辺での開催に拘った事情もわかるんですけど。
※以上は3/25-26の体験に基づきます。実態が違ったらお許し下さい。