世界の パワースポット 巡り

現在、聖地を巡礼いたしております。
聖地に至る過程を踏まえ色々な出来事などを日記でご紹介いたしております。

理塘 ( リタン )( 鳥葬 ) チャトル

2009年07月12日 | Weblog
中国   四川省
経由地  香格裏拉( シャングリラ )- 稲城

理塘( リタン )( 鳥葬 )チャトル

カム東部の中心都市理塘へやって来た。
この地で最も興味を持ったのが鳥葬である。
その日は、朝方まで激しい雨が降り続いていた。
雨が降り終わるのを待って、町外れのタルチョが舞う小さな丘を目指す。
何も無い草原の丘である。
ここで鳥葬が行われるのか? 
誰もいない。
その形跡も無い。
噂を聞きこの地へ来たが。
今の時代に本当にあるものなのか。
その想いを胸に2時間ほど時が流れたその時、一台の車が現れ4~5人の男が
降り立った。
男たちは周りを見渡し、近くの香炉の側で火をたき始めた。
そこへもう一台の車がやって来た。
車の中には僧侶が乗っており、お経を唱えている。
そこへ正装をした男が近寄り話をして、タルチョの方へ行きお香を焚き儀式を
始めた。
お経も終わり、車のトランクから袋に包まれた大きな荷物が取り出された。
そんな大きな荷物を重そうに5人の男が近くの高台に運びあげた。
袋から出されたのは裸の人体である。
そこへ正装をした男が儀式を終えて人体の所へ近づいて来た。
彼こそ鳥葬における人体解体職人である。

彼をはじめチベット仏教徒は次の様な想いで葬儀を進めている。
「この人体はすでに魂の抜けた不要の体である。」
「多くの生命を奪うことによって生きて来た人間が最後に他の生命の為に布施を
 行うという仏の想念でもある。」

始めに人体に無数の傷を付ける。
それを見た他の男たちが木の枝を振ったり、声を出したりしてハゲタカを
呼び寄せる。
しばらくすると一羽の大きな鳥が上空を飛び去って行く。
偵察が終わったかの様に数十匹のハゲタカが人体の所へ飛び降りてきた。
解体職人が離れると一斉にハゲタカが人体を蝕み始める。
まるでアフリカのサバンナの様である。
ハゲタカが表面の肉を啄ばんだのを見て解体職人が、再度骨だけになった人体に
近づき骨を斧で砕き始めた。
2時間ほど掛けて骨は砕かれハゲワシへと渡された。
ハゲワシは何一つ残さずたいらげて去って行った。
その大地には何一つ残ってはいなかった。
来た時と同じ何も無い草原が広がって居るだけである。
大地より生まれし肉体は、役目を終えて大地へと帰って行った。
ハゲワシの糞として大地へ戻る。
ハゲワシの血肉として受け継がれ大地へ戻る。
すべては繋がり廻っている。
肉体、大地、空気、風、、、、全ての物が一帯である。
地球、太陽、銀河、宇宙全体が一つである。

旅行先での風景を写真に収めました。
ご興味がある場合は下記の写真をクリックしてみて下さい。

中国 四川省 理塘(リタン)鳥葬


グーグルの写真フォルダ(Picasa)を利用しています。
使い方
1、 写真をクリックします。
2、 たくさんの写真が出てきます。
3、 その写真をクリックします。
4、 写真が画面に大きく現れます。
5、 写真すぐ上の横矢印をクリックすると次の写真へ移って行きます。
6、 右側の項目more info を押すと写真の詳細が表示されます。
7、 また、上段の項目 Full screen をクリックすると画面専用に
移ります。
ここで右、左の矢印で写真の変更が可能です。
真ん中の右矢印でスライドショーが始まります。
8、 この操作を日本語で希望の方は下記のアドレスをクリックして
Picasa をダウンロードしてお使いください。(無料です。)
http://picasa.google.com/#utm_medium=embed&utm_source=pwalogin



最新の画像もっと見る

コメントを投稿