私は子供の頃から、あまりテレビが好きではありません。
画面に絶えず雑多な色がガチャガチャしていて、音が騒々しいからです。
ずっと見ていると、頭が痛くなります。
多分、映像と音声を同時に知覚することに神経が疲弊するのだと思います。
それに、情報量が少ない方がいろいろ想像できて、楽しめるんだと思います。
動画よりは静止画をじっくり眺めるのが好きですし、長編小説よりは短編小説、詩より和歌が好きです。
ちなみに、様々に推測することのできる万葉集は愛読書です。
それから、忘れっぽくて興味が長続きしないので、連続ものよりは一話完結の方が嬉しいです。
小説でも、上・下巻に分かれていると少し読む気が失せます。
なので、連続ドラマは一週間たつと観るのを忘れるなんてことはしょっちゅうです。
そんな私でも、小学生の時、学校から帰ってきて必ず観ていたテレビ番組があります。
それは時代劇です。
時代劇は話の展開がゆっくりですし、画面に派手ばでしさがなく、音もあまり騒がしくなりません。
しかも一話完結です。
終盤にお決まりの刀を振り回しての乱闘がありますが、殺陣の場合、動きに決まった型(斬られる×倒れるetc)があるので、見ていてもあまり疲れません。
そして、ちゃんと正義が勝つこと(ハッピーエンド)になっているので、安心して見ていられます。
ご隠居さまが乱闘中に流れ矢に当って命を落としたりはしないですよね。
だから、今でも時代劇は観ると安心します。
もっとも、最近作られるテレビ時代劇は音楽や演出が現代劇っぽいものがあって、そういうのは少し苦手です。
時代劇映画については、DVD鑑賞は語学の勉強を兼ねているので、基本的に邦画は借りず、ほとんど見ません。
ですが、テレビのCMで面白そうなのがあったので借りてみました。
《超高速!参勤交代》(2014、日本)です。
財政の厳しい田舎の貧乏藩に幕府の悪い役人が無理難題をふっかけ、それを殿様はじめ藩士たちが知恵を振り絞って一生懸命立ち向かうお話です。
時代劇なので、ほのぼのした(良い意味で)ゆるい感じなのかと思っていたのですが、意外とアクションシーンが素晴らしかったです。
時代劇の殺陣と現代劇のアクションシーンを同じだと感じる人もいると思うのですが、例えば、《ウルヴァリン:サムライ(原題:The Wolverin)》(2013、アメリカ・オーストラリア)など、日本以外の国で作る日本風時代劇(?)での乱闘シーンはやはり「アクション」であって、「殺陣」ではないと私は感じます。
呼吸や動きの間合いであったり、攻撃の仕方、倒れ方などが美しいと感じる。それが殺陣だと思います。
やったぞ、やられたぞ、というのがはっきりしていた方が、見る側はスッキリするのではないでしょうか。
洋画のアクションは、それこそ息も継がせない、ハラハラドキドキのスリル満点ですが、ひとつひとつの動きがただの「動作」なので、まとまりがなく、見ていてただ疲れます。
(まあそれが、リアルな戦いなのでしょうけど。)
香港映画のカンフーアクションはまた、違った意味で見ていて面白いと思います。
殺陣とも違うし、洋画のアクションとも違う。カンフーは格闘技なので、やはり決まった型があるという点では、殺陣に通じるところがあるのでしょう。
新体操とまではいきませんが、体を駆使した芸術だと思います。
香港映画といえば、「動けるデブ」(wikiにそう書いてありました。私が言っているわけではありません!)として有名なサモハンキンポーさんが最近、新作《おじいちゃんはデブゴン》(今月公開予定)の宣伝で来日なさっていましたね。
子供の時に、兄たちの影響で香港映画をよく観ていたので、とても懐かしく思ったのと、やはりお年をめしていらしたので、お体大切にいつまでも楽しい映画を作っていただきたいなと思います。
画面に絶えず雑多な色がガチャガチャしていて、音が騒々しいからです。
ずっと見ていると、頭が痛くなります。
多分、映像と音声を同時に知覚することに神経が疲弊するのだと思います。
それに、情報量が少ない方がいろいろ想像できて、楽しめるんだと思います。
動画よりは静止画をじっくり眺めるのが好きですし、長編小説よりは短編小説、詩より和歌が好きです。
ちなみに、様々に推測することのできる万葉集は愛読書です。
それから、忘れっぽくて興味が長続きしないので、連続ものよりは一話完結の方が嬉しいです。
小説でも、上・下巻に分かれていると少し読む気が失せます。
なので、連続ドラマは一週間たつと観るのを忘れるなんてことはしょっちゅうです。
そんな私でも、小学生の時、学校から帰ってきて必ず観ていたテレビ番組があります。
それは時代劇です。
時代劇は話の展開がゆっくりですし、画面に派手ばでしさがなく、音もあまり騒がしくなりません。
しかも一話完結です。
終盤にお決まりの刀を振り回しての乱闘がありますが、殺陣の場合、動きに決まった型(斬られる×倒れるetc)があるので、見ていてもあまり疲れません。
そして、ちゃんと正義が勝つこと(ハッピーエンド)になっているので、安心して見ていられます。
ご隠居さまが乱闘中に流れ矢に当って命を落としたりはしないですよね。
だから、今でも時代劇は観ると安心します。
もっとも、最近作られるテレビ時代劇は音楽や演出が現代劇っぽいものがあって、そういうのは少し苦手です。
時代劇映画については、DVD鑑賞は語学の勉強を兼ねているので、基本的に邦画は借りず、ほとんど見ません。
ですが、テレビのCMで面白そうなのがあったので借りてみました。
《超高速!参勤交代》(2014、日本)です。
財政の厳しい田舎の貧乏藩に幕府の悪い役人が無理難題をふっかけ、それを殿様はじめ藩士たちが知恵を振り絞って一生懸命立ち向かうお話です。
時代劇なので、ほのぼのした(良い意味で)ゆるい感じなのかと思っていたのですが、意外とアクションシーンが素晴らしかったです。
時代劇の殺陣と現代劇のアクションシーンを同じだと感じる人もいると思うのですが、例えば、《ウルヴァリン:サムライ(原題:The Wolverin)》(2013、アメリカ・オーストラリア)など、日本以外の国で作る日本風時代劇(?)での乱闘シーンはやはり「アクション」であって、「殺陣」ではないと私は感じます。
呼吸や動きの間合いであったり、攻撃の仕方、倒れ方などが美しいと感じる。それが殺陣だと思います。
やったぞ、やられたぞ、というのがはっきりしていた方が、見る側はスッキリするのではないでしょうか。
洋画のアクションは、それこそ息も継がせない、ハラハラドキドキのスリル満点ですが、ひとつひとつの動きがただの「動作」なので、まとまりがなく、見ていてただ疲れます。
(まあそれが、リアルな戦いなのでしょうけど。)
香港映画のカンフーアクションはまた、違った意味で見ていて面白いと思います。
殺陣とも違うし、洋画のアクションとも違う。カンフーは格闘技なので、やはり決まった型があるという点では、殺陣に通じるところがあるのでしょう。
新体操とまではいきませんが、体を駆使した芸術だと思います。
香港映画といえば、「動けるデブ」(wikiにそう書いてありました。私が言っているわけではありません!)として有名なサモハンキンポーさんが最近、新作《おじいちゃんはデブゴン》(今月公開予定)の宣伝で来日なさっていましたね。
子供の時に、兄たちの影響で香港映画をよく観ていたので、とても懐かしく思ったのと、やはりお年をめしていらしたので、お体大切にいつまでも楽しい映画を作っていただきたいなと思います。
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