老化：ひめやっこ

長期の休みになると
遠距離（名古屋・浜松間・・・中距離？）恋愛中の２人が
いつも泊まりに来る

子どもが産まれたばかりなので遠慮するかな？と思ったけど
なんの、なんの。来ました。

居酒屋に勤めてた頃の友達なので
みんな、とにかく夜型だった
１ヶ月に１度あった
誕生日会　兼　飲み会も
スタートは午前２時、とかだった
そこから外が明るくなるまで飲む（主に私が）

みんな、人生ゲームと「桃太郎電鉄」というＴＶゲームが好き
昨日、久しぶりに通称「モモテツ」をやり始めた
ちなみに私はゲームは、得意じゃないし飽きる
昨日も娘と共に先に寝た

３時に授乳で起きて、みんなを見ると・・・
無言でゲームをする５人。
見るからにつまらなそう
船をこぎながらコントローラーを握る人まで・・・
ねぇ、眠いんでしょ？
ねぇ、寝たら？？

もう、そんな体力無いくせに４年前の自分に戻れる気がして
頑張っちゃうのかね～？
「見てごらん、おじちゃんとおばちゃん達アホやね～」と
ゲップをさせながら愚かなオトナたちを見せてやった
眠すぎて
「おじちゃん（おばちゃん）言うな」と言うツッコミさえ聞けなかった

ちなみに。
娘の名前は、私の押しと面会の方たちの多数決（笑）により
天気に関係する名前に決まりました

名前の様に、人をほんわかと暖かい気持ちにする人になれるとイイナ、と思って付けました。ひらがなです。

人とかぶらずに、だけど凝りすぎない名前・・・と思って付けたんだけど案外多いらしいです
名前付けるって難しい・・・

なるほど：ひめやっこ

休日に入って、バブを見に
またまた色んな人が訪ねてくる

みんな
「カワイ～（小さくて愛らしい、の意。美形とは我が子ながらとても思えん）」
二言目には
「いいな～、私も赤ちゃん欲しい」
と言う。

「私はまだいらない」という子はあんまりいない

そっかな？
私、３年前なら欲しいなんて思ってなかったけど・・・
と言うと
「何言ってるだよ！赤ちゃんは売ってないだよ！！」（静岡弁）
と、怒られた

なるほど・・・欲しくても欲しくても確かに売ってない
当たり前の事だけど、改めて言われて
そっか～、と思ってしまった

３キロの肉の塊に、召使いのように使われながら
「この泣き虫姫様は、売ってないのね～」
と、じっと見つめてみる新米ハハ１０日目なのでした

風の谷幼稚園：ひめやっこ

ほぼ毎日チェックしているブログが
いくつかある

その中でも特にすきなブログ
私が挙げた式場の社長が書いてるブログ
忙しいだろうに、毎日色んなネタで書いていておもしろい

そのなかの記事の１つ
「風の谷幼稚園」
起業、保育、育児・・・
いろんな面で沢山思うことがあった

私が書くより、読んだほうが早い
園名と「園長　天野優子」で検索すると
ヒットすると思います

興味のある方は呼んでみてネ

いざ！マタニティーブルー：ひめやっこ

お産と一緒に女性ホルモンが大量に流れ出るらしい

ホルモンバランスが崩れ、情緒不安定になる
症状は、無気力　涙もろくなる　ヒステリックになる　子育てが嫌になる・・・などなど
それがマタニティーブルー
産後２日～２週間くらいで出始める
産後の心の疲れ、ってとこです、と教えてもらった
ひどい人は、そのまま「産後うつ」になって
病院通いをする人もいると・・・

ツワリの時の情緒不安定っぷりを思い出すと
私がならないはずがない

よし、どっからでも来なさい、ブルーのやつめ！

・・・・いつ来んのさ？

待てど暮らせど、こないよ、ブルー。
何故なら、この娘、夜ずっと寝てるのだ
なんでッ！？
３時間おきに、泣き声と共に私を苦しめるんじゃないの？
おかーちゃん、覚悟してたのにナ
ちょっと淋しい
１２時ごろ乳をやって、気づいたら朝６時、とか。

分かった、待ってる。
いつか夜泣きをして、母を苦しめる日を

お、泣いてる泣いてる

乳、飲んでる途中で寝るなよ？

はじまる：ひめやっこ

快適だった入院生活も明日でおしまい
ちょっと怖くて、熱心でやさしい看護師・助産師さん達ともお別れ
なんだか、さみしくなってきた

素敵な産院だったので、離れるのが淋しい
「関係者」じゃなくなったのが、しゅんとしちゃう
結婚式が終わった時も、おんなじ様なこと思ったな
「別れる」ことが多分、人より苦手

でもまあ、しょうがない！
新しい生活が始まるぞ

日に日に「ヒト」らしく、愛らしく思える
小さな小さな我が子
１００％ＰＵＲＥで悪いことなんか考えたりしないんだよな～
おっぱい飲むのも、ウンチするのも、泣くのもなんでも一所懸命

始まるよ、可愛くて思い通りにならないこのバブバブとの生活
どんな事が待ってるんだろう

さて。退院準備をして。
受付で会計

・・・・・・・！！
分かってはいたけど、ゼロの多さにしばし黙る
娘よ、おかーちゃん頑張って働くね
相方も領収書を見て、改めて
ふ～～～～～っと言っていた
（は～～じゃなくて良かった）
でも、また産みにここに戻ってくるんだ

授乳ＦＩＧＨＴ！！：ひめやっこ

自分の身体を見て思ったこと

「このハラ、まだなんか入ってない・・・？？」
赤子が出たらカエルみたいなお腹は
ペタン、とするものだと思ってた

妊娠５ヶ月・・・？
もしや、人類初の時間差の双子なのでは？
５ヶ月後にもう１人生まれてくるに違いない

たぷたぷと、内側が明らかに袋状
大きくなった子宮と無駄に付いた脂肪

子宮の収縮と脂肪の燃焼には授乳が１番！

やりまっせ～、おちち！！
無駄に４カップもデカくなって
授乳ブラもサイズが無い、この重いだけの乳！
妹に「こんな怖いおっぱい、赤ちゃんが怯えて吸わないんじゃない？」
なんて失礼な事まで言われる始末
これで乳が出ないなんて言ったら、役立たず！とえぐり取ってやる

おっぱい指導
「ん～、ひめやっこさん、ちょっと乳首が短いですね」
短い！？
長さにそんなに個人差があるの？
でも、今さら伸ばせないんですけど・・・
「にゅううんまで、あむっと大きく咥えさせてくださいね～」
了解っス！

ハラヘリでぎゃ～っと泣く娘
乳が唇にふれるだけで、あわわわわわと乳首を捜しててカワイイ
ぎゅうッぎゅうッと驚くほどの力で吸う

乳をやる前に体重を量って、飲ませ終わってもまた量る
増えた体重が飲んだ乳
初日に飲む１回の量は２０ｍｌ（＝２０ｇ）
笑っちゃうくらい少ない

けど！その２０ｇが増えないんだよ～
母も必死、娘も必死、けど空回り（笑）
だって２人とも　母業１日目、赤子業１日目だもんね！
母が子をかわいがるのは、同じ困難を乗り越えた同士だからではないだろうか？

出ないならあきらめも付くけど
なまじ、したたるほど出るのでやっきになって飲ませる
その焦りが伝わって、ぎゃ～んと泣く娘

ぎゃ～ぎゃ～泣きを目の前に
平常心を取り戻せるのはＮ樹のお陰
娘よ、Ｎ樹をお兄さんと呼びなさい

疲れて、飲んでる途中で寝ちゃう娘
たかがおっぱい、されどおっぱい
一緒にがんばろうね！

BIRTH Ｐａｒｔ５：ひめやっこ

ＬＤＲで休憩

赤子を胸に乗せ写真を撮られる
「わ、ブサイク」と画像チェックの相方
「産まれたばっかだもん、そりゃそうだわさ」
「や、オマエが、だよ」
・・・・・・テメぇ

「あ～～、楽しかった　男って赤ちゃん産めなくてかわいそうだね」
「・・・・男って赤ちゃん産めなくて良かった」

そうかな？痛い本人は必死だからいいけど、
存在を無視されて、長時間やきもきするしかない人のほうが気の毒に思うけど

「疲れたでしょ？寝ていいよ」
無事、大仕事を終えて心に余裕が出てやさしい
ソファーで秒殺で寝る相方

私は、興奮して寝れそうにないな
羊水でペタペタしてる赤子を胸に抱いて
改めて、幸せを感じる

ふにゃ　ふにゃ　と泣き始めるが子宮が収縮するのと
縫われた後が痛すぎて思うように抱いてやれない
ゴメンよ、わが子

３Ｈくらい、泣き続ける赤子の背をとんとんしたり
腕枕してる状態で強引に写メで出産報告
まさか、分娩台からメールをするとは思わなかった
休みたいのに眠れない。興奮＋放心状態

朝８時
「朝食食べられるかな？」
・・・私、昨日の夕食も食べたということは
１食分の時間内でお産が済んだんだな
それって結構幸せだよね

あ～、終わった、終わった
すぐにでもまた産みたい
お産って、幸せな行為だ

BIRTH Ｐａｒｔ４：ひめやっこ

「お、陣痛の合間はまだ、笑えるね、強いね」
「頑張ったら、会える？ね、お産って楽しいね！！」
の、私の言葉に、アハハ、と笑う先生と助産師さん２人

来た、強い強い陣痛
深呼吸２回、コレが辛い
いきみたい、痛みから逃げたい、と思うのに
大きく息など、吸ってられるか！
でも　やるしかない

「息止めて！いきむ！！」
「はいて、大きくすう！いきむ！」
「頑張って！頭、見えてるよ！！」

何かが、出た！！！！！

「きゃ～～～！やった～！」痛いはずなのに
嬉しすぎて手をたたく私
「まだ終わってないよ！」
確かに。まだ挟まってる感じ
「ハッハッハッって短く呼吸！」
「出るよ！瞬間見ててよ！！！」

ずるん！
生暖かい液体もドバドバ出てる感じ
「胎盤出るよ！」
あ、また何か痛い
ずるん！
「は～い、ＯＫ！」

「胎盤見たい！見せて！」
わ～、へその緒って真っ白なんだ、牛ホルモンっぽい

普通じゃない感じが全て楽しい！
後で見た出産のビデオは痛そうにしてるけど笑ってる

「出血が多いからね、痛いけど掻き出すよ」
痛て、痛て、ちょっと、ホントに痛い
嬉しいものが出てくるわけじゃ無いから耐えれん
おなか、ぎゅ～ぎゅ～押さないでよ！

「後ね、オシモ、裂けちゃったから縫うね」
あ、そういえば陣痛に次ぐ
恐怖の第２位「会陰切開」やらなかったね
剃毛も浣腸も無かったよ
ま、産まれりゃなんでもいいんだ
「麻酔しま～す」
「痛いよ～」
「オオゲサだよ～、あんな痛いの耐えれたくせに」
ムム、言い返せん
ちくちく縫う感じ、する

向こうの小部屋では赤子が
なにやら測られたり拭かれたりしている
ふにゃ～ふにゃ～と元気に泣く

「お母さんが苦しくても絶対に呼吸を休まなかったから、元気だしうっ血もないよ」
「あんだけ出来れば、明日にでももう一人産めそうだね～」
お、誉めてもらった、嬉しい
見ると、髪の毛のボーボーに生えた赤ちゃん

ツワリ中に腹黒い事ばかり考えてたので
「産まれてくるのは　黒ちゃん」と言っていたが
「きれいな色だね、赤ちゃん、と言うより　ピンクちゃんだ！」
かわいい
胸の上に、どすん、と置かれる
重～い、生臭～い（きっと羊水の匂い）、あったかぁ～い
うにゃ、うにゃ、と泣いていたのが泣き止む
私の胸の上に乗ったら泣き止んだ！
と、思ったら余計カワイイ！

産んだら感動して絶対泣く、と思ってたけど
興奮してそれどころじゃない

出血が多いため腹の上にアイスノンを置かれ
「このまま休んでいいですよ～」

４月１９日、am４：３７、3182グラムで
無事、女児出産

「ね、カーテン開けてみて」
昨日の朝からしとしと降っていた雨があがって
東向きの大きな窓から、本当にきれいに朝日が差した

結婚式の日とおんなじだ
陽の光は、私を幸せにしてくれる
この子の名前は　天気にちなんだ名前がいいなぁ

BIRTH Part３：ひめやっこ

前回からの続きです

必死で間抜けなナースコール
「ハイハ～イ、じゃあ、ちょっと行きますね～」と向こうにとっては
赤子が泣いてるのとおんなじ様なもんだ

そして内診
「あれま、子宮口８センチ開いてるね、ＬＥＤ 行こうか」

やった～ネクストステップ
痛いのは増してくるけど終わりに近づいてると思うと嬉しい
この後には待ちに待ったバブが控えてるんだよ～ん

とは言っても、どうやらまだまだらしい
ＬＥＤに着くと、またもや
「何かあったらナースコールしてね」
と、やさしく出て行く助産師さん
最終的にこの人に取り上げてもらう
「痛いときは、フ～～～ッて　ゆっくりはくんだよ」
「フ～～～ッて出来る内は産まれないよ　ど～してもいきみたくなっちゃう時、産まれるから」
と、部屋を後にする

え～ん、一人にしないで～
（や、実際２人だけど、役立たずなのでね）

多分午前２時頃
ＴＶの音が耳障りになる
陣痛の合間にＴＶを指差し「ケス」
カタコト？

痛い。例えられない。経験した事ない痛み
痛みと共に、何かが下りて来る感じ
気づくとそこに助産師さんがいる
「何か下りて来る感じする？それ、赤ちゃんの頭だからね。ガマンして」
「痛くても、息を止めたらダメ！！赤ちゃんに酸素がいかないよ！！」
・・・ガマン！？！？
無理ッス。痛いのと下りて来るのをダブルでガマン？その上、呼吸法まで制限？
そんなん出来ない
ん～～～、強いて強いて例えるなら
やっぱり、魚介系にあたってトイレに行きたいのに行けない感じ？

おしりを下から強～～く持ち上げてもらうと少しだけ楽な感じもする・・・かも？
気休めな気もするけど・・・
痛くないときはひたすらグッタリ、うとうと
「痛いときしか、お産は進まないんだよ、頑張って」
と、言われる
痛いと進む、でも痛い
痛くないと幸せ、でも次に進めない
進むのは嬉しい、でも「進むチャンス」の次の陣痛が怖い
怖いけど、有無を言わさず激痛がやってくる

「だめ、もう下りて来るの止められない。それに痛い！！！」

「子宮口、全開。次、陣痛来たらいきんでいいよ！」

来た
「深呼吸をゆっくり２回したら、息を止めてグッといきむ！！」
「い、ッッッた～～い！！」
「しゃべっちゃダメ！目を開けて！」
そんなに　いっぱいできないよ！

陣痛の合間は沢山はげましてくれる
笑えるうちは笑う、と約束してたんだ
いいお産にしたい
２度と産みたくないなんて言いたくない
会いたい、赤ちゃんに会いたいんだ
ＡＯ地さんのくれた「ポジティブな痛み」とはこの事だ

深呼吸２回、息を止めて、目を開けて、おしりを浮かせないで、声を出したらダメ
「息つぎ！もう１回いきむ！」
言われるがままに、そうする
ぶちん、と　にぶく何かが弾ける
ざばッと水が出た
「次（の陣痛）で出すよ！」

　　　Ｐａｒｔ４へ続く・・・

BIRTH Part２：ひめやっこ

前回の続きね

病院を出たのが７時くらい
怖い看護師さんに「施錠が９時だから、ソレまでに入ってくれると助かるんだけどな～」とプレッシャーを掛けられ家路につく・・・

ごはん作ってる時間はないね、と天白食堂へ。（THEめしや　みたいな感じ）
「から揚げと、厚焼き玉子（注文してから焼いてくれる）がどうしても食べたいんだ！」と。
ライスも「大！」と言いたいところを痛すぎて吐く人がいる、というのを思い出して「中」に
陣痛（１０分置き）に休み休み、だけど変にナチュラルハイになってペラペラしゃべる私「『普通じゃない感』が楽しい」と言うと
「この１年、普通じゃないのばっかじゃん」と。
確かに。結婚式に葬式に妊娠・・・

陣痛はのどが渇くとの情報を思い出し、水を買いにドラッグストアへ
何故か、アメやお菓子も買ってしまう
遠足か！！
でも半分真剣に「もしかしたら必要かも？」と思ってた辺り、焦ってるよね

８:３０、産院到着
そこで「やさしい助産師さん」（実況blog　コメント①参照）に出会うわけだ

この産院の売りはＬＤＲと言って陣痛室と分娩室が一緒になっていて
移動せずに産めるしくみ。
ベッドが分娩台に変化するのだ！
分娩室って手術室みたいなイメージがあるが、ソファーやＴＶまで置いてあってリラックスムード満点

しかし！その部屋には通してもらえず、病室へ
今思えば、もっと痛そうな顔をしてれば通してもらえたのかも

「取り合えず寝とけ」的な指示を出され寝るが
何がどうなったらどうすれば良いか教えてはもらえず・・・
「何かあったらナースコール下さい」と。
今がその「何か」ではないのか・・・？
確実に痛みは強くなってくる
ん～、例えるならカキとか魚介系にあたった時の感じ？
しゃべらずグッと耐えると１分くらいで痛みは去る
スゴク痛いけど休みがある分、楽じゃんなんて思ってる
フ、甘いな当時の（まだ２日前だよ）の私

１１時台
余裕、とは言っても痛いのは痛いから、時間の感覚は麻痺
その陣痛の「休み」を体力の回復に充てる
この頃から相方の存在を無視し始める
悪気は無いんだけど「外野は黙って見とけ」的な扱い
相方も心得ていて
「触らぬ神にタタリなし」といった様子
黙ってケータイのゲームをしている
ヒマそうで悪いな～と思うけど一緒にはいて欲しい
でもそのボタンを押すカチカチいう音にイラッとくる
よく腰をさすってもらう、なんて言うが
的確じゃないさすり方に「無いほうがマシ」と（さすがに言えなかった）
思わず手を払いのける
手をギュッと握ってくれるが
その「ギュ」が振動となって余計痛い
・・・けど私のためなんだよね、と思うと言えず。そして声を発するのも嫌だ

１２時過ぎ
「陣痛ってのた打ち回るくらい痛い」って言うけどそれって何時よ？
ＬＤＲにも通してもらえないの？？？
この状況はまだな訳？
とイライラしてくる
誰か教えんかい
と、ナースコール

「は～い、どうしました～？」
「どういう状況になったら次のステップですか～？」

　　　Part３に続く・・・