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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の甲子園2024 強豪同士の凌ぎ合い

2024年08月17日 | 高校野球
夏の甲子園は3回戦に突入。
4試合が行われました。

第一試合は、
「ここで当ててしまうのは惜しい」
と言われる強豪同士の戦い、
広陵と東海大相模です。

広陵はこの試合、
先発に地方大会で好投を続けた左腕の山口を起用。
東海大相模のウラをかいた起用で、
主導権を握りたいところ。

一方の東海大相模はエース藤田がこの日も先発マウンドに上りました。

広陵は2回、
制球が定まらない藤田から四球を絡めてチャンスを掴み、
ワイルドピッチで先制。
その後も満塁と攻め込みますが、
ここでスクイズを失敗。

突き放さず、
完全に試合の主導権を握ることはできません。

そしてそのすぐ後の3回表。
今度は、
先ほどの回スクイズを失敗したピッチャーの山口が、
それを引きずったか制球が定まらなくなり、
四球、死球連発で満塁として、
3番中村に2点タイムリーを浴び逆転。

さらに4回。

東海大相模は一死三塁のチャンス。
ここで広陵はエース高尾をマウンドへ。

ガッチリ抑えて反撃の糸口を掴みたいところでしたが、
その高尾を東海大相模打線が、
完璧に捉えて3連打。

3点を加えて5-1とリードを広げました。
さらに次の回もその勢いは止まらず、
結局高尾からこの回も3点。

リードは8-1と広がって、
この時点で試合は決まりました。

東海大相模は、
ここ最近甲子園ではなかなか見られなかった、キレのある“総攻撃“を久々に見せてくれました。

神奈川の高校野球ファンならいつも見ている、
「相模の攻撃」
が炸裂して、
いい試合でした。

原監督も、
ようやく甲子園で2試合。
慣れてきましたね。

第二試合は、
これも名門対決。
明徳義塾と関東一の対戦でした。

今年の両チーム、
毎度甲子園でお目にかかるチームなんですが、
どうも近年では一番と言えるチームなんではないか、
そう思えるような充実ぶりを見せています。

その注目の対決。

関東一はその試合の先発に、
エース畠中ではなく背番号7の坂本を起用してきました。

明徳が畠中を十分研究しているだろうから、
とその意図を監督さんは説明していましたが、
それ以上に畠中の状態が今ひとつだったのではないか、
そんなことを思いました。

その先発の坂本、
いきなり1回は1アウト1.3塁、
2回は2アウト満塁のピンチを背負いますが、
なんとか切り抜けて、
米沢監督のゲームプランを遂行します。

一方の明徳にとっては、
この序盤での逸機が痛かった!

2回に先制した関東一は、
逆転された5回に相手のタイムリーエラーで同点に追いつくと、
6回にはタイムリーで勝ち越し。

そして5回から登場の頼れる抑えのエース、坂井を、
バックがしっかりと守備で援護して逃げ切りました。

この6回からの1点を巡る攻防、
本当にシビれる、
素晴らしい攻防でしたね。

関東一にも明徳にも、
魂の守備と言えるような好守備も飛び出して、
ドキドキが止まらない後半でした。

敗れた明徳は、
バントの失敗が痛かったですね。

とにかくレベルの高い好ゲームでした。

さあ、
勝った関東一、
これまで甲子園でどうしても破れなかった「名門・強豪校の壁」を、
ようやく破りましたよ!
しかも、過去2回甲子園で敗れていた明徳義塾を破って。

夢の全国制覇のチャンス、
訪れた感じがします。

次は強豪の東海大相模が相手。
まあ、8強ですから、
相手が強いのは当たり前。

ここを突破してこそ、
栄冠に辿り着けるというもの。
準々決勝の戦い、
大注目です。


第三試合は、
エース関を擁する大型チーム、青森山田が、
この地方大会からの「シンデレラチーム」である石橋と対戦。

先発には関ではなく下山を立てて、
3人の継投で石橋を完封。
余力を持って準々決勝以降の戦いに臨みます。

第四試合は、
この大会打線好調の滋賀学園が、
初戦で智弁和歌山を破った霞ヶ浦のエース下山に対して、
完璧に攻略して完勝。

準々決勝進出となりました。

滋賀学園、
強いですね。
一番乗っていて、
充実したチームかもしれません。

さあ、
ということでベスト8のうち4校が決まりました。

今日は残り4校。

戦いはますます熱を帯びてきています。







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