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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日本の高校野球が世界一・・・と信じている! 

2012年09月07日 | 高校野球

≪IBAF U-18世界選手権≫

今韓国で行われている、
『高校野球』年代での世界選手権です。

日本は今夏の甲子園で活躍した選手に大谷(花巻東)、大塚(九州学院)らの選手を加え20人を選抜。
日大三の小倉監督が率いて、
この大会を戦っています。

選手権で上位に残った選手たちにとっては、
日程的に本当に厳しいことになっているのは承知の上。

それでも日本の『キラ星』達が日の丸を胸に奮闘してくれているのを見ると、
自然に応援する方も力が入ってしまいますね。

日本代表にとって、
この大会は今までよくおこなわれていたような『親善試合』ではありません。
本気の『国際大会』です。

木のバットの使用が義務付けられていることや、
日本の質のいい球とは違う国際球が使用されることなど、
いろいろな面で彼らがついこの前までやっていた【高校野球】とは全く違うこの大会。

国際大会ならではの、
審判のストライクゾーンの違いや”運営の稚拙さ”など、
いろいろな『負の側面』があるのも事実です。

おまけに、
長期の事前合宿もままならず、
付け焼刃の二,三日の『顔合わせ合宿』を経ての大会突入といった不利もあります。

そのすべてを飲み込んだうえでの『大会出場』です。


思えば、
今までも長年にわたり夏の甲子園大会後に、
その大会で活躍した選手を中心に『日本代表』なるものが選出され遠征を行っていましたが、
あくまでもそれは『親善試合』のためのもの。

アメリカが主な訪問地でしたが、
現地の家にホームステイをして、
ディズニーランドやMLBの試合などを見学しながら、
合間にちょこっと試合をするという感じの【ご褒美】的な意味合いの濃いものでした。

したがって選ばれる選手も、
あくまで夏の甲子園で話題をさらったり成績を残した者だけ。

今回とは全く違うものとなっていましたが、
それだけにこの【ご褒美遠征】での選手たちの表情は、
リラックスしたものでした。


しかし今回は『初の世界一』が命題ということで、
選手の選考の仕方もこれまでとは一線を画したもの。
いわゆる『試合で使える選手』を選んでいます。

『ここにこのピースが欲しい』
という、指揮官の思いも多分に入っているのでしょう。
戦える布陣になっていると思います。


さて、
ここまでの日本代表の結果は以下の通り。

(1次L)
8/31  ●   5-6  カナダ
9/1   〇   2-0  台湾
9/2   〇   8-0  パナマ
9/3   〇   7-1  イタリア
9/4   〇   7-0  チェコ
(2次L)
9/5   ●   0-3  コロンビア
9/6   〇   4-2  韓国

今のところ通算では5勝2敗。
2次Lの数え方では2勝2敗となり、
今日の最終アメリカ戦に決勝進出の望みをかけます。(他力本願ですが)


疲れている中、
本当に代表選手たちはよくやってくれていると思います。

特にエースの藤浪と、全試合でマスクをかぶり続ける2年生の森。
頭が下がる思いです。

しかし、
まだまだ終わったわけではありません。

疲れた体にムチ打って、
最後まで優勝旗を目指して戦いぬいてほしいと思っています。

ワタシは、
日本の高校野球に、ファンとしてプライドを持っています。
『日本の高校野球は世界一』

疑いはこれっぽっちもありません。

選手の質も(この年代では)世界一。
練習の質、量も世界一。
(甲子園)大会のレベル、質も世界一。
指揮官のレベルも、もちろん世界一。

絶対に譲れないところです。

夏の甲子園大会後で選手達のコンディションは最悪で、
しかも本当の意味でのナショナルチームでないことは百も承知。

その上でなお、
他の国に『日本の高校野球のレベルの高さ』
を誇示してもらいたい!!

それが高校野球オヤジの願いです。


正直に言うと、
ワタシはオリンピックでどんなに惨敗しようが、
サッカーの代表戦で勝てなかろうが、
WBCで日本が負けてしまおうが、
そんなことはお構いなし。

この高校年代の大会こそが、
トッププライオリティーに位置する大会なんです。

特に今年は、
藤浪、大谷という軸になる選手がいるチーム。
期待は大きいですね。

小倉監督を中心にして、
優勝旗を高く掲げた日本の選手達の歓喜の輪ができることを、
期待しています。

頑張れ【日本高校野球代表】!




*ところで、木のバットを使用すると、野球が全く違うものになりますね。
 田村、北條などのスラッガーの”とらえた”当たりが外野手が定位置で捕るような打球にしかならないのを見ると、
 『金属バットの魔力』を感じざるを得ません。
 打球が飛ぶ、飛ばないというだけでなく、バットの出方や球の捌き方などが全く違うのに気づきますね。
 高校時代”スラッガー”と言われた選手の、
 『なぜ彼は上で伸びなかったのか』という一端が、垣間見えるようです。
 
 今年のチームでも、
 なんとなく上の野球にアジャストできる選手か否かということが、
 おぼろげながら見えてきちゃったりしています。

 もし高校野球が『木のバットに戻す』という決断を下せば、
 今よりずっと【スモール・ベースボール】に回帰することでしょう。
 本塁打は、1/3~1/5ぐらいに減るんじゃないかな。
 たぶん大会での本塁打は10本程度になることでしょう。
 
 そんな大会も、
 また見てみたい気がしますけどね。
 1点を守る野球で、
 走塁や小技、もっと見直されていくんだろうなあ。

 そして藤浪や松井(桐光学園)みたいなピッチャーが出たら、
 ほとんどの試合で完封勝利を挙げちゃったりするんだろうなあ・・・・。
 江川(作新)の時みたいに。


 アメリカ戦は、今日BS朝日で18時から生放送です。


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