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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

高校サッカー 群雄割拠

2012年01月05日 | サッカー

箱根駅伝が終われば、
注目はサッカーとラグビーに移るのが”日本のお正月”。

そんな中で、
高校サッカーは8強が出そろい、
今日準々決勝を迎えます。

この正月の選手権に出ている選手にとっては、
この8強の壁が【もっとも大切な】戦いになります。
4強に入れば、
国立競技場に進出できるからです。

『夢の国立』
に向け、
戦力を整えてきた8チーム。
激闘が予想されます。
カードは以下の通り。

◇全国高校サッカー選手権大会
【準々決勝】

市立西宮(兵庫) vs 大分(大分)
市立船橋(千葉) vs 矢板中央(栃木)
桐生第一(群馬) vs 尚志(福島)
四日市中央(三重) vs 中京大中京(愛知)


この8チーム、
いずれも大会に入ってからグングンと調子を上げてきました。
前評判通りに勝ち進んできたのは市立船橋と尚志ぐらいでしょうか。
他のチームは有力と言われるチームを撃破しての進出です。
ここ数年言われている『高校サッカー戦国時代』は、
今年もまさに言葉通りの展開を見せていますね。
楽しみです。

第1試合に登場の市立西宮は、
昔からなじみの選手たちが、
強豪校を倒すために『普通の一般校』である市立西宮に進んで快進撃を続けるチーム。
ドラマの主人公のような、
絵になるチームですねえ。
初戦で優勝候補の筆頭とも言われた山梨学院大付属の猛攻に耐えて勝利を飾り、
波に乗っています。
昨年の滝川二に続く兵庫勢の二連覇、
十分にチャンスがあります。

対する大分の攻撃は迫力満点。
初戦になった北陸戦での10得点。
口を開けたまま、
ふさぐことが出来ませんでした。
ただ、
エースの岡部が3回戦で負傷退場し、
今日の試合にも間に合わないようなら厳しい戦いになることも予想されます。

市立船橋は、
難しい初戦を劇的勝利で飾って完全に息を吹き返し、
『候補対決』となった3回戦の清水商戦は、
難敵に対して縦横無尽に動き回る”イチフナ・サッカー”が炸裂。
3-0と一方的に下しての8強進出です。
8チームの中ではやはり、
チームの熟成度、戦術などで一歩抜ける存在であることは確かですね。

矢板中央は、
一昨年に続き2度目の8強進出。
2度目の国立が手を伸ばせば届くところまでやってきました。
3回戦の国学院久我山戦は、
押し込まれながらも耐えてチャンスを待つという矢板中央らしい展開となりました。
市船戦も同じ展開が予想されますが、
『(シュートを)打たれても打たれても』
耐えることが出来るかがカギでしょう。

被災地からの出場となった尚志は、
自慢の攻撃力の精度が高まってきました。
3回戦の桐光学園戦では、
終了近くになってから同点に追いつき、
その後も自在のスルーパスで相手ゴールを脅かしました。

ボールポゼッションがある程度確保できれば、
尚志のサッカーが生きてきます。
もちろん狙いは国立。

対する桐生第一は、
ジャマイカ人の父を持つFW鈴木が期待通りの活躍を見せての8強。
すでに4得点を奪っており、
得点王の可能性は十分です。

両者の対戦は得点の取り合いが予想され、
超攻撃的なたたき合いとなる可能性が高くなっています。
実力は互角でしょう。

第4試合に登場の四日市中央工は、
市船と並び8強チーム中わずか2校だけの”選手権優勝経験校”。

先制される苦しい戦いを後半終了間際に追いつくというきわどい戦いの連続で、
ここまで進出してきました。
大舞台での経験が生かされているといっていいかもしれませんね。

対する中京大中京は、
昨年選手権で敗れた直後にアーセナルへ旅立った宮市の弟が、
1年生でチームをぐいぐい引っ張ります。

昨年のチームの方が評判は高かったのですが、
やはりサッカーはやってみなければわかりませんね。

彼が目立つようだと、
中京大中京悲願の国立をグッと引き寄せることでしょう。
今日のこの”東海対決”は、
全くの互角。


ということで、
突出したチームの見当たらないここまでの選手権。
どこが優勝してもおかしくはありませんね。

7日の国立決戦に向け、
今日の戦いは熱く、
燃え盛ることでしょう。


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