SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

松平康隆氏死去 

2012年01月06日 | スポーツ全般

ミュンヘンオリンピックの男子バレー監督、
松平康隆氏が亡くなりました。
81歳でした。

松平氏と聞いてワタシが思い出すのは、
やはり72年のミュンヘンオリンピック金メダル。
そしてその後の、
70年代~80年代にかけてのテレビでの名解説ですね。

ミュンヘンオリンピックと言えば、
男子バレーの輝ける時代の象徴的なオリンピック。

松平氏に率いられた”史上最強”のバレー軍団、
大古・森田・横田にセッターの猫田。
タレントがたくさんそろい、
他を寄せ付けない強さを誇っていました。

かっこよかったなあ。

東京オリンピックで女子バレーが金メダルを取ってから8年。
ミュンヘンの『深夜の激闘』は今でも語り草です。

ワタシの幼少のみぎりでしたが、
両親とともに眠い目をこすりながら、
準決勝のブルガリア戦での大逆転を最後まで見ました。

2セットを先取されてからの大逆転。

分かっていたのかいなかったのかはわかりませんが、
飛び上がって喜んだことだけは覚えています。
日本オリンピック史上でも、
歴史に残る”感動のシーン”だったことだけは確かですね。


その松平氏、
80年代にかけてはテレビの解説席で、
徐々に実力を落とし始めた日本バレーを憂いながら、
懸命に檄を飛ばしていたのを思い出します。

ちょっぴり甲高い声で、
徐々にヒートアップしてくるその解説は、
熱血漢の彼らしい解説で、
そして選手や競技に対する”愛”がいっぱいにあふれていました。

間違いなく、
ワタシが”オリンピック”といって思い出す数少ない人物のひとりです。

古橋広之進氏が去り、
また今松平康隆氏も去りました。

寂しい限りです。

お疲れ様でした。
安らかにお休みください。
合掌。


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