野球はすっかりオフシーズンを迎えていますが、
先日来春の選抜高校野球大会で”21世紀枠校”として出場する3校の最終候補校9校が、
発表されました。
顔ぶれを見ると、
フレッシュな顔あり、
また古豪と呼ばれる顔ありと多彩で、
どこが選ばれるのか楽しみです。
最終選考は、
選抜の一般代表校と同じく1月29日。
これからの1か月と少し。
選ばれた9校の選手にとっては、
まんじりともしない日々でしょうが、
希望を大きく持って新年を迎えてほしいと思います。
さて、候補校9校です。
北海道 札幌清田
札幌の文武両道校。甲子園出場はまだない。今秋は全道大会で、公立(札幌市立)で唯一4強に勝ち残った。強豪ひしめく札幌地区での好成績と学業も含めた模範的行動が決め手となった。
東北 釜石(岩手)
高い進学実績を誇る、震災の被災地域校。釜石南時代に平成8年、センバツ出場がある。今秋は県大会準優勝。東北大会に進出。(初戦で2-3と敗退)。大震災の被災地にあり生徒は、およそ3分の1が被災者。困難な条件の下、文武両道を実践する野球部の活躍が目覚ましい学校との評価だ。
関東 上尾(埼玉)
かつての甲子園常連校。甲子園に春夏計7回出場し、4強進出の実績を誇る。近年の進学実績の伸びと部活動が盛んなことなどが評価された。今秋は埼玉大会8強。地元での人気は非常に高く、多くの人が甲子園への帰還を願う学校だ。
東海 宇治山田(三重)
100年前の夏の第1回大会に出場する超古豪。それが唯一の甲子園出場で、選抜は初出場を狙う。多くの生徒が国公立や難関私大に進む県内屈指の進学校。部員集めにも苦労する中、限られた時間とグラウンドで、創意工夫を凝らした練習をし、強豪に堂々渡り合う実績を残している。今秋は三重大会8強。
北信越 長野(長野)
春夏2度ずつの甲子園出場を誇る名門進学校。進学も野球も、その実績は地域で群を抜いている。今秋は、長野大会で4強入り。久々の大舞台と甲子園初勝利を願う地元ファンの期待は大きい。
近畿 長田(兵庫)
県内の名門校で、トップの進学成績を誇る。これまで甲子園出場機会には恵まれていないが、今秋は、速球派のエース・園田の力投で県大会8強に進出。甲子園を視界にとらえるところまで上がってきている。阪神淡路大震災の被災地ということも考慮に入れられた。
中国 出雲(島根)
創立95年を誇る県下有数の進学校。甲子園出場はないが、県大会の実績はうなぎ上り。今秋も島根3位で出場した中国大会で、広島1位の広島国際学院に逆転勝ちするなど、力を持っている。模範的高校生として地元の評価がすこぶる高い学校だ
四国 小豆島(香川)
全員が島の生徒で構成される17人の小所帯だが、神宮大会優勝の高松商を香川大会決勝で破った実力校。同校の活躍が、島民に勇気と元気をもたらしている。『24の瞳』の島で、初出場の夢がかなうか。
九州 八重山(沖縄)
石垣島唯一の普通科高校で、文武両道がモットー。今秋の沖縄大会では興南を破り優勝。九州大会でも8強に進出するなど、その実力は高く一般枠の学校とそん色ない。遠征もままならない離島にありながら実力をあげた点が評価された。かつての八重山商工に続く『離島旋風』を巻き起こせるか。
選考は、基準があってないようなものなので、
なんとも分かりません。
しかし傾向としては、
離島や過疎地の高校がまず選ばれるケースが多く、
その点では今年は小豆島と八重山のどちらかに吉報が届く可能性が高いと思われます。
『被災地校』はここ数年優先的に選ばれてきた印象があるので、
そのあたりで釜石もやや有利かもしれません。
文武両道校からの選出では、
今年はどこも甲乙つけがたいですね。
実績では長野や出雲、
好投手がいるということから長田が浮上してくることも十分に考えられます。
しかし兵庫は一般枠で2校(明石商・報徳学園)の選出が有力視されていますので、
そのあたりがどうなるでしょうか。
個人的には、
上尾の復活があったりすると嬉しかったりしますがね。
数年前の土佐の様に。
まあ、
どの学校が出たとしても、
春の陽光が降り注ぐ中で、
大応援団の後押しの下、
きびきびと強豪に立ち向かっていく・・・・・・・
そんな姿が見られると思います。
果たしてどこが選ばれるのでしょうか。