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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第97回全国高校サッカー選手権大会 組み合わせ決定

2018年11月20日 | サッカー

正月の風物詩、
全国高校サッカー選手権大会の組み合わせが決まりました。

若い選手がさっそうと駆け抜ける昨今の日本代表。
その日本代表の選手を何人も生み出したこの大会は、
昔から”正月の風物詩”として、
大きな注目を集める大会です。

あの「振り向くな、君は美しい」のメロディーを聞くと、
「ああ、今年もやってきたなあ」と思う人も、
また「あの頃」を思い出して涙する人も、
いると思います。

たくさんの名勝負をつむいできたこの大会も、
平成最後の大会となりました。

12月30日に開幕するこの大会、
昨日組み合わせ抽選会が行われ、
今年の大会も”始まり”ました。

組み合わせ → http://www.ntv.co.jp/soc/soc97/about/docs/20181119.pdf(日テレHPより)


さて、
組み合わせを見ていくことにしましょう。

【Aブロック】
昨年優勝の前橋育英がヤマの上の位置に入るが、強豪が揃って息の抜けない戦いになりそうな気配だ。前橋育英は2回戦を勝つと東福岡が待ち受ける。
東福岡は今年も強豪揃うプレミアウェストで現在5位と高校チームとしては最上位に位置する。しかしその東福岡も、初戦が”サッカー王国”埼玉代表の古豪・浦和南、そして勝ち進んだ2回戦では尚志ー神村学園の強豪同士の勝者と激突する組み合わせで、一戦たりとも気を抜けない。逆側のヤマは、初戦で激突する浜松開誠館と長崎総大付の対決が楽しみだ。いずれにしても、前橋育英、東福岡の両強豪にとっても、厳しいブロックになったことには間違いがない。果たしてどこが勝ち抜けてくるのか。

【Bブロック】
何と言っても注目は初戦で激突する桐光学園ー大津の試合だ。桐光はU-16日本代表のエース西川を中心としたポゼッションサッカーでインターハイ準優勝に輝いた。その後調子を落としたが、この選手権予選に向けてしっかりとチームを上昇気流に乗せてきている。一方の大津は、まだ実力通りにこの選手権を勝ち上がったことがないが、今年はチャンスの年。インターハイ8強の後、プリンス九州でもキッチリと結果を残しており、安定した守備でなんとしても上位進出を果たしたい。しかしこの両校にとっては、勝っても3回戦で”あの”青森山田が待ち受ける。今大会でも優勝候補筆頭といってもいい存在で、2年ぶりのVへ死角はない。桐光としては、小川を擁した3年前の3回戦で大逆転負けを喫している青森山田に、同じ3回戦でリベンジを果たしたいところだ。一方のヤマにも強豪が揃った。昨年の大会で4強入りを果たした矢板中央は、強豪ぞろいのプリンス関東で無敗で首位を快走。今年は昨年以上の勝ち上がりを目指している。その初戦はプリンス九州で2位と参入戦入り圏内をキープして、さらにインターハイでも8強に進出した日章学園が相手。こちらも初戦では屈指の好ゲームが期待されている。いずれにしても、強豪が揃って目の離せない戦いになるのは必至。青森山田が勝ち上がりの本命も、桐光、大津、矢板中央、日章は全く差がなく青森山田を追い上げている。

【Cブロック】
有力校が入らない戦国ブロック。これまでの実績からいうと米子北が勝ち抜け候補の1番手だが、どこが勝ち上がってもおかしくはない。遠野、仙台育英と北の強豪が上のヤマの勝ち上がりを虎視眈々と狙い、下のヤマでは昨年8強で今年もそれ以上を狙う米子北が戦力を充実させている。米子北は今年プレミアウェストで1年間を戦い、負けて、負けて、負け続けたが貴重な試合経験を積み重ねた。そのパワーを今大会で見せつけたい。同じヤマに入ったインターハイ4強の東山も夏の再現を狙っている。そしてインターハイ優勝の山梨学院を破って出場の日本航空も侮れないチームだ。全くどこが勝ってもおかしくはないブロックで、激戦が繰り広げられそうな気配だ。

【Dブロック】
今大会の本命の一角に上がる昨年準優勝の流経大柏。今年はインターハイ出場こそ逃したものの、激戦のプレミアイーストでしっかりと結果を残して、この選手権予選でも習志野、市立船橋といったライバルをしっかり倒して2年連続の出場を飾った。充実した戦力と戦術は他校を上回っており、勝ち上がりの可能性は高い。追っていく中では、上のヤマに富山第一、下のヤマに星稜と北信越が誇る強豪が顔を並べた。5年前には国立の決勝で素晴らしい戦いを繰り広げた両校の飛躍にも期待が集まる。富山第一は今季久々にプレミアイーストで戦ったが思うような結果を残せなかった。しかしインターハイではしっかりと8強入りしており、安定した戦いぶりは健在。一方の星稜も一時代を築いた数年前ほどの大型チームではないものの、しっかりとしたサッカーは受け継がれており、この選手権で勝ち上がる可能性は十分に秘める。流経大柏としては、3回戦で星稜、準々決勝で富山第一と激突となれば息を抜けない戦いが続きそうだ。富山第一と初戦で激突する西京は、県大会決勝のレフェリングに疑義があるとして提訴されるという事態になっており、その影響が心配だ。秋田商と四日市中央工の常連対決も見もの。高校サッカーのオールドファンを大いに沸かせそうだ。関西からは耳慣れない新鋭、大阪学院大と関西学院の両校が出場し、いずれもこのブロックに入った。強豪相手にどういう戦いぶりを見せるのか。


ということで、
12月30日の開幕まで、
まだまだ各校に残された時間は多くあります。

プレミアリーグ、あるいは各地区のプリンスリーグに参加している各校にとっては、
昇格、降格争いなどの重要な試合も、
この間に戦われますので、
この高校選手権までに「もう一段チーム力を上げるチーム」がある一方で、
疲労やけが、そして不調などでチーム力が下がってしまうチームも例年見受けられます。

そのため、
事前の予想とは全く違う結果になることもまま見受けられるのがこの大会。

ワタシは、
他の競技と比較してサッカーは実力がそのまま反映される競技だと考えていますが、
それでも大会は「波乱を演出しやすい」トーナメント戦。
何が起こるかは神のみぞ知るところ。

結局は「勝ったチームが強い」という真理が、
毎年語られることになります。

さあ、
今年はどの学校が、
トロフィーを高々と頭上に掲げることでしょうか。


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