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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

杉内引退も、松坂世代はまだ燃え尽きない!

2018年09月14日 | プロ野球

巨人の杉内が引退を発表した翌日、
38歳の誕生日を迎えた松坂世代の”御大”松坂大輔が見事に勝利を飾りました。
これで今季は6勝目。
見事な復活の年といって良いでしょう。

このところ「松坂世代」といわれる同学年の選手たちが次々にユニフォームを脱ぐことを発表しました。
杉内のほか、横浜高校のチームメートでもあった後藤(DeNA)、そして長く世代を支えてきた村田(元巨人)。
この世代も38歳という年を迎えて、
プロ野球から去る年代を迎えてしまいました。

光り輝く華やかな世代として常に球界の中心をなしていたこの『松坂世代』。
甲子園の高校野球時代に「過去最高」といわれるほどの素晴らしい大会を経験し、
その後大学や社会人などに分かれながらも各選手が腕を磨き、
プロ野球で再度集結して、
たがいにライバルとして腕を競い合った。。。。。
そういう世代ですね。

ざっと思い出すだけでも、
投手では松坂をはじめ、
杉内、和田(SB)、藤川(阪神)、館山(ヤクルト)、久保(楽天)、久保(元DeNA)らの名前が上がり、
打者では村田のほかにも、
小谷野(オリックス)、後藤、引退したところでは小池(元DeNA)、赤田(元日ハム)、東出(元広島)、森本(元日ハム)らが浮かびます。

こう見ていくと、
やはり投手でいい選手を多く輩出しているんですね。
打者でのスーパースターはいなかったんだなあと、
改めて思ったりもします。

それにしても知っている選手の多いこと多いこと。
やはり球界の”一大勢力”だったことは間違いありません。

彼らのプレーを思う時、
やはりプロ野球の彼らの姿のほかに、
あの1998年の甲子園の激闘が思い浮かびますね。

今思い出しても、
やっぱりあの大会はすごかった。

80年代後半から90年代に入って、
高校野球が完全に曲がり角に来ていた時代に、
「高校野球って、こんなに面白いんだ」
ということを再度認識させてくれるような、
素晴らしい大会でした。

横浜とPLの延長17回の激闘や、
横浜と明徳の終盤での大逆転、
そして松坂の決勝でのノーヒットノーラン。

横浜がらみの「すごい試合」が語られることが多いのですが、
そのほかにもたくさんドラマやすごいシーンがてんこ盛りの大会でした。

杉内のノーヒットノーラン、
豊田大谷・古木の驚愕のバッティングと、
その豊田大谷-宇部商戦での延長15回サヨナラボーク。
和田がエースの浜田の大躍進など、
語りつくせないほどのたくさんのドラマのあった大会でしたね。

98年までの数年間、
高校野球人気が落ちているのを肌で感じながら、
「ああ、こうやって徐々にフェードアウトしていくのかなあ」
なんて思ったことをよく覚えています。

世の中は完全に「サッカーブーム」でしたからね。
猫も杓子も、サッカーサッカーの90年代でした。

ある意味「松坂世代」の選手たちが、
高校野球そのものを救ったといえるかもしれません。
そんな世代でした。

そんな彼らがプロ野球に入ってきて、
いったいどんな活躍を見せてくれるのか。
多くのファンが注視していたと思うのですが、
”御大”松坂大輔が、
早くもプロ初登板で日本中のファンの度肝を抜いてくれました。

その後の活躍はここで書くまでもありません。
そして彼に続いて、
「世代」の選手たちが続々とプロで存在感を発揮し始めて、
「松坂世代」という名前そのものが光を放って語られるようになりました。

その頃パ・リーグの覇権を激しく争っていた西武とソフトバンク。
西武には”御大”松坂が君臨、
対するSBには「投の3本柱」杉内・和田・新垣がドッカンと座っていました。
そんな時代でした。

時のたつのは早いものです。

若くてピチピチしていた彼らが、
もうアラフォーを迎えて引退する季節になってきたということですよね。
こっちも年を取るわけだ。。。


しかし昨日松坂が、
「俺はまだまだやるぞ!」
という気迫を見せて白星をつかみ取ったのには、
なんだか久しぶりに彼の話題でうれしくなっちゃいました。

ここのところインタビューに答える姿も、
ようやく昔の松坂の「味」みたいなものが出だして、
聞いていてうれしくなることも多かったのですが、
これからもできる限り頑張ってほしいものです。

今年はその「松坂世代」の一人、
楽天の平石が監督代行となり指揮を執り、
「松坂世代初の指揮官」デビューを果たしています。

これからもずっとプロ野球、いや、日本の野球界全体を引っ張っていく存在であり続けるこの松坂世代。
続々と「指揮官デビュー」する選手が出てくることが予想されますが、
各々がどんな野球を披露するのか、
楽しみになってきています。

平石は今のところ「晴れのち曇り、時々雨」って感じですが、
これからがとても楽しみですね。


巨人の原監督の言葉ではないですが、
「僕の夢には、続きがあります」
という世代の面々。

これからも日本の野球界で、
光り輝け~!



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