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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

みんな、日本を強くしようとしてくれているんだなあ。。。。。

2018年09月15日 | ラグビー

昨日のトップリーグ第3節。

第2節の北海道での試合が中止になった神戸製鋼は、
この第3節で注目のスーパースター、ダン・カーターを初先発させました。

そのプレーが世界的なニュースになるぐらいのスーパースターの登場に、
秩父宮は超満員の観衆で膨れ上がりました。
実はワタシもこの試合を見に行こうと思っていたのですが、
諸般の事情と今にも泣きだしそうな空を見て断念。
試合を手元の配信等で楽しみました。

ダン・カーターはやはり、
存在感は抜群ですね。

そして彼をはじめとしてチームが生まれ変わったかのように動く神戸、
サントリーに快勝しました。
強いです。

元サントリーのSH日和佐も得意の速いテンポの球出しで貢献。
チームの戦術にフィットしている感じで、
これからますます期待が高いですね。

それにしてもこのカーターといい、
サントリーのギタウといい、
世界的に有名な選手がどんどんはせ参じてくれるこのトップリーグ。
こんなにありがたいことはないなあと、
思ってしまいます。

もちろん来年のW杯が開催されるためということもあるのでしょうが、
数年前、いや、もっと前から、
NZやオーストラリア、南アをはじめとした国々の著名な選手たちが、
日本のラグビーの強化にどれだけ力を貸してくれたでしょうか。

言っては悪いのですが、
野球やサッカーの『超有名選手』が日本に来るのとは、
何か根本的な違いを感じるのですね。

野球、サッカーのプロ選手たちは「条件がいいから」日本を選ぶのですが、
ラグビーの有名選手たちはそれだけではない、
『日本のラグビーを自分たちの手で育てる一助に』
ということも、頭の中にある来日なのではないでしょうか。

彼らを見ていると、
決して”腰掛け”ではなく、
どっしりと腰を据えて自分のいろいろなものを日本に「置いていく」気概みたいなものを感じられて、
そして彼ら自身が日本の文化とか生活などに、
とても興味を持ってくれているということも、
肌で感じることができますね。
そして日本のラグビーの発展に、
影響を与えてくれます。


そして本当に、
彼らの来日がどれだけ日本のチーム、選手の力になっているか、
計り知れないその影響力の積み重ねで、
今の日本代表が、そしてトップリーグがあるのではないでしょうか。

彼らが見せてくれるその技術、ファイティングスピリッツだけではなく、
チームを運営、強化していく上での影響力、
特大のものがあるのではないでしょうか。

ラグビーの世界での「国の代表」とは、
「その国のラグビー協会に属する選手」のことであり、
他の競技のような「国籍主義」ではないことがよく知られていますが、
いつもW杯の時などはライトなファンやラグビーを初めて見るような「決してラグビーファンではない」世間一般から、
「こんなに外人選手がいっぱい入っていて、何が日本代表だ!」
という怒りや揶揄の言葉がよく発せられます。

しかしそのことに対して、
前回のW杯の前にも日本代表の選手がツイッターで、
『日本代表、日本という国のために体を張ってくれている彼らに、最大級の敬意を』
と発信していましたが、
ワタシもまったくその通りだと思っています。

彼らが日本のためにささげてくれる献身、
その献身に感謝せずして、
何に感謝するというのか。。。。。

そんなことを思ってしまいます。

そして各国でキャップを持っていて日本代表にはならなくとも、
日本のラグビー発展のために力を尽くしてくれるすべての選手に、
本当に感謝しています。

そしてその『恩返し』は、
来年の日本でのワールドカップでの大活躍!
それしかありません。

ワタシもファンとして、
微力ながらそのために。。。。。。
(まあ、チケットを買ったり、ちょっと宣伝したりするだけなんですけどね)


そんなことを思いながら、
トップリーグのこの素晴らしい戦いを見た、
金曜日の夜となりました。


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2 コメント

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日の丸を背負う気持ち (hanahana)
2018-09-15 13:56:36
「こんなに外人選手がいっぱい入っていて、何が日本代表だ!」

私の周りにもこういった意見を言う方たくさんいます。

まあ、わからないでもないですが・・・
他のプロスポーツを基準にすればそう思われるでしょうね。

しかし彼らは母国の代表ではなく、母国よりも格下である日の丸を背負って戦うことを選んだのです。
国籍は違いますが、同じスピリットを持って戦っているところにラグビーの魅力というか、ラガーマンの魅力だと思います。

『日本代表、日本という国のために体を張ってくれている彼らに、最大級の敬意を』

ホント心底そう思います。


あと、ラグビーという競技に、常に「リスペクト」があるところが魅力ですね。

レフェリーの判定にほとんど文句言いません。
トライ、キック等、得点を決めても過度な大騒ぎはしません。

PK、FKを貰いたいがための「ダイブ」のような審判を欺くシュミレーションなど皆無です。
大げさに転がったり、いちいち痛がったりもしません。
(それらはそれでサッカーのおもしろさでしょうが笑)

ネイマールなんか見てられませんでした。
メキシコ戦のときののたうちまわり方なんて、釣り上げられた魚が甲板でピチャピチャ跳ねているようでしたもんね。
普通2回転ぐらいのところを、いつまでもゴロゴロ自分から回転しに行ってますからねえ。なにやってんの?と。



日本代表として、日の丸を背負っている外国人選手に対してもっともっとリスペクトしてほしいと願っています。


以前、ブロードハーストがママチャリに乗って練習場に通っている写真を見ましたが、
もう日本人ですよ。
っていうか国籍取得して日本人ですね。失礼いたしました。
返信する
ラガーマンの矜持 (まめちち)
2018-09-16 19:20:00
hanahana様、コメントありがとうございます。
ラガーマンの選手間のリスペクト、他競技経験者としてとてもうらやましく感じていました。
みんなが日本のために・・・・・見ていてなんだか、無性にうれしくなるラグビーの世界です。
返信する

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