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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

明治神宮大会観戦記

2018年11月12日 | 大学・アマ野球




よく晴れた週末。

1年のうちでも、
本当に楽しみにしている11月の週末、
明治神宮大会を観戦に出かけました。

この日はまさに「スポーツの特異日」とでもいえるような、
そこかしこで「見たいスポーツ」てんこ盛りの日でした。

しかしワタシはわき目もふらずこの明治神宮大会を選択。
朝からしっかりと出かけて、
土日ともに3試合ずつを観戦してきました。

まあ、
いい日よりでした。

暑くもなく寒くもなく。

いつもの明治神宮大会は、
寒さに震えながら見る試合もあるのですが、
この週末はとにかく快適のひとこと。

ナイターの第4試合はさすがに遠慮しましたが、
こんなに快適に観戦できるなんて・・・・・と、
穏やかな気分で観戦していました。


土曜日のお目当ては、
何とっても星稜の奥川投手。

来年のドラ1間違いなしといわれるその剛腕っぷりが楽しみでしたが、
噂にたがわぬ素晴らしいピッチングを見せてくれました。

何しろ初球から148キロを計測。
スタンドから「ほ~」っというため息が上がりましたが、
彼の真骨頂はその球速ではなく、
コントロールの良さと安定感ですね。

コントロールが本当に良くて、
古いいいかたですがすぐに「バッター・インザ・ホール」に追い込み、
自分の思い通り打者を料理していく。

その力は、
秋の時点では横浜の松坂や駒大苫小牧の田中に匹敵するのではと思いましたね。

スタンドから見ていても、
本当に落差のある球を投げていましたが、
スライダー以外の「その球」はフォークらしいですね。

星稜はほかの選手たちの駒も十分にそろっていて、
選抜ではもちろん「優勝候補筆頭」という立場での出場になると思います。

名門に悲願の全国制覇をもたらすのか?
本当に注目しています。


敗れたとはいえ広陵は、
これからの伸びしろが十分にある楽しみなチームに見えました。

投げたピッチャーの球はどの投手も140キロを超え、
春を超えて夏に向かい、
どのくらいこのチームが伸びて行って夏を迎えるか、
こちらも本当に楽しみなチームですね。

こちらも今後の伸び次第では、
十分に全国制覇を狙えるチームだと感じることげできました。


第2試合に登場の筑陽学園。

あの甲子園のヒーローである樟南の福岡投手を父に持つ福岡選手が登場。
楽しみにしていましたが、
見事な活躍を見せてくれました。

3安打の”猛打賞”で、
最後はライトスタンドに一発も叩き込みました。

筑陽学園は福岡のチームらしい大型チームで、
面白いチームですね。
この大会での優勝も、
あり得るかもしれません。

敗れた桐蔭学園については。。。。。。。

まあ、何も言いますまい。
ひとこと言えるとするならば、
「まったく勝負になっていなかった」ということと、
「力が違いすぎる」ということ。

選抜にかけて、
あと”ひと伸び”ではなく”ふた伸び”がないと苦しいですかね。


第2日の高校の部。

第1試合の高松商と八戸学院光星の試合は、
「よく秋のこの時点で、これだけ鋭い振りをするものだな」
と感心する両校の打線の活発さでした。

高松商は3年前に続いて、
なかなかのチームを作ってきました。
選抜での活躍も、
十分に期待できそうです。

今日激突する星稜戦でどのくらいの試合をやるか、
本当に楽しみですね。

光星の打線も例年通りの破壊力で、
よく振れていました。

第2試合は初出場の札幌大谷が登場。
初めて見る学校なので、
楽しみでしたがさすがに初戦で龍谷大平安を破っただけあって、
見事な戦いぶりでした。

こちらも国士館とはかなり戦力に差がある感じで、
点差以上に一方的な試合となりました。

2番手に投げ好投した増田投手は1年生。
札幌大谷にとっては、
彼がしっかりと育ってくれれば、
投手陣の厚みはかなり増しそうで、
全国でもしっかりと結果を残せそうな戦力になりますね。

土曜、日曜と、
関東・東京の優勝校が登場して、
両校応援の観客もかなり詰めかけていましたが、
かなり深刻な試合っぷりで、
ワタシも正直驚くほどでした。

大会前から、
今年は関東、東京の秋季大会の試合を映像で見ていて、
他の地区、そして例年よりかなりそのレベルが厳しいのではと感じていましたが、
「全国レベル」のこの大会で、
そのあたりを図らずも証明してしまいましたね。

この秋、
関東、東京ともに「これ」という力を持ったチームがなぜか早期に敗退するということが続いて、
秋に勢いに乗ったチームが大会を制しましたが、
一度大会が終了してリセットしたことで、
両校ともにその勢いが途切れてしまったという感じですかね。

両チームは、
これから冬を越してどのようにチームを成長させるかが問われる冬になると思います。
あくまで秋の結果は結果として、
もう一度チームをレベルアップさせる必要があるでしょう。

両地区の優勝校がこれほどの完敗を喫するとは、
ワタシにとっても、
あまり記憶にない秋となりました。

今日は準決勝。

星稜 vs 高松商
札幌大谷 vs 筑陽学園


第1試合は名門同士の戦い。
第2試合は初出場同士の戦い。

なかなか面白い組み合わせとなりました。

そしてこの大会の優勝地区には「明治神宮枠」が与えられますから、
選抜の選考ぎりぎりのチームにとっては、
まさに今日、明日の戦いは「目が離せない戦い」でしょうね。



そしてその「高校の部」が終わると、
いよいよお待ちかねの「大学の部」となりました。


今年も何人ものドラフト指名選手が集っており、
その彼らを見るという楽しみがあるのがこの明治神宮大会ですが、
それ以上にチームとして素晴らしい大学が現れるのがこの大会だと思っています。

昨年は「無印良品」の環太平洋大学が、
六大学代表の慶大を破るという”アップセット”がありましたが、
今年もその環太平洋大、
初戦を勝ち上がり2回戦で昨年と同じく六大学代表の法大と激突しました。

久しぶりに全国の舞台に登場した法大。
ぎっしりと埋まった応援席が、
その期待の高さを裏付けていました。




しかし試合は、
初回から環太平洋大が押し気味に進めました。

法大の強力打線を継投でしのぎつつ、
しっかりと毎回チャンスを作ってじわじわと法大を追い詰めていきました。

そして5回、
4・5番の連続タイムリーと相手のミスで3点を挙げ、
そのリードを1年生の仲尾が守り切って、
見事に2年連続のアップセットを成し遂げました。

法大は何度もチャンスをつかむも、
左腕の横手投げ、仲尾を捕まえきることができずに悔しい初戦負けを喫しました。

最終回の反撃を信じて、
この秋の気候の中、
最終回の攻撃の前に団長が気合の水浴びを行っていましたが、
その気迫も実を結ばず。

地方大学にしては、
本当に大応援団を引き連れて神宮にやってきた環太平洋大。

グラウンド、スタンド一体となった「総攻撃」は、
迫力満点でした。

環太平洋大はこの明治神宮大会に4年連続の出場。
今年こそは「初の全国制覇」を狙っているのでしょう。
楽しみなチームです。


ということで、
本当に面白いこの明治神宮大会。

今日高校の準決勝、
明日は高校の決勝と大学の準決勝が行われます。

いったいどこに栄冠は輝くのか。
目が離せない戦いとなっています。



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