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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

琴奨菊 初優勝!

2016年01月25日 | 相撲

大相撲初場所千秋楽。

大関・琴奨菊が、
ついに初優勝。

『日本人力士、優勝できず』
の負の歴史を、
10年ぶりに打ち破ってくれました。

本当に、
国技館全体が大いに盛り上がった千秋楽でした。

琴奨菊は、
今場所『開眼』した、
”左をねじ込んでいさい構わず土俵を突っ走る”という境地、
この千秋楽の土俵でも見せてくれました。

同じ大関の豪栄道に、
何もさせず土俵際まで追いつめ、
最後は突き落としで優勝を決めました。

前に出ることを最後まで貫いた、
見事な14勝1敗での優勝でしたね。

仮面ライダー張りに、
『オレ・・開眼』
の今場所でした。


日本人力士の優勝は、
10年前の初場所で優勝した栃東以来。

長きにわたって、
本当に『日本の国技とは』なんてことまで取りざたされるほどの、
長い”日本人優勝力士不在”の10年でしたね。

でもまさか、
琴奨菊が優勝してこの不名誉な記録を打ち破ってくれるとは、
予想できませんでした。

これまでの10年間、
何度か優勝のチャンスがあったものの、
結局そのチャンスをものにできず優勝に届くことがなかった日本人力士。

技術というよりも、
その気持ちの弱さ、もろさが指摘され続けてきました。

今場所の琴奨菊も、
トップにたった13日目の土俵で、
番付ではずっと下位の豊ノ島に敗れて白鵬に並ばれ、
『やっぱり今回もダメか』
との思いを抱かせました。

しかし今回の琴奨菊は、
そこから見事に立て直してきましたね。

まあ、
最後の2日で当たった相手もよかったと言えばよかったのですけれど、
それまでに難敵の4強(3横綱+大関・稀勢の里)をすべて撃破していたからこその、
有利な取り組みでしたからね。
彼が力で優勝を掴み取ったということに、
尽きると思います。

優勝インタビューでは、
嬉しそうに目を細めながらの途中で、
感極まって言葉に詰まるシーンもあり、
久しぶりに『良かったなあ』を実感する、
優勝のセレモニーでした。

すぐに披露宴が行われる奥さんに、
頬にキスを受けた時の嬉しそうな顔ったら。。。。。。。
『良かったなあ』
という言葉しかありません。

さあ、琴奨菊。

来場所はいよいよ、
初めての『綱取り』となります。

対策も立てられてくるでしょうし、
3横綱は黙ってはいないと思われますから、
そう簡単に優勝に絡むのは難しいかもしれません。

しかし、
今場所自分の口で語っていた、
『準備をしっかりして、目の前の一番を取りきる』ことに徹し、
『それが出来れば、結果もついてくる』という自信をベースにすれば、
おのずといい結果もついてくるのではないかと思います。

初めての”綱取り場所”ですが、
チャンスとはそう何度もやってくるわけではありません。

チャンスが来た時に、
さっと手を伸ばして掴み取ってしまわなければなりませんよ。

『時の勢い』は琴奨菊にあります。

しばらくはのんびりと優勝の余韻に浸り、
それからまた、
キッチリと準備を行い、
大願を掴み取る場所に臨んでいってほしいと思います。


そして、
先を越された形になった稀勢の里。

もう、
ぼやぼやしている暇はありませんよ。

14日目、そして昨日と、
横綱を連破した相撲、
素晴らしかった。

あの気迫に満ちた相撲を続ければ、
今度は稀勢の里も、
優勝争いに加わってこれるはず。

琴奨菊の初優勝に大いに刺激されて、
『オレ・・開眼』
となってほしいところですね。

初場所は盛り上がって終わりました。

今度は『荒れる大阪』の春場所です。
いったいどんな展開になるのか。

春が来るのが、
待ち遠しいです。


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