SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ハンカチ王子とハニカミ王子

2009年10月09日 | スポーツ全般

セ・リーグのCS争いも熾烈になってきました。
ヤクルトが直接対決で阪神を下し、
CS出場マジックは1.
今日の直接対決第2ラウンドで勝てば、
初のCS進出が決まります。

しかし、
阪神が勝てば逆王手の状況を作れます。

どちらのチームにとっても、
『胃に穴が開きそうな』試合になりました。
注目です。


さて、
昨日ふたつの記者会見が行われたとのニュースが流れました。
ひとつは、
『プロ12球団センバツU-26 VS 大学日本代表』
の発表記者会見です。

巨人・坂本、西武・銀次朗らと並んで、
真ん中で移っているのは、
大学日本代表の【ハンカチ王子】こと斉藤祐樹選手。

「プロで活躍する選手に、どれだけ通用するか楽しみ」
とのコメントを残しています。


一方、
海の向こうでは、
ゴルフのプレジデントカップの記者会見。

【ハニカミ王子】とよばれた、石川遼選手が、
斎藤選手と同じように
「大変楽しみにしています。」
とのコメントを残しています。


さて、
時期を前後して日本に華やかに登場してきた二人の王子。

二人は、
『感動の渦を巻き起こすスポーツ選手』
『爽やかな容貌と弁舌』
という共通点があったと思います。

そこで命名好きの日本のマスコミが、
まず斉藤に『ハンカチ王子』
遅れてきた石川に、
それをもじって『ハニカミ王子』
と名づけました。

あれから、
3年の歳月が流れました。


15歳で驚きのゴルフツアー初優勝を成し遂げた石川遼は、
その後の活躍は知らない人がいないほど。

いまや、
日本ツアーでの優勝や賞金王などは当たり前、
あの『タイガーウッズ』と対戦が楽しみなほどの、
【日本の顔】
に成長しました。

『日本のタイガーウッズ』
と呼ぶにふさわしい、
今までの常識をすべて覆すほどの実力を発揮しています。

どこまで伸びていくのか、
皆目見当がつかないほどの高みに身を置いている、
と思います。


翻って、
斎藤選手を見てみると、
彼の場合はまだ『ハンカチ王子』というくくりで語られ、
『あの夏』のイメージが人々の頭の中に残る状態です。

大学野球に身を投じ、
いろいろな経験をしながら実力を上げていっているようですが、
やはりプロと比較して、
【東京六大学】という狭い世界(失礼!)に身を置いているため、
報道されることも少ない状況です。

何か人々は、
たまに会見などに出てくる斎藤投手を見る目が、
『どのくらい成長したか?!その成長が楽しみ』
という目で見ているというよりは、
『あの夏の、あの甲子園のヒーローである斎藤くんが、変わっていないといいなあ』
というような目で見ているような気がします。

ライバルといわれている(本人達はそうは思っていない節がありますが)
楽天・田中投手は、
『駒大苫小牧の田中』
というよりも、
完全に『楽天のマー君』
になっています。

野村監督とのコラボもあるでしょうが、
完全に実力で新しいイメージを形作ってきたといえるでしょう。


人格の形成とか、
大学での経験とか、
人間としては大変に貴重な日々を過ごしているに違いない斎藤投手。

しかしながら、
決して短くない
『アスリートとしての3年』
ということだけにスポットを当ててみた場合、
果たしてどうなのか、
ちょっと考えちゃいました。

しかし、
まだプロのスタートラインにも立っていない斎藤投手。
その人気から、
来年のドラフトは凄いことになりそうです。

たっぷりと実力を備えて、
来年に備えてください。

冒頭の対戦、
11月22日だそうです。

見に行きたいなあ、
と思っています。
(どうせなら『東京ドーム』じゃなくて、『神宮球場』でやって欲しかったと思いますが・・・・・)

 

 


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