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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜出場校  こんなこと思い出しました  (その1)

2016年02月11日 | 高校野球

選抜高校野球の開幕が3月20日。
まだ開幕まで1か月と10日あります。

まだ練習試合も解禁されていませんし、
球春が盛り上がって来たという感じもありませんが、
なんだかほかに書くこともないので、
今年の選抜出場校の思い出を少し。。


≪選抜出場校 思い出編≫

北海道代表  札幌第一  初出場 
                      夏3度出場  甲子園通算1勝3敗

今年嬉しいセンバツ初出場を決めた札幌第一。当然センバツでの思い出は全くありませんが、夏は3度出場している、00年代からの道内の野球強豪校ですね。札幌第一と言えば、ワタシは智弁和歌山とすぐ関連付けて浮かび上がるほど、智弁和歌山との激闘が思い出されます。初出場の02年、初戦で優勝候補の智弁和歌山と対戦した札幌第一は、終盤追い上げを見せるものの延長で振り切られて悔しい敗退を喫しました。まだ『コマトマ以前』(駒大苫小牧の甲子園連覇以前)の時期であったため、北海道代表はまだ強豪に対して互角に戦えるという認識はなかったため、この札幌第一の大健闘は印象に残りましたね。『結構いいチームがあるなあ』という印象でした。そして09年には、2度目の甲子園で堂々と1勝を挙げた後、またも因縁の智弁和歌山と対戦。またも終盤までリードの展開ながら、追い付かれての逆転負けでした。チームの印象は、力強い打線とそこそ試合を作る投手陣を持つ、バランスの取れた好チームというもの。今年もなんだか、そんな印象のチームのようですね。横浜高校の小倉元部長も定期的にチーム強化に携わっているということで、甲子園での戦い方を伝授してもらっているようです。昨今、札幌市の降雪量は以前と比較してかなり少ないようなので、雪国のチームだからと言って以前のような『雪で練習が不足している』センバツとはならないと思われ、活躍が期待されています。昨年の東海大四に続いての北海道旋風なるか。期待が大きいですね。


東北代表   青森山田(青森)  2度目(11年ぶり)
                            夏10度出場 甲子園通算 11勝10敗

青森山田というと、かつて昭和40年代、あの三沢高校以降ずっと≪野球弱小県≫と言われた青森の野球界に大革命を起こして全国レベルに引き上げた大功労高という印象です。センバツはなんと2度目。初出場の時は、プロ注目の柳田投手を擁して期待されたものの、初戦で沖縄尚学に完全に攻略されての完敗。意外ですが、その時しか出場がありませんので、完全に『夏型』のチーム作りを進めている高校ということですね。初めての甲子園登場は93年夏のこと。この時は青森山田と聞いても全くピンと来ず、また当たった相手が優勝候補の近大付(大阪)。案の定大敗して苦い”初体験”となるのですが、その時覚えているのが、若い監督に率いられユニークな練習をする高校ということ。ニュースで見た映像の中では、選手たちはグラウンド練習の時、事あるごとにグラウンドの土を顔に塗りつけていたということ。確か『グラウンドと一体になり、普段の力を出すため』の練習だったかと。。。。。『ユニークだなあ』と思ったのをよく覚えています。しかしこの青森山田、90年代後半から00年代にかけて黄金時代を築きます。95年に兵庫代表に競り勝って初勝利を挙げたのにも驚きましたが、99年には好投手を擁した粘りの戦いで8強に進出。翌年ライバルの光星学院が4強に進出し、翌々年も8強に進出して、すっかり青森代表は『強豪』という認識になる契機となった大会でした。1,2,3回戦はもとより、敗れた準々決勝に至るまでの4試合、すべて九州の強豪に当たり、そして次々と撃破していったその戦いぶりは見事なものでした。04年からは6年連続の甲子園出場。強豪の名をほしいままにして、『全国制覇』の夢に一歩近づいたと思われましたが、その後は強烈な巻き返しを図った光星学院に押されて、今大会までは6年間まるまる『甲子園欠席』という厳しい期間を体験しました。その苦しい時期を乗り越えての今回の久々の甲子園帰還だけに、関係者の喜びはひとしおでしょうし、やったるでの気持ちも強いのではないでしょうか。期待できますね。


東北代表   八戸学院光星(青森)  9度目(2年連続)
                                夏7度出場 甲子園通算 25勝15敗  準優勝2回 

八戸学院光星というより、光星学院と言った方がまだ、通りはいいですね。現在の仲井監督はとてもいい監督だと思いますが、やはりこの学校の躍進には、”中興の祖”とでもいうべき金沢監督の印象が強いですね。大阪・桜ノ宮―東北福祉大という道を経て当時の”野球弱小県”であった青森で全国制覇を狙うという大きな望みを持ったこの指揮官に率いられて、チームはどんどん強さをまとっていき、『東北初』の全国制覇まで、3季連続で迫ったという全国でも類を見ない成果を上げたことは特筆に値しますね。3季連続で決勝に進出したチームには、エース秋田、主砲川上(ヤクルト)、エース金沢、主砲田村(ロッテ)北條(阪神)らのキラキラ輝く選手が続出。その前にも坂本(巨人)らの好選手を輩出する学校ですが、ワタシがこの学校で特に印象に残っているのは、甲子園初出場を目指していた時のエースである洗平(元中日)ですね。もうすぐそこまで手が届いている甲子園切符を、最後の最後でつかみ損ねている様子に、遠くから声援を送っていたものです。『いつかこの手に甲子園を。かもめと一緒に、あの大舞台に行くんだ』という特集を読んで、『いったいいつになったら、この光星学院に会えるのかなあ』と楽しみにしていたことを思い出します。今まで3度の決勝進出では、日大三、大阪桐蔭という強豪で、しかもピークの年のチームが相手でなかなか自分の力を出すことが出来なかったのですが、四度目の全国制覇挑戦の際には、ぜひ自分の力をすべて出して栄冠を勝ち取ってほしいと思っています。この光星を中心に、今では同県の青森山田をはじめ、仙台育英、聖光学院、花巻東、日大山形など、『全国制覇を狙える東北代表』が毎大会甲子園の大舞台で大暴れしています。『東北初の全国制覇をぜひわが手で』と思っている名指揮官は多く、
いまや『いったい東北初の栄冠は誰の手に』が、甲子園ファンの最大の注目点と言ってもいいかもしれません。さあ、このセンバツでチャンスを得た八戸学院光星。今年のチームも、波に乗れば頂点まで駆け上がる力は十分。いったいどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。




(つづく)



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