この試合で雌雄を決する・・・・
と形容される試合こそが、
プロ野球の醍醐味。
俗に『天王山』と言われるこういう決戦も、
毎年あるというわけではありません。
思い出されるのは、
長嶋ジャイアンツの10.8決戦や、
古くは昭和48年の巨人vs阪神の最終決戦など。
しかし近年は、
CSで上位3チームまでがポストシーズンに出場できるため、
何だかシーズン中の”決戦”のワクワク度は昔よりはしぼんできている気もしますが、
その分だけ”決戦”が行われる頻度も高くなっている気がします。
今年は、
セ・パ共にペナントレースの終盤になって、
何だか混戦が演出されています。
そして今日、明日と、
セ・パ共に『負けられない一戦』が組まれました。
組み合わせの妙と言いますか、
この最終盤になって共に1試合だけこの『決戦』が組まれていたこと、
組んだ人たちに『やるなあ』という言葉を送りたくなるほどです。
まずは今日、
セ・リーグの2・3位のかかった”決戦”はマツダスタジアムでの広島vs阪神です。
8月後半ぐらいから、
何だかヨタヨタの両チーム。
競っていたはずの巨人には悠々と逃げ切られ、
最後に2位という、
CSの本拠地開催をかけての決戦という、
なんだか『いま一つ』と言えなくもないシチュエーションでの戦いとなりましたが、
球団にとってはCSを開催できるか否かということはまさに大問題。
思えば昨年は、
西武が最終ゲームでロッテを”決戦”で破り逆転でCS本拠地開催にこぎつけました。
しかしそこで息切れしたのか、
CSではあっさりと敗れ去りましたが、
開催した3試合ともに超満員の観衆が駆けつけたため、
営業サイドはホクホクだったということも聞いています。
まあ、
そんなことで、
特に【大決戦】ではないのですが、
営業にいつも苦労している広島としては、
特に【初のCS開催】は譲れないところでしょうね。
まあ、
この決戦に敗れたとしても最終戦に勝つか引き分けでCS開催が決まるので、
さほど【入れ込んで】はいないかもしれませんがね。
阪神はこの決戦に勝ち、
更に広島が最終戦で敗れるのを待たなければなりませんので、
何だかCS開催は非常に細い糸になってしまったようです。
先発は広島が大瀬良、阪神が能見。
注目の一戦です。
そしてこれ以上の”決戦”なのがパ・リーグ。
ありえないようなSBの大失速を受けて、
一度はあきらめかけた優勝が見えてきたオリックス。
決して好調なチーム状態ではないものの、
昨日はエース金子を立てて勝ちをもぎ取り、
明後日の決戦でSBを破れば、
優勝が見えてくるというところまでやってきました。
SBは、
この決戦に勝てば優勝が決まります。
”決戦”で優勝が決まるという、
ペナントレースの”あるべき姿”になってきました。
ワタシの本音としては、
オリックスの久々の優勝が見たい気がしますね。
”勝ちの形”を持っている今年のオリックス。
しめくくりもまた、
先発から豪華中継ぎ陣につないで、
最後は平野が抑えきるという形になってもらいたいですね。
ここ10試合で1勝9敗というありえない大失速中のSB。
最後の最後で、
打線が意地の爆発となるのかどうか。
【決戦は木曜日】です。
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