先日 東京都美術館で 「マウリッツハイス美術館展」を見てきました。
いつも 友人がチケットをゲットしてくれるので その恩恵に預かっています
なんといっても目玉は ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
フェルメールで「真珠の首飾りの少女」というのもあるそうですが(私は初めて知りました)
こちらは耳飾りです。
混雑が予想されたので 金曜日の午後6時からの観賞にしたので
さすがに待ち時間もなく入れましたが それでもそれなりの人。
この絵は 最後の最後と思いきや 中盤あたりに 鎮座していました。
ゆっくりと立ち止まって見ることはできず 人の流れにそって 移動しなくてはいけなかったのが
少し残念でしたが それでも本物を見たいと思っていたので 満足です
お土産に買った絵葉書を撮ったもの
想像していたより 小さかったけれど この少女の目は 何かを問いかけるように
見るものの深い胸のうちに迫ってきます。
蓋をして見ないようにしていた気持ちや 自分でも気がつかないような深層心理まで
見透かされているような まなざし…。
「フェルメール・ブルー」といわれる ターバンの色
中東から輸入されたタラピスラズリを原料とした絵具「ウルトラマリン」 が使われていて
大変高価な顔料で 材料が鉱石なので 退色が少ないそうです。
もしこのターバンが 赤だったら もしくは黄色やオレンジだったら たとえ紫だとしても
こんなに神秘的な印象は与えないのでは…
私が このところ気になっているのは 色のこと。
人間の心理ととっても微妙にリンクしていて 面白いです 。