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06年から体操10点満点廃止

2004-12-12 | Sport
体操というと、アテネオリンピックで「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!!」の実況とともに、日本男子が団体で金メダルを獲得したことが記憶に新しいですが、体操の代名詞ともいえる「10点満点」が06年から廃止されるそうです。

現状の採点は、演技の内容で満点が決まりそこから減点していく方式で、「いかにミスをしないか」が重要です。

アテネオリンピックにおいて、派手な大技を連発した選手が点数が低いことに対し観客からブーイングが起こり、審判団が1度した採点をもう1度し直す(!)という事がありました。

大技の数に比例してミスも多かったので、現状の採点方式からすれば点数が低いのは当然なんですが、挑戦的な演技をする選手の点が低い事に対し反発することは多少理解できます。(当時中継を見ていて、あまりのブーイングのひどさに辟易はしましたが。)

問題はそれによって審判団が点数を変更したこと。1度出した点数もブーイングによって変えられるとなれば、体操の審判の公平性に致命的な疑問が感じられます。

その事によるのもあるのでしょうか、審判方式の改革の流れが強まり、10点満点からの減点方式ではなく加点方式による採点に変更することになり、10点満点が消滅することになったようです。

詳しくは以下ソースで。
体操採点、10点満点制廃止へ 連盟会長が方針 - asahi.com