マケイン氏陣営、イラク政策めぐるオバマ氏発言に疑問呈す
(CNN) 米大統領選で共和党の指名が確実なジョン・マケイン上院議員の外交政策担当顧問は6日、民主党の指名が確定しているバラク・オバマ上院議員のイラク政策をめぐる発言について「意図に重大な疑問が残っている」と述べた。
顧問は、上院議員生活が短いオバマ氏の立場にゆらぎがあると発言。一方のオバマ氏は、以前から一貫した立場を取っていると主張し、5日には自身の発言が細かく判定されていると困惑を表明した。
論争は3日、オバマ氏がイラク政策をめぐる立場について記者団から質問され、自身の政策を「引き続き磨きをかける」などと回答したことが発端。オバマ氏は、16カ月以内の段階的イラク駐留米軍撤退という公約から逃げているとの見方を「純粋な憶測」と否定し、自身が立場を変えていないことを強調した。
マケイン氏陣営は、オバマ氏の見解がマケイン氏のイラク政策に近づいている可能性を指摘。マケイン氏の顧問は、「イラクの平和と安定を維持する必要性が、責任ある撤退以前の必須条件」というのがマケイン氏の立場だと説明し、オバマ氏の立場がマケイン氏と一致しつつある場合は「転換を歓迎する」と語った。共和党全国委員会も電子メールで、オバマ氏がイラク撤退公約を掲げた立場から逃げ腰になっているとの見解を示した。
民主党のジョン・ケリー上院議員は、6日放送のCBS「フェース・ザ・ネーション」でオバマ氏を擁護。イラク駐留を支持するマケイン氏の立場が置かれた「現実」を回避しているとして、共和党を批判した。一方、共和党のリンゼイ・グラハム上院議員は、イラク情勢についての理解度はマケイン氏の方が上だと述べ、オバマ氏の公約はイラク政策の失敗を招くとコメントした。
(CNN) 米大統領選で共和党の指名が確実なジョン・マケイン上院議員の外交政策担当顧問は6日、民主党の指名が確定しているバラク・オバマ上院議員のイラク政策をめぐる発言について「意図に重大な疑問が残っている」と述べた。
顧問は、上院議員生活が短いオバマ氏の立場にゆらぎがあると発言。一方のオバマ氏は、以前から一貫した立場を取っていると主張し、5日には自身の発言が細かく判定されていると困惑を表明した。
論争は3日、オバマ氏がイラク政策をめぐる立場について記者団から質問され、自身の政策を「引き続き磨きをかける」などと回答したことが発端。オバマ氏は、16カ月以内の段階的イラク駐留米軍撤退という公約から逃げているとの見方を「純粋な憶測」と否定し、自身が立場を変えていないことを強調した。
マケイン氏陣営は、オバマ氏の見解がマケイン氏のイラク政策に近づいている可能性を指摘。マケイン氏の顧問は、「イラクの平和と安定を維持する必要性が、責任ある撤退以前の必須条件」というのがマケイン氏の立場だと説明し、オバマ氏の立場がマケイン氏と一致しつつある場合は「転換を歓迎する」と語った。共和党全国委員会も電子メールで、オバマ氏がイラク撤退公約を掲げた立場から逃げ腰になっているとの見解を示した。
民主党のジョン・ケリー上院議員は、6日放送のCBS「フェース・ザ・ネーション」でオバマ氏を擁護。イラク駐留を支持するマケイン氏の立場が置かれた「現実」を回避しているとして、共和党を批判した。一方、共和党のリンゼイ・グラハム上院議員は、イラク情勢についての理解度はマケイン氏の方が上だと述べ、オバマ氏の公約はイラク政策の失敗を招くとコメントした。