今月もX-MENは、INHUMANS vs X-MEN (“IvX”)から読み始めた。届いたのは、IvX 4号、5号。筋書をJeff Lemire、Charles Soule、画をJavier Garronがそれぞれ担当。添付画像は、Ardian Syafによるvariant cover。過去から来たMarvel Girlの図。この表紙を選んで良かった。
4、5号ともLenil Francis Yuが画を担当していないのが非常に残念。ただし、彼の画が全然楽しめないかというとそうでもない。ほとんどvariantを買っているので、Yuの表紙を楽しめなかったのだが、次回の表紙のコーナーがあって、そこで紹介されているIvx 5号のYuの表紙は良いな。Medusaの周りはX-MENの死体の図。6号もEmmaにX-MENもInhumansも平伏している図はかなり好き。
さて、粗筋。X-MENに先制攻撃をかけられたInhuman族だが、自力で囚われの身から解放しだした。一方若い世代のInhuman族は、X-MENの基地に乗り込み、MAGNETOから重大な事実を探り出した。即ちミュータントにとっては致命傷になりかねない毒である化学物質Terrigen Mist(霧)が分解し、地球上全てのミュータントが絶滅の危機に瀕していること。若い世代は、FORGEに協力しTerrigen Mistを取り除こうと決心する。
全然感情移入できないInhuman族だけど、(それも若い世代は特に)彼らがミュータントの危機を知った後の決断は良いな。MS. MARVELの台詞、”Guys, who are good guys?”この後、FORGEと共に毒霧を破壊する機械を再構築しだす。皮肉で面白いのは、気流に乗って世界中を回っている毒霧の次の目的地に到着したInhuman族が、問題を解決しようとしているのに、X-MENに攻撃されちゃうところ。そして、さらに言えばInhuman族と行動を共にしている過去から来たCYCLOPSがX-MENを攻撃するところも皮肉だ。
その前にもう少し、話し合ってほしいけどね。それを言ったら、ことの始まりは、Inhuman族とX-MENがもっと話し合いをするべきだったのにしなかったことなんだけどね。
もう一つ、X-MENの基地に乗り込んだInhuman族の一人がもう一人に言った言葉、”Stay away from any blonde woman or read heads.”そんなことを言われたら、どこへも行けそうにないけど、それを真に受けて行動するのが面白い。
その素直なInhuman、Mosaicが憑依したのが、過去から来たCYCLOPS。彼を見て仲間のInhuman族が嫌な顔をしたのが良いな。Inhuman族に敢然と立ち向かったのは、現代のCYCLOPSだから違う人なんだけどな。
Black Boltを守っているHAVOKの行動がどうも腑に落ちない。抵抗もせずにBlack BoltをInhuman族に引き渡しちゃうのはどうかな。もちろん彼が真相(彼の兄CYCLOPSはBlack Boltに殺されたわけじゃない)を知っていて、Inhuman族に対し恨みがあるわけじゃないのはわかるけど。仮に毒霧が破壊されたんだとしたら、合理的。しかしそうでないなら、もう少し、時間稼ぎをするべきでは。
それから、X-MENがInhuman族の中でも強敵Karnakを捕らえている場所にテレメ[トできる犬に似た生物Lock Jawも一緒に捕らえている点は都合が良すぎるな。戦略的には別の場所で拘束しておくよね普通。
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