空の境界 上

『空の境界』　奈須きのこ


この本を購入してからすでに7年が経過している。
劇場アニメ化もされてDVDなどとしてもすでに発売済み。
なぜこのタイミングになってからの読了なのかは分からないが優先順位としてはさほど高くなかった、と言う事だろう。

実際、最初にネットに上がっていたモノをプリントアウトしたのを読んだ時と、たいして感想は変わっていない。
素人が書いただけあって、面白いけど助長過ぎるところが多いし、いまいちスッキリ物語が入ってこない荒さを感じた。
特に後半の「矛盾螺旋」。

今回読んだのは講談社版。
ちゃんとした編集の人が手を加えれば、凄く良い作品になるなぁ、と素人が偉そうに思ったあの頃の作品とほとんど変わってないんじゃなかろうか。
というか、手を加えてないよね。
記述間違いや誤植を直したぐらいしかやってないんだろうな、きっと。

同人版も持ってるので比べてみればいいのだろうけど、そこまでするのはメンドーですね。