天乃川龍人の歌姫

音楽のことについての日記など

オーディションと音楽理論

2008-08-16 05:27:45 | Weblog
 結局人が来ないので、パソコンで作った曲だけで応募することにしてレーベル出した。
 だいぶ前になるが前回はいい曲を出さなかったが、今回は出そうと決めて約1年の間に出来た曲の中から、いいもを選びその中から適当に3曲を出した。

 それであるレーベルから落選の通知と審査基準が書かれたメールが来た。
 もし出すときは参考にしてみてはいかがだろう。 

 楽曲の良さ、表現力(魅力を的確に表現できれば表現力とアレンジ力はイコールでない場合もあります)、次の時代をイメージできるサウンドをプロデュースする能力。楽曲やアーティストの魅力を個性的に表現。

 楽曲のよさというのはあたりまえの話だな。というか俺的にはこれしかない。実際ジャンルも関係ないと思う。いい曲を作ればそれで最高になるからね。
 表現力、パソコンで作ってるから、ある意味ありえない。まだ演奏してるとかなったら別だけど。歌ってるとか。でも俺は作曲家で応募したわけであって、演奏家とか、歌手として応募したわけではないんだよね。実際そのように書いているし、そのジャンルで応募してるからね。作曲家に表現力求めても仕方ないと思うんだけど。例えばショパンコンクールというのがあって、そこにいろんな人が出るわけだけど、譜面同じだけど全員表現力は違うからね。表現する前の段階にいるのが作曲家だから。
 魅力を的確に表現できればアレンジ力と表現力は違う場合もありますと書かれてるけど、俺的にはアレンジって、極力しないで出した。またそういう風に書いた。何故極力アレンジをしなかったかというと、歌う部分をピアノで作ってるけど、そのメロディーラインにアレンジで音をかぶせると、メロディーラインが潰れる。楽器を極力控えて、メロディーラインの良さを出さないと、その曲が本当にいいかどうか聞く人はわからないから。逆に言えばいい曲なら和音とメロディーラインだけでいいとさえ思っている。またそれで勝負できなければ本当にいい曲とは言えないと思う。でも出すときは一応それなりに見栄えは良くするけど、作りこんだりはしない。あと、表現力は歌い手とか演奏家がするものと書いたけど、あまり作曲の時点で出しすぎると、その歌い手の声質の個性や表現力を邪魔するからね。基本的にいい曲はアレンジは必要ないと思う。ここのレーベルの人は作曲家にも求めてるみたいだけど。
 この落選メールと行き違いで市販されてる他人の曲をアレンジして、サイトにUPした。たぶん聞いてないだろうな。すでにその時は、結果でてただろうし。遅かったね。まあ後何社かあるが。自分の曲でなく他人の曲をアレンジしたのは、やはり自分の曲だと、自分の曲だからアレンジしやすいと思われても困るからね。それにアレンジは元曲をその人がしらなければ、どういうアレンジしたかその能力がわかり辛いからね。
 
 「次の時代をイメージできるサウンドをプロデュースする能力」次の時代ね。時代に合わせられないと確かにだめだけどね。でも時代に合わせすぎると、個性が失われる。その上個性が強すぎると誰もお客がついてこない。1発屋の可能性が高くなる。俺が目指すものは万人受けするものであって、コアなファンを獲得するためではない。それに楽曲がよければむしろ次の時代に合わせる必要はないんだよね。ファンを大切にする心が失われるから。ファンはその人の今の楽曲が好きだから買って聞くわけだからね。それにいい楽曲を作れる人は時代を超えるし、時代に左右されないと思う。また、次の時代をイメージっていうけど、結局アメリカの真似。でもそのアメリカも今は過渡期だからね。HIPHOPから離れられないけど、結局どこにもいけない状態が続いている。実際HIPHOPが日本の主流と言えるほど売れてない。全体的に売れてないから、売れてるようには見えるけど。
 日本人は新しいものとか、個性のあるものとか実際求めてるように見えて、求めていない。それよりも完璧なもの、ミスがないもの、聞き飽きないものを求めてる。新しいものを作るよりも、いい曲を出すほうが売れる。例え1流のアーティストでもそれは同じ、それがわかってないから売れなくなる。

 オーディションに出だしたものが全滅したら、やっぱり歌い手さんが必要かも。困ったものだ。

 後トータルが4万アクセス越えてました。来ていただいた方どうもありがとう。



最新の画像もっと見る