あまねこブログ

あなたの守護天使からのメッセージをお手紙で伝えています✽あまねこ占✼心里遇ころりの見えない世界スピリチュアルな日常ブログ

光の射すほうへ⑧

2024-04-24 08:49:00 | 見えない世界
自己紹介は「ごあいさつ」
の記事に書いております。
ご一読の上お読みいただけますと
お話しが解りやすいと思います。
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「祈りの欠片」

この世に生まれて未だ
ほんの5、6年しか
生きていないのにもかかわらず、
既にハードな学びを経験していた。

その最初のステップは、
「孤独感」「不安」「恐怖」の
3大ネガティブ要素だった。
これらをクリアして、
次のステージへ行くことなど
小学校へ上がる前の幼児には
無理な話しだった。

「神様なんていない」
(少なくとも私には)
何度もそう思った

父は優しい人だった
厳しかったが愛情もあった。

でも、「この人」にされたことを
父に話すことは無かった。
今思えば何故、言わなかったのだろう。
助けを求めることもしなかった。

言わない代わりに態度に表した。
いつも元気がなく、浮かない表情で
ため息をついていた。
「何かあったか?」
そう声をかけてくれるのを
心密かに待っていた。
親の愛を求める最大限のアピールだった。

なんというか、
父も「この人」側の人間なのか?
それとも家庭内秩序を保つために
私には関心を向けないことに
敢えてそうしているのか…?
そのようにして私は、
親の愛情を推し量っていた。
或いは、敵か味方か推し量っていた。
父に対して、何とも醜い心の内である。

この家庭環境下で、世間一般的な
「親子の愛」を求めること自体
浅はかな夢だった。

「この人」にされたことを
父に話さなかった、
もう一つの理由は
「この人」の言う通り、
自分が悪い人間だから、
怒られても仕方ないんだ
と、信じ込んでいたためだ。

父は出張が多かった。
「痛み」を体験するのは
大抵、父の居ないときだった。
父は本当のことを知らないと思った。

幼い頭でグルグル思考が巡る。

父の留守中の「痛み」
を告白することは、イコール
自分の悪い子ぶりを報告して
しまうことになる。
父は家族で唯一人、皆んなと
平等に接してくれる人だった。
もし、父にまで嫌われたら
いよいよ家庭内に居場所が
無くなるのではないか。
そんな不安と恐れを抱いていた。

(この時点で、100%の「安心感」が得られなければ、例え親と云えども心を許すことができなくなっていた。)

そんなふうにして
いつも最悪の事態から
シナリオを考え、
家庭内の秩序が保たれるであろう
結論を導き出す癖が付いていった。
秩序を保つ一番の秘訣は
自ら余計な事は話さないこと。
「黙っていること」
同時にそれが、
自分の身を守るための
方法となっていた。
 
既に、日常の中に
心休まることはなくなっていた。
念の為、まだ
10歳にならない頃だった。


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