ねこネットあま

扁平上皮癌の白猫「諭吉」





以前ポストした
扁平上皮癌の白猫「諭吉」




2021年の冬に保護。
それから長い長い戦いが始まりました。







片耳切断。
その後
片鼻にも癌が見つかり切除。






半年もしない間に
残った耳にも癌が現れ切除。
諭吉は両耳を無くしました。

それでも耳は聞こえているし
名前を呼べばちゃんと来る。
このまま元気に過ごしていける。
そう思っていた矢先
顔の後側が腫れてきました。
検査の結果、それも癌。






定期的に溜まっていく液体を
2週間に一度注射器で抜く。
そのうち注射器で抜くだけでは
追いつかなくなり
穴があいて液体が垂れ流しとなり
癌が進行していくと
濁った液体が真っ赤な血に
変化していきました。




溜まり過ぎると熱が出て
ご飯が食べられなくなるので
破裂しても穴があいても
外に出てくれた方がよいのです。

真っ赤な血が流れ落ちれば
当然貧血になります。
耳、鼻、肉球、ピンク色だった
部分が真っ白になりました。







血が足りなくなったとしても
輸血はこの子を更に苦しめるだけ。

唯一の救いは腫れた部分が
顔の後だったこと。
もう少し下であったなら
この子は呼吸が辛くなったでしょう。 

体から血が無くなり
食べなくなり動けなくなり
それでも臓器は
まだまだ機能しているので
また血を作り出す。
もう何度も何度も危ないところを
乗り越え頑張ってくれた諭吉。

そんな諭吉でしたが
6月20日
とうとう力尽きました。。

どんなに頑張っても
たくさんお金をかけても
強い気持ちがあっても
悲しいけど…
寿命というものが存在します。

諭吉を保護して1年と7か月。
その短い間に痛い思いを
たくさんさせてしまいました。

それでも後悔がないのは
あなたが自らキャリーに入り
私の元へ来てくれたこと。
うちに来てから
たくさんの猫達がいる中で
あなたはみんなの
人気者であったということ。




お外にいた時間より
うんと短かった1年7か月。

それでもお外にいた時より
うんと長く感じてくれた
1年と7か月ではなかったかな。

どれだけ生きたかではなく
どう生きたか…
私はあなたに何が残せただろうか。
諭吉、あなたと出会えて幸せでした。
ありがとうね。

ねこネットあま K

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