道管からの乳飲み子のＳＯＳが減り
ホッとしたのも束の間・・・
今度は一般の方からの相談メールが
ほぼ毎日届きます。
「子猫を拾ったから引き取ってほしい」
「庭で(物置で）野良猫が子猫を産んだからなんとかしてほしい」
「近くで子猫の鳴き声がするので見に来てほしい」
「段ボールで子猫が捨てられていたので引き取りに来てほしい」
「ペット不可で飼えないからそちらで面倒を見てほしい」
「野良猫にエサをやっていたらどんどん増えたしまった」
「猫アレルギーだから飼えない」
「お金がないから無理」・・・等々
無責任とも思えるご相談が多く寄せられます。
私達は「引き取り屋」ではありません。
私達は、相談者さんと同じ一般の主婦の集まりです。
みんな仕事を持ちながら
家事をしながらの
保護活動になっておりますので
限られた時間の中で出来る事には限りがあります。
ブログでたくさんの猫の里親募集をしているので
誤解される方も多いのですが
猫を保護するシェルターなどありません。
それぞれの猫たちは個人の自宅や
預かりボランティアさんに
お願いしての保護になっています。
保護場所には限りがあるので
先に保護されている保護猫達が
幸せへと巣立ってくれないと
新たな子を受け入れてあげる事が難しいのです。
もちろん引き取ってあげたい気持ちはありますし
救いたい猫さんは山ほどいますが
「物」を預かるわけではなく「命」を預かる事になるので
そんなに簡単に右から左へとはいきません。
猫を保護するには「保護場所」「経費」
「お世話をする人手」「時間」「新たな家族を探し送り出す」
そして、その子が幸せの中で天寿を全うするまでフォローは続きます。
ただ単に引き取って終わりではないんです。
それから先が大変なんです。
私達は相談者さんの保護した猫に
里親さんを見つけるためのお手伝いは
精一杯させていただきます。
（譲渡会参加もＯＫですし、４つのサイトに掲載のお手伝いもします）
一時保護のためのアドバイスもさせていただきますし
避妊をお値打ちにやって下さる病院も紹介します。
「ペット不可のアパートなので保護できない」
「家族が猫アレルギーなので保護できない」
「お金がないので保護できない」・・・
など、自分で保護できない理由を
述べられる方が多くいらっしゃいますが
ペット不可のアパートならば
里親を探す間だけ、大家さんに許可をとってください。
もし許可がとれないのなら、知り合いの方に
里親募集の間だけ預かってくれないか
聞いてみてください。
家族が猫アレルギーの方がいらっしゃる場合は
ケージをお貸ししますので
家族と触れ合わないような場所を確保しを
里親探しの間だけ保護してください。
猫を一時的に保護するのに
それほどお金はかかりません。
とにかくすぐ私達に連絡してくるのではなく
まずご自分で出来る限り動いて下さい！！
私たちボランティアに、保護してくれ
引き取ってもらえなければ保健所につれていく・・・
と脅しのように言うのはやめてください。
私たちは自分たちが関わった命に
最後まで責任をもつために
必死で活動しています。
放置してはおけない子を目の前にした時、
自分でその子を救う為に何をするか？が
とても大切だと思います。
誰かに助けて貰おう
誰かが助けてくれる
自分ではなにもしなくて
他力本願では
「幸運」以外には
その子を救う事は難しいと思います。
まずは、自分で行動です！
目の前にいるあなたが、すぐに行動する事で
目の前の命は救えるのです。
弱っていれば、簡単に捕まえて
病院で治療を受ける事が出来るでしょう。
子猫なら、素手でも捕まえる事が出来る場合も有ります。
キャリーに御飯を入れるだけで入ってくる子も居るでしょう。
見ていても、何も変わりません。
まずは、「救うんだ！」という決意と行動です。
私達に相談する前に
今、目の前にいるあなたがその子を救えるのです！
見つけたあなたの行動１つで、
その子の運命が１８０度変わります。
