ギルマスについて考える

ども、何の因果かギルマスさせて貰ってる「アルミダ２」です。


ああ、こんなこと書いたら、また各方面から批判集中かなあ
と思いつつ、あえて書くことにします。


先日、スケイプで、とある人が
「ギルド移籍思案中」とかってオクチャを出して佇んでいたんですね。
ま、それだけなら、よくある話。

私が目を留めてしまったのは、
その人がギルマスだったから。


先日まで、熱心に募集オクチャを出していたと思ったんですよ。
でも、そこの旗を背負った人、あんま見かけないなと思っていたら
ついに、こんなオクチャを出して佇んでいる・・・

いろいろ思うことがあります。

仮にもギルマスになったなら、そういう弱音は吐いちゃいかん、とか。

だがね、その一方で、

ああ、やはり・・・と。

正直、この人が、ギルマス旗を背負ってるのをみた瞬間から
いつか、こういうこと言い出すんじゃないかと
漠然たる予感がありました。

予感があたったという気がいたします。


　　　　　　



その人とは、ＰＴをご一緒したのは、3度くらいです。

私が骨董かゲルを着ていた頃、ディバ装備で

はっと気がついたら、森でご一緒することになり

でもって、さらにぼ～っとしてたら、
向こうさんのほうが先に葡萄を着てました。
いまは、火炎移動狩りの常連で、１０３だか１０４だかかな？

レベルだけみたら、私より高いのだからギルマスにも相応しいように思うけど
が、しかし、なんとなく、この人にはギルマスは無理だと思えていた・・・
こう書くと実に生意気ないい様で、申し訳ないんですが。

ＰＴご一緒したのは、たった2,3回です、ええ。
それで何がわかるんでぇ?!と、つっこまれそうですが、
IN率高いひとなんで、ＰＴご一緒しなくても、
はじ街とか、それ以前のテラとかで
よくお見かけしたんですよ。

当時のギルドの仲間と囲まれて、毎日楽しそうにやっていたと
思いましたが、で、そのときから、
この人は、ギルドのよきメンバーだろうなあと思っていた。

なんかね、オクチャでの言動とかでの印象なんですけど
「可愛い妹ちゃんタイプ」って感じなんですよ。
だから、いろんな人から可愛がられて
いろんな人の引き立てもあると思う。
でも、それは、
あるグループに所属して善きメンバになる資質ではあっても
グリープを率いる、中心になる、リーダーシップを発揮する
資質ではないなと、
見て思っていました。

でまた、
当然、そういう自分を解っているだろうな、
とも思ってたんですよ。
だから、誰かのギルドに身を寄せて、そこの善きギルメンとなって
これからも過ごしていくんだろうな、と思ってた・・・

それが

まさか、後々、ギルマスになるだなんて、
なるつもりがあっただなんて、夢にも思わなかった。

正直、かつてのギルドの仲間を離れ、自分のギルドを興すなんて
意外で意外で・・・・

でも、その人が、ギルマスになったのも、もしかして
自分に課した新たな試練だったのかもしれません。
おそらく、１００歳になって決めたのでしょう。

１００歳になって、葡萄を着て、
自分もここまでになったのだから、よし、ギルドを興そう！
そう考えたなら、そりゃ、やはり果敢な挑戦であり、
当人の資質云々の前に、素直に応援するべきでしょう。



　　　　　　


以前から、スケイプはギルド乱立で、
毎週のように新しいギルドができては、
それが消えていく、と申してきましたが、

かつてギルマスだった方、というのが、つまりはいるわけです。


ああ、あの人・・・と、はじ街で通り過ぎることがある。

見かけなくなってしまった人もいますが、
別の大手ギルドに身を寄せていたりする、
かつてギルマスだった方を目にするたびに、
私の心は、ちょっとザワつきます。

だって、それは、もしかしたら、
ありえたかもしれない自分の姿だから。

ギルドを立ち上げたはいいが、一ヶ月くらいしてすぐに過疎って
どうにもならない時期があったことは、以前のエントリにも書きましたが

ギルドを作って、全く過疎ったことのない幸福なギルドなど
それこそ数えるくらいでしょう。

過疎の時期を、どう耐えるか・・・
とりわけギルマスが、そこで踏みとどまれるかどうか・・・
そこが大きな問題だと思います。

で、過疎になった場合、
あるいは、人員募集が思うようにはかどらなかった場合、
ギルメン資質しかないようでは、踏みとどまれないと思う。

ギルドが過疎ってる・人がこない、
たとえそうであっても、そこで幾ら悩んでも
ギルマスであるなら、それを表に出すべきではなし
（信頼できる人に、愚痴をこぼすのはアリでしょうが）
オクチャで、ギルマス本人が「移籍思案中」なんていうべきじゃないと思う。

それをいっていいのは、ギルメンだけです。
仮にもギルマスなら、
こりゃダメだと思ったら、何も言わずに解散ボタンを押せばいい。


で、まぁ、冒頭の御仁ですがね、
「移籍思案中」という発言自体が、ギルメン気質の表れであって
思ったとおり、この人はギルマスの器じゃなかったんだなあ・・・
と、見ていて、そう思わされたわけです。



　　　　　　



じゃまあ、ギルマスの器ってなんなんだよ、と
でもって、オマエはその器なのかよ、と
糾弾が雨あられと、飛んできそうですが、

かつて、林檎の前に所属していたギルドのギルマスは
私にこんなことをいったことがあります。
「ギルマスには、カリスマが必要だ」と・・・

もうね、そのデンでいけばね、
この段階で、自分にはギルマスなんか無理だとわかるわけですよ。
カリスマなんて、てんでね～もん。

それをいった、そのギルマス当人には、当然ありましたよ。

当時のギルドで、こんなことがありました。
ギルメンが、武器屋でゲル装備をいくつか売ってしまったのですね。
修理するつもりで、間違えて・・・・
もうギルチャでパニクるギルメンを、落ち着かせて、
とりあえずその日は落ちて、次の日から合成がんばろうよと
そういうしかなかった私でした。

このギルメンね、ゲル装備完成させるまでに、
何度も失敗しておりましてね。
何度も苦労して、その果てにできた尊いゲルだったのです。
最後のほうは、半ば合成恐怖症になってました・・・

で、ギルマスに、そういうことがあったと報告して、
私も落ちたのですが、
翌日INしてみて、ビックリ。

ギルメンの失われたゲルは、復活しておりました。

「マスタが、つくってくれた」

ギルメンのうきうきするような言葉に私が仰天したことはゆうまでもありません。

恐らく、これを読んだ方の中には単なる甘やかしだと断じる方もいると思います。
でも、そのギルメンの、ゲルを完成させるまでの心痛、
精神的にかなり追い詰められていって、
そして、その合成恐怖症とパニックがぶり返したともいうべき
状況になっていった事件後のギルメンの様子を目の当たりにすれば
当時のギルマスの行為も、解っていただけるのではないかと思うのです。

ほんとにね、壊れてしまうんじゃないかってくらいの狼狽だったのですよ。

それを、治めるためには、
こうするよりなかった

いまも、そう思っております。

でまたねえ、ゲル装備を、一晩のうちに、いくつも・・・
よくまあ、合成に成功させられるもんだと・・・・

あたしにゃ、真似できません。
逆立ちしたって、こんなこた無理です。


こういうことをサラッとやってしまう。
ま、私にとって、あのギルマスはカリスマでしたね。
ああ・・・いや、違うな、過去形じゃない。
あの人は、カリスマです。（現在形）



　　　　　　



で、まぁ、そういうのを基準に考えると
私ごときが、ギルマスやってるのなんて、何かの間違いでしかないんですよ。

カリスマってのを、別の言葉に置き換えるとすれば

SUGEEEEEEE

ってことになるんじゃないかと思いますが、

スケイプをざっと見渡してみても、
これは、というギルドのギルマスさんには
なるほど、SUGEEEEEEEっつう逸話があるもんです。

やっぱ、それはね、カリスマの片鱗なんじゃないかと思う。


私もねえ、平ギルメンにもどって
そういうギルマスさんの率いるギルドに入ってみたい～♪

なんてことを、考えないわけではなかったりして。


でも、まぁ、いかになんでも、
そうそうSUGEEEEひと、カリスマのある人ばかりではないんですから、

平々凡々であっても、なんとかギルマスのやりようはないかと
あれこれ下手な考えめぐらせながら、やってるんですけど、

例えば、今の自分がイメージするギルマスの姿は
事務局長、
だったりします。
あるいは、総務？

リーダーシップとか、そういうこと敢えて考えないで
ただ、ギルド内、ギルメンの便宜を図ることだけを考えるんでも
結構やることあると思うんですよね。

ステ振り・スキル振りのこと、
各狩場の、留意点のこと、
PTでの、振る舞いのこと、
合成レシピのこと、
それについて答えるだけでもいいんじゃないかと思うし

合成で必要な、ちょっとした素材のやりくりなんかでも
役に立てることはあると思うし。

だから、事務局長＾＾
だから、総務＾＾

そういうギルマスもあり、じゃないでしょうかね？ダメ？


ただ、それは、

すべてギルメンがいての話。

ギルメンがいなければ・・・

やはり募集するしかない。

そして、そのためには、

ギルマスが、ギルマス旗しょって立ってなきゃいけないんです。


ギルマスの器とか言う前に、

ギルマスとしての必須条件は

耐える事。

孤独に

そして、独りで過ごす時間に・・・

なんて風に思ったりします。

カリスマでもSUGEEEことでもなんでもありませんでしょ。

独りで過ごす時間とは、待つ時間でもあります。
ですが、待っていれば、仲間は貴方を訪れる、
こなくなった仲間も貴方の下に帰って来る。
まるで、長い航海から戻った船が、寄港するように。
そして、貴方は
「おかえりなさい」と迎えることができるんです。

その喜びは、なにものにも変えがたいですよ＾＾



　　　　　　




これから、ギルドを創ろうと思う方、
そして、ギルマス旗を背負ってみようと思う方

孤独に耐えることができるかどうかだけ
お考えになったほうがいいです。

それができなければ、お勧めできない。
どこか大手さんに入隊希望なさったほうがいいと思います。