
リチャード「お前、隊長降りるんだって?」
ケイ「噂早いな」
リチャード「なんの心境の変化だ?」
ケイ「さぁな、もう13年やってるし…」
リチャード「トーワには荷が重いんじゃないのか?まだ19歳だろ?」
ケイ「重たいかもな。まぁ、それで成長することもあるし」
リチャード「可愛い部下が命の危険に晒されるリスクが高くなる…ってことも分かっててだよな」
ケイ「俺より抜けてる部分はたくさんあるから大丈夫さ。賢いしな。はやくあいつも部下を持つべきだ」
リチャード「隊長降りてどうするんだ?」
ケイ「まぁ…上層からの誘いはあるけど」
リチャード「ほー、幹部になるのか」
ケイ「いや、俺一般部の時から上層の空気は苦手でさ。保留にさせてもらった」
リチャード「もったいないな」
ケイ「はは、そうかもな。まぁまだ現場にいたい気持ちはあるし、副隊長って形で残りたい気持ちは伝えてる。トーワからの希望もあるしな」
リチャード「隊長業務を教える必要もあるか」
ケイ「ああ」
リチャード「じゃあまた特戦部隊の編成ありか」
ケイ「そうなるな。女子もいないし」
リチャード「女子枠残ってるもんな」
ケイ「こういう仕事だから女子はやりたがらないし」
リチャード「お前の嫁くらいか」
ケイ「(笑)」
リチャード「お前は副隊長だから、その女子と組む確率が高くなるぞ。その分、任務内容は考慮されるわけだが」
ケイ「女子のほうがいい、男子だと厳しくしすぎる」
リチャード「トーワには厳しくなかったろ」
ケイ「あいつは何も言うことないくらい優秀だったから、イレギュラーだ」
リチャード「全然チームプレー出来なくて嘆いてたくせに」
ケイ「チームより個、って感じだったからなー。チームプレーに関しては怒っても仕方ないしな。お互いを知ることからはじめたよ」
リチャード「それでしばらく同棲したんだな?」
ケイ「そういうことだ」
リチャード「夫婦だったもんなしばらく」
ケイ「まぁ、否定はしない」
リチャード「女子がきても同棲する可能性は?」
ケイ「業務に支障が出るなら仕方ないだろうな。キョーコが勘違いするかもしれないが」
リチャード「勘違いもなにも、、」
ケイ「わかってる、」
リチャード「両刀使いだもんな」
ケイ「あ゛あ゛?」
リチャード「モテる男はつらいな」
ケイ「それ、ほめてないだろ」
長年特戦部隊に所属する戦友のお2人の会話が書きたかった!
信頼関係が成り立っていて好きです