「はいせつ」と入力しても「排雪」って出てこないんだね…。
今日、テレビでローカル放送を見ていたら、このニュースの特集がありました。
有料除排雪サービス:前払い契約通り除雪せず トラブル増加--札幌 /北海道
詐欺容疑:契約回数の除雪作業せず、業者告訴へ 札幌

>東区の男性のケースでは、北区の業者に昨年11月、2万6000円を前払いした。
>12月下旬から3月初めまでに11回除排雪してもらう約束だったが、
>実際に除排雪したのは3回だけ。1月下旬以降、事務所、社員の携帯電話などに連絡しても
>つながらず、「契約不履行だ」と憤る。
(有料除排雪~より抜粋)

この業者の代表と接触して真意を確かめる…的な内容でした。
観ながら「なんかどっかの募金サイトと似たような経過送ってるな~。連絡しても無視だったり、赤字でも頑張っているって主張してみたり、警察に行ってみたり…」なんてフィルターかかりまくりでした。
個人的にこの問題がどうなっていくのか興味あったんで、エントリーとして残しておきます。


その特集のおおざっぱな流れを書いておきます。
(うろ覚えなので順序やニュアンスなどは違うかもしれない…)

・除雪業者、シーズン中除雪11回26,000円前払いで引き受ける。
(相場は30,000~40,000)
・しかし除雪作業は進まず、除雪に来たのは平均2~3回、多くて5回。
・業者に連絡しても電話繋がらず。事務所も不在。
・契約者、被害者の会結成。
・取材記者、業者の事務所に行く。玄関前には抗議のポスターがたくさん置かれている。
・取材記者、業者との接触に成功。以下インタビュー内容
「契約通りに除雪出来ないのは悪いと思っている。申し訳ない。」
「今年は大雪で人手が足りず時間がかかり、まわりきれなくなっている。」
「格安料金で利益は無い。むしろ赤字状態で除雪をしている。」
「(連絡がつかない事に対して)私たちは客から逃げる必要はない。隠れてはいない。」
「事務所や携帯で連絡がつかないのは、事務所近くにに暴力団風の男が現れ、警察に相談した所『事務所から離れたほうがいい』とアドバイスを受けたから。」
・数日後、警察に業者社長が現れる。携帯電話に脅迫的な留守番メッセージが入っていたと被害届け提出。証拠不十分で不受理。
(録音時間は深夜 脅迫メッセージは『殺す』という言葉を用いた数秒の内容)
・被害者の会は刑事告訴も視野に入れて業者に抗議中。
・先日業者が某所で除雪作業をしているのを確認。
・・・という流れでした。

その番組に出ていた弁護士さんは
・ちゃんと契約者の前に現れて謝罪するべき。
・除雪できないのならお金は返したほうがいい。
(『全額』とは言っていませんでした)
・赤字なら経費報告を見せて、赤字とはっきり説明したほうがいい。
(手抜きぼったくりでは無い事の証明?)
・・・とコメントしていました。

以前、他の番組でこのニュースのコメントした時には、今回の場合は詐欺として立証は難しいと言っていました。
まったく除雪に来ない場合は詐欺ですが、これは数回除雪に来ているから詐欺には当たらないそうで。


これは私の意見感想なのですが、契約不履行で立件というのもちょっと難しいかなぁ…と。
配布されたチラシを見る限り、期限を区切って「11回除雪します」といってはいないので、極端な話、雪があって除雪すれば4月末でも良い訳で。
1回の除雪で何時間かかって、残っている契約が何件の何回で、そこから逆算すると除雪計画は実行不可能だ…くらいまで証拠として作っておかないと難しいかな…と思うんですよ。
こんな面倒な事しなくてもいいならそれに越したことはありませんが。
賠償問題は裁判経費の問題で先送りになったようですが、(今回の件とは関係なしに)裁判費用の問題で軽微な犯罪が見過ごされるような事態は、なんか泣き寝入りな感じがしてモヤモヤしますねぇ…。
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