今度は日本版です。
以下Amazonから
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内容紹介
「製薬会社」と「医療」のタブーに挑む!
ディオバン事件で明らかにされた「製薬会社」と「医療」の近すぎる関係とは!?
徹底取材で「利益相反」の実態と癒着の核心に迫る。
はじめに
第一章 カネで動いた子宮頸がんワクチン
1「心の問題」にされた少女たち
2製薬会社のセールスマンとなった専門家
3政治家を動かす製薬ロビイスト
4キャンペーンに加担したマスコミ
第二章 薬漬けにされるニッポン人
1高齢者の二人に一人が高血圧? ~隠された数字・NNT~
2カネで売られる「診療ガイドライン」
3病気をつくる疾患啓発広告
4そして我々は、高い薬を飲まされる
第三章 製薬会社のカネに依存する医学界
1タダ飯にたかる医師たち
2「奨学寄附金」という袖の下
3都合よくつくられるエビデンス
4利益相反が生んだ薬害
第四章 癒着を引き剝がす処方箋
毒者批評から
あ、読者ね。
利益相反(製薬会社と大学、医師、学会、政治家等の癒着)について、
具体的な情報をもとに詳しく記載されています。
医学ムラの癒着とモラルの低下はますますひどくなっています。
例えば、現在進行形の問題として、
「がん検診のあり方に関する検討会」の構成員である井上●奈● 東大特任教授は、
がん保険を取り扱うAXAより5 年間で総額125 万ユーロ(約1 億4,000 万円)の資金を得ています。
★をひとつ減らしたのは、
文系出身というハンデもあるので仕方ないことなのですが、
・若干数字や記述に誤解を招く部分があることと、
(巻末のNNTの表は、条件が明記されていないと一部誤解を招くかも)
・子宮頸がんについて、検診で防げると「誤解」して明記している点です。
日本の最新データは、子宮頸がん検診を受診するほど、死亡率も罹患率も上昇することを示しています。
「産婦人科医が検診によって子宮頸がんをこしらえている」のです。
より正確には、「がん」ではないのに、細胞の異型性を
「上皮内がん」とか、ゼロ期とか、前がん状態などと
がんと「紛らわしい名称」で脅して、どんどん円錐切除や子宮摘出を行っています。
2013年にがんで死亡した女性は147,897人ですが、
そのうち子宮頸がんは、2,656人。
がん全体のわずか2%程度、生涯死亡率はわずか0.3%にすぎません。
死亡率は検診が普及する前に下がりきっていたのに、
罹患率(特に上皮内がん)だけが激増し、典型的な過剰診断です。
(添付のグラフは、2013年のがん死亡の内訳と、2011年までの罹患率等最新の情報です)
なお、子宮頸がん検診受診率は、世間で流布されているほど低くはなく、
2013年の国民生活基礎調査のデータでは、過去2年受診率で
20代:26.0%、30代:49.7%、40代:51.7%、50代:46.0%
20代、30代の受診率向上が著しく増加し、
それに伴い、とんでもない数の患者が作りだされています。
一方で、最も重要な死亡率は減少していません。
今の日本のような低い死亡率の国では、検診の効果がほとんどないからです。
検診のエビデンスといって引用する文献は、
ほとんどが死亡率が高かった数十年前や、途上国のデータで
今の日本には当てはまりません。
詳細は添付のグラフと私のブログ、女性の医学のレビューをご覧ください。
ワクチンや検診を推進する死のセールスマンは、
誇大表現とフレーミングのテクニックを駆使して最大限に脅しますが、
落ちついて、数字をしっかりと確認してください。
ワクチンや検診は大勢の被害者を生み出し
過剰診断と過剰治療、それに伴う、不妊や流産、QOL低下と
患者にとっては、不利益のほうがはるかに多いと考えます。
(医学ムラには莫大な利益をもたらしますが)
なお、ワトソン君さんは、ワクチンを推奨する論説を多数執筆し、
ワクチンと検診の利益を享受している産婦人科医当事者であることを付記しておきます。
追記)
子宮頸がん検診について、マックスプランク研究所のリスクリテラシーの情報を併せて添付します。
Harding Center for Risk Literacy · Max Planck Institute for Human Development より転載
過剰診断とワクチンについて問題となっているのは日本だけでありません。
鳥集さん ぜひ、これらの情報も含め続編を期待します。
「検診の罠」 「健康経営の罠」 あたりどうでしょう?
図表はAmazonで拡大されます。
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↑ なんか、書評にしちゃあ、妙に詳しいですね(笑い
エビデンスについての統計上の操作など朝飯前というのが昔からあったというが
こういう本がでたということで確認できますね。
岡田正彦先生の本で「検診は寿命は延びない」とか「ガン検診の大罪」などで明かされていますね。
後者の本では
ほんとに効いたと統計学上で正式に認められるのはスタチン系だけだったとか・・・
そうなると、後は真のエビデンスとしてされていないものだったんですかねえ。
先回の本(海外本)では、そのスタチン系も含まれているような目次がありましたけど・・・
どっちみち、薬の効果とは「病を治すものでは無い」ということ。
それだけ分かれば、あとは気持ちなんでしょうねえ・
「効くと思うから、治る力が倍増する」・・ ゆえに、治すのは自分の治癒力。
薬が本当に良いと想うから、よく効く・・・信頼と安心ですね。
だから
一時的にでも、苦痛症状が緩和すれば大成功
その後は「安心感」から自力の治癒が起こる・・・
こういう仕組みなんでしょうかね?
でも
やっぱり薬は毒。
その毒の作用は帳消しにはならない・・・だいいち、治していないとすれば、いつか再発するわけ
真の原因が解消していないのでは、いつかまた再発か別の形で浄化するのでしょうね。
まあ、だまされたと言うより
だまされたがってきた吾らのためにその役が登場するというのでしょうか・・・
需要が先で供給が後
需要は患者。供給は悪徳ナントカ役者