わたしんちの医学革命と雑多な情報

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先天奇形児は我が身を以てそのことを無言で訴えている。

2015年09月16日 | 医学と健康

 

〝薬は毒〟であり、子孫を破滅に導く邪知と悟ろう。(本書より)

 

松本英聖著 「医学と生命」 1995年刊

より

 

  著者紹介
 松本英聖 
1929年、中国大連市生。日本大学卒、保健学博士。
 日本大学歯学部研究員(理工学教室)、ユニオン大学保健科学研究所教授を経て現在保健科学研究所所長。
自然医学の研究及び実践活動を通じ、マクロ・ライフサイエンス(食と気の科学)による21世紀医学革命論を提唱する。
著書に「松本英聖・医事論集」全5巻刊行中

 

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー


111P
   第四章、人類の罪ーーー先天奇形

    史上最強の催奇性物質

 ベトちゃん、ドクちゃんーーこの結合体双生児ほど日本中の話題を渡(さら)った例はあるまい。
あのあどけない無邪気な笑顔を見るにつけても、何という不憫さ。
一体、誰の責任かーーー。

 無論ベトナム戦争の犠牲であり、物質的には米軍が枯れ葉作戦で使った史上最強の催奇性物質と言われるダイオキシンの惨禍だ。
この強毒性物嘗が、今グローバルかつ長期に亘り、世代を越えて人類への脅威となっているのだ。
無燈脳症、感覚器の奇形、骨の奇形、二重体児、そして口蓋裂の五タイプの奇形を作る他、強力無比な発ガン性さえ発揮する猛毒物質である。
全米科学アカデミーの調査報告(一九七四年)によると、ダイオキシンをバラ撒かれた南ベトナムの森林は、元の状態に復元するのに百年は掛ると予測されている。
少なくともその間に親から子へ、子から孫へとダイオキシンは奇形を着実に増やし続けて行くのだ。

 しかも、このダイオキシンは、産業廃棄物の埋立て地、農薬、そしてゴミ焼却炉やPCBの焼却灰(特にノーカーボン紙)という形で、身近に忍び寄り、無気味な慢性中毒として日本人の体内にも日々蓄積されつつある。


 厚生省の発表によると、今日本で年間約二七三万人の女性が妊娠、そのうち健全な出産は三分の二の一九七万人。

残りの七六万人のうち六〇万件が妊娠中絶によって闇に葬られ、一六万件が乳児死亡その他で死亡し、その八〇%(三一万件)が異常児と言われている。
この数字から逆算すると受胎児のほぼ五%が異常児という驚くべき数字となる。
二〇人に一人の割合だ。

 また同省の発表では、零歳児の死因の第二位が先天奇形で全体の二九%。
一~四歳児までの死因の第二位も同じく先天奇形で全体の一七%、第三位はガンとなっている。
だがこれは、生まれて二週間以内の届け出数だけであるから、この間に死亡した赤ちゃんや死産児あるいは中絶したおびただしい胎児の数は含まれていない。
従って、その中に含まれている先天奇形やガン児を加えると、恐らく発表数字の数倍になると推定されが、真相は定かでない。
現在、五~九歳までの死因の第二位はガンであるが、今述べた状況を考慮すると〇~九歳までの死因の第二位はガンということになり、従って、今後生まれる新人類の子(新々人類)は、受胎の瞬間から先天奇形またはガンの危険に曝されているわけだ。

 これは生まれる子の責任ではなく、また親の責任でもない。

まさに現代文明が生んだ化学物質が、世代を越えて、無差別に子々孫々に伝わる悲劇であって、現代の欲求追及型文明の罪に外ならない。

 我が身の安逸と欲求を満たすか、子孫の健康と繁栄を願うか。
今人類はギリギリの選択を迫られているのだ。



112P
    薬毒が生んだバクテル

 あざらし肢症ーー、あの睡眠薬サリドマイド禍(昭和三十六年)の悪夢からはや三十数年になる。
その間、少なくとも全世界の二〇ヵ国で、約一万人もの胎児がサリドマイド禍の被害を受けたと言われている。

 一方、経口避妊薬ピルによる奇形も大きな社会問題となっている。

 バクテル(VACTEL) - この間き慣れない新造語を世界で初めて医学界に発表(一九七三年)したのは米コロラド大学のノラ博士)バクテルとはV(脊椎)A(肛門)、C(心臓)、T(気管)、E(食道)、L(四肢) の六ヶ所の臓器の頭文字を繋いだ造語で、これらの部位に先天奇形が現われるのがピル禍の実体である。

 ひと頃、ピル解禁を巡って、中ピ連というウーマンリブがピンク・ヘルメットに身を固め、世の浮気亭主族を震え上がらせた、という話がマスコミを賑わしたが、今は昔の語り草、フリーセックスの付けは、子々孫々(特に男の子)に爪跡(ピル禍の筆頭は四肢の奇形)を残した。

 サリドマイド禍は睡眠薬、ピル禍は経口避妊薬によってもたらされたが、何れもベッドに関係する薬禍だから、まさに《奇形は夜作られる》ということだが、実に痛ましい話である。

 このサリドマイド禍を皮切りとして、下痢止めの著効薬キノホルム禍(スモン病)、心臓薬コラジル禍(肝・血液障害)、腎臓薬クロロキン禍(視力障害)、糖尿病薬禍(経口血糖降下剤)、そして注射禍(大腿四頭筋拘縮症)……等々相次いで薬禍が発生し、今や医原病・薬原病は日常茶飯事のこととなり、漸く〝薬は毒〟ということが国民の間に定着してきた。
それにしても余りにも無残な犠牲であり、しかも何の罪(つみ)・科(とが)もない愛としの我が児に奇形が生じるとは……。
親はどんなにか辛いことか、その責苦を思うと胸が痛む。

 この悲惨な結末こそ、二千年来の誤ったガレノス疾病観と、それに導かれてエスカレートしたアロパシー医学の罪なのだ。
すべての先進国民が正義と信じ、良かれと願って行なう善意の医療自体が間違っているのだ。

 何という悲劇、何という業(ごう)ーーー。
先天奇形児は我が身を以てそのことを無言で訴えている。
我々はこの悲劇を二度と繰り返してはなるまい。
それが子孫に対する親(人間)の責任感である。
我が愛しの子達のため、即刻、薬を止めようではないか。


 〝薬は毒〟であり、子孫を破滅に導く邪知と悟ろう。




114P
     代謝異常症とは

 普通、先天奇形と言えば誰しも外形的な奇形、例えばあざらし肢症、二重体児症、四肢欠損症(指が足りない等)、口蓋裂(みつ口)などを思い浮かべるが、実は二十一世紀の先天奇形は、心臓奇形(甲隔欠損等)や先天代謝異常症等外形的には異常が認められないが、内体の働きが生まれつき異常な奇形が急増すると言われている。

 先天代謝異常症というのは、体内の代謝を司どっている酵素や補酵素、ホルモン等が、生まれ付き無かったり、少なかったり、あるいは働きが鈍かったりする奇形のこと。

これには、①フェニルケトン尿症、②楓糖(かえで)尿病、③ホモシスチン尿症、④ヒスチジン血症、⑤ガラクトース血症、⑥先天性甲状腺機能低下症等、様々な奇形がある。

 これらの代謝異常症は、現在のところまだ少いことがせめてもの救いだが、これに対して最近、目立って増えているのが心臓奇形。
かってこの手術を巡って色々な悲劇が起こった。

 

つづく

ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 

20年前の話とは思えないですね。

そして今・・・

 

 


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