あこがれの人

着物を着た姿がステキだなと思う芸能人は？と考えてぱっと浮かぶのは、
吉永小百合、岩下志麻、樋口可南子、室井滋、桃井かおり、樹木希林、
宮沢りえ、栗山千秋・・・と枚挙に暇がない。

けれどただきれいに着ると言う事を越えて着物に対する考えが一番好きなのが
樹木希林。一番自分がなりたい＆してみたい着物ライフの人だと思う。
最近は顔が急に老け込んでしまって微妙なんだけど（笑）、５年ぐらい前の彼女が
一番好きかな。中でも好きな写真がこれ↓ブーツはいてて、おはしょりなくて、
帯揚げ要らない派の彼女

そもそも彼女を意識したのはこの「昔きものと遊ぶ」。
この表紙の家族写真も気負った所が一つもなくてステキですよね。
この中に出てくるエピソードに伊藤博文が愛人に送った着物がもうぼろぼろで、
まるめてポンと置いてあったのを、もらって来て、裏打ちをし、縫い直しをし、
綺麗にリメーク。それがこれ。

しかも初めて着たのが、皇居での園遊会。一式持ってホテルに入ったはずが
帯締めがなくて苦肉の策で電気ポットのコードで凌いだというつわもの！
このエピソードで、もうファンになってしまったかも（笑）

５年前の雑誌のインタビューでは、もう新しい物は買わずに手元の着物達を整理していく
時期と言って、いろいろ手入れや工夫をしている様子が心に響きました。

もちろん彼女がここまで来るのには何年もかかって、いろいろ失敗もしているのでしょうが
自分が好きなのは「これ」と言う物があってこそでしょう。

去年のアカデミー賞での彼女もステキでした。


























尖がった着物以外の姿ももちろんステキ。












彼女は「基本あっての崩し」を強調してました。
「ルールを壊していくと果てしなく壊れる・・・あれはまずい。やっぱりいいものを活かそうと
したら周りは殺す。いくら宝石が好きだからって１０本の指にしていたら何も活かせない」

ようはセンスと場数で経験して、着物に馴染んでいくしかない・・・そうです(^^ゞ
「はい、楽しみながら頑張ります！」って所ですね。

女優シリーズ、そのうちまた書こうかな！