Akkoman Bear's Page

アッコマン熊が頑張ってブログを作りまーす。どうなることやら。。

伊豆巡り

2009-03-26 | Weblog
3月23日、24日
春の休暇はこの二日間しかとれないことになって、遠出は出来ず暖かな伊豆半島を観光することになった。今回はクライミングは無し!

一日目は天城山ハイキング。近くに住んでいたにもかかわらず一度も行ったことがなかった山だ。日本100名山に選ばれている事も今回初めて知った。
天気予報は晴れだったが、実際には曇り、時折雲の切れ間から日がさす程度のお天気だった。遠笠山道路を上り天城高原ゴルフ場を目指す。駐車場はハイカー専用でとても広くトイレもある。
そこから天城山の主峰、万三郎岳(ばんざぶろう)と万二郎岳(まんじろう)をぐるっと廻るコースを歩く。一般には左廻りで万二郎から登るみたいだが、私達は右廻りで涸沢分岐からのコースを取ることにした。10時スタート。緩やかな下りで始まるハイキング道はよく整備されとても歩きやすい。
久しぶりのハイキングなのでのんびりと景色を眺めながら、平坦な登り下りを1時間かけてゆっくり歩く。
涸沢分岐から綺麗に整った木製の階段を登ると万三郎に着いた。少し休憩。
軽く食事をとるが稜線に出たせいかこの辺りから風が強くなり、汗が引いて急に物凄く寒くなってきた。
雨具のズボンを履き、ダウンを着込んでも一旦冷たくなった指先は白いままだ。これはガンガン歩くしかない。春山を甘く見たかな?1406mの山頂にある温度計は7度。風がなければそれほど寒くはないはず。
万三郎から万二郎までは急な下りもあり、昨夜の雨でぬかるんだ道は滑りやすくなっていた。風を避けて時折休憩をとりながらゴルフ場目指して一気に下る。

花はまだ咲いていなかったが石南花やアケビの木がたくさんあり、花の咲く頃にはかなり混むとガイドブックに書いてあった。こんな季節の平日でも団体さんや二人連れのハイカーさんが数パーティー来ていたから人気の山なのだろう。ブナの木も立派でした。

夕方は大室山にある「さくらの里」に立ち寄る。早咲きの桜はもう花が散ってハザクラになっていたが、今満開の木や、やっと芽がでたばかりでこれから咲くだろうという木もたくさんあり散策を楽しんだ。
昔、若かりし頃に、何かの星を見ようとだれかが言ってみんなでこの公園に来て酒を飲んで、酔っ払って大室山に夜中に登った事なんかを懐かしく思い出した。

翌日は観光!石川さゆりの天城越えの歌詞にある名所を巡る。七ツの滝(ナナダルと読むらしい)や旧天城トンネル、浄蓮の滝など見所は沢山。週末に降った雨のお陰で滝はどれも怒涛のように流れ落ちて見事だった。そしてどの滝も周りは規則正しい綺麗な柱状節理の岩に囲まれていたのが印象深かった。

いままで気にすることもなく行き来していた伊豆半島だが、昔も今も急峻で山深い森なんだという事を今更ながら感じた旅でした。〆

アウトドアスクール

2009-03-24 | Weblog
3月21日、土曜日
3連休なのに天気にめぐまれずスクールが出来たのは真ん中の一日だけ…でもこればかりは仕方ないね…。
イサリビエリアは他に誰もいなくて独占!クラック初心者が多かったので、5.8と5.10aのハング越えルート、これだけは外せないイサリビライトにトップロープをセットする。午前中はみんなそれぞれにトップロープで登り、午後からはカムをセットしてなんちゃってリードをやる。

その中で上級生のイクはイサリビライトにリードトライする。トップロープではすんなり登れるのだが、いざリードとなるとやはり厳しかった。一回目は緊張からか力が入り過ぎてパンプしてしまったり、指が入る場所にカムを入れてしまい、ムーブが出来なくなってしまったり、抜けるのも大変だった。
二回目のトライはかなり真剣な面持ちで取り付き最後まで行って登れたかと思わせたのだが、、最後の乗っ越しで動けなくなって降ってきた。。頑張ったが残念ながら完登できず課題を残した。が、いい勉強になったと思う。この辺がクラッククライミングの厳しい所なのだろう。。本人は後悔しきりでした。
でもいい登りだったよ!次、頑張ろうネ!!

クラック講習4回目のYさんは、5.8と5.10aを綺麗にリードした。
スクールではどうしても安全を取ってしまうので初見リードはなかなかさせられないが、プロテクションのセンスがある人には出来れば何かの時に、オンサイト経験をさせてあげたいと思う。
私自身がオンサイト好きだから能力のある人には本当のクライミングの厳しさや楽しさを知って貰いたいのだ。
クライミング技術を教えるだけでなく、そういった講師側の判断能力も高い割合で重要な要素の一つだと思っている。
スクールに来てくれている人のいろいろな力を判断し、その人のやりたいことや方向性に沿って自立したクライマーに育てられたら、この仕事を続ける意義はあるのではないだろうか!?自分がいままでやってきたこと、勉強してきたことを伝えていくこと。それがスクールで生かせたらこんなにうれしいことはないよね!
これからもアウトドアスクールは続けますよー!

3月15日

2009-03-15 | Weblog
朝起きて家を出るまで15分。携帯のアラームで目を覚まし温かい布団から抜け出して素早く着替えを済ませ、コーヒーをいれ、トイレに行って車へ向かう。
普段はなかなか起きられないと言っていつまでもぐずぐず寝ている人間とは全くの別人だ!
こんなにテキパキ動ける朝なんてヨセミテのワンデイマルチに行く時と一人で講習会(仕事)に出かける日くらいだろう。

外はもう明るい太陽が顔を出していたが、意外と寒い。車はなんと霜で真っ白だ!しまった!油断していた。冬の間は帰る時にフロントガラスにシートをかけておくのだが、最近は暖かくなっていたので大丈夫だと思って昨夜はそのままだったのだ。
ケッパーで霜を削る。幸い真冬のように固くはなく、すぐにきれいになった。

今日は最高にいいお天気になった。幕山の梅祭りは今日が最後の日。道路に出ていた梅情報の看板に、梅は見ごろを過ぎました。と書いてあったのには笑えた。駐車場のバイトのお兄さんも駐車料金を支払う時、もう梅はあまり咲いていませんがよろしいでしょうか?と恐縮した様子だった。入場料金は無料になっていた。

朝はクライマーが少なめだったので桃源郷で登る。ジュンがいない日はいつもまったりと時間が進み、のんびりした一日になる。生徒はイクと林田さん、初級が二人なので気持ちものんびり。しかも上級生は初級生の面倒を見てくれるから私はかなりリラックスした一日となった。

桃源郷の梅はまだけっこう咲いていて青い空色に淡いピンク色が映えてとても綺麗だった。

太陽が山の向こう側に沈むと急に寒くなる。今日は暖かくなると思っていたので薄着だったがダウンだけは持ってきて正解!まだ必要ですね。

帰りは小田原厚木も東名も大渋滞。家に帰ったのは10時でした。途中で眠くて30分仮眠をとったのを引いても3時間半かかった。
朝は1時間で行くのになー。。帰りの運転で疲れた一日でした…〆

雪とモルトとチョコレート

2009-03-04 | Weblog
3月3日、夜になって雪が降り出した。帰りの車が心配だったがそれほど積もらないうちに家に着けたのでひと安心。でも家の周りはすでに真っ白!さすがズーラシアの山の中だ。
車から降りて歩きだすと靴の下に懐かしい感触が。。ふんわり降り積もった雪を踏む時の、あのなんとも言えないククッという音なき音と足裏の表現できない感触だ。嬉しくなって足跡のついていない道を歩きまわる。雪は粉のように細かくなって私の周りを舞っていた。


寝る前にチョコレートを一つつまむ。一日を締め括る行事。新しく発売されたシングルモルトという名のチョコレート。山崎12年を使っているらしい。これを食べたら本物の山崎を飲みたくなった。今夜は飲まないつもりがあっさりと誘惑に負けた。。
暖かくした部屋の電気を消して雪見モルトとチョコレート。
なんて贅沢!