Akkoman Bear's Page

アッコマン熊が頑張ってブログを作りまーす。どうなることやら。。

ショイナード

2007-05-16 | Weblog
今日始めて東京駅に行った。といえば「ウッソー!」と言われそうだが、もちろん昔行ったことはある。でも、それは八重洲口のほう。常盤橋公園に行っていた頃だ。(この話しが分かる人は相当古い!)
丸ノ内側に降りたのは今日がホントに始めて!東京駅ってこんなに素晴らしい建築物だったんだ!感動してしまい、正直お上りさん状態だった。!思わず恥ずかしげもなく写真を一枚カシャッ。

さて、本題。何故東京駅まで行ってきたのかというと、パタゴニアの創業者イヴォン・ショイナードの講演会があったからだ。
今年3月「社員をサーフィンに行かせよう」という彼の自伝的経営書が日本語訳で出版された。独特の経営論や自然環境への考えが書かれ興味深い。
講演もパネルディスカッションでも一貫した考え方に好感をもった。と同時に他のパネリストとのギャップを感じたのは私とジュンだけだろうか?

私にとってのショイナードは、クライミングメーカーであるブラックダイヤモンドの前身のショイナードエクイップメントのカラビナや、ヨセミテのショイナードハーバートルートのほうがイメージが強い。
パタゴニアは昔から丈夫だが高いウエアーだった。お金がなかった若い頃は買えないブランドでもあった。時代も生活環境もこの十数年でずいぶん変わってしまったことを、ふと残念に感じた。もう昔に戻ることは出来ないんだよね!

名古屋

2007-05-14 | Weblog
今日は日帰りで名古屋。ルーフ壁のルート変更作業だ。朝5時起きで静岡をでて夜11時に帰宅。横浜まで帰るのはしんどいので今夜も静岡泊まりとなった。

最近名古屋はホームページの影響でお客さんが増えているらしい。ルートをやる人も以前より多く、特にルーフは他の壁より長いので人気もあるとのこと。今回は13を作ってほしいという要望もあり、成長著しいセト君が頑張って作っていた。
それぞれが約3本ずつ、5.10から13まで16本設定。我々二人は最近イレブンがメインになってしまった。あまり凝らなくなったし作るルートもワンバターン(独自の味があるルートとも言える)だし、でもまあグレードが高くなければ、それなりに面白いルートになるからよしとしよう。
昔は作ったルートを登って帰ったものだが、最近は疲れて登らなくなってしまった。替わりにアキちゃんが試登してくれた。彼女は若いなー!!作業の後でもパンパン登る。気持ちよくなるクライミングだ!ヨーロッパでまた沢山クライミングしてくるんだろうなー
元気な登りを見て、こっちも少し元気になった。〆

城ケ崎

2007-05-14 | Weblog
週末はモンキーマジックの講習会。城ケ崎はもう暑いかと思っていたのだが両日とも風があったので快適な気候だった。土曜日はファミリーで5名が参加。
日曜日は私のスクールと合同で5名(講師を入れると男3人、女5人!)。
「しりいだし」エリアに行く。ここは昔トップロープコンペをやったエリアだ。7~8m位の高さだがフェースは細かい垂壁と被った前傾壁で5.10から11、12までの課題がいくつかあり面白い。クラックも数本あって初心者に調度よい。とくに最後にジュンが密林の中から苦労してロープを張った「カエルクラック」は、講習会にいいルートだった。レイバックで身体が振られそうになるのを力とバランスで押さえる感覚を久しぶりに体験したし、ジャミングではシンハンドからフィンガー、フットジャムもテクニカルで楽しかった。

フェースでのトップロープはボルダリングと同じで、クリップなどでムーブが途切れる事なく繋げる楽しさがある。しかも安全なので思い切って出来るのがいい。新しいエリアということもあったが楽しい一日でした。〆

今年の現場 2

2007-05-08 | Weblog
5月4日 晴れ とてもいい天気。美しい新緑の中、今年の現場へ向かう。流石に連休とあってボルダリングの人達の姿が見れる。ここは発表されていないのだけど口コミで集まってくるのだろう。先月もアモイで15人ほどがここのボルダーを楽しんだようだ。
キャンプ場はいままで高すぎて使えなかったのだが、某有名クライマーの交渉により、それなら泊まってもいいナーという値段になった。(詳細は聞いて下さい)

目的の岩場までの時間を計ったら、登り25分。下り15分と思ったより近い。最後の登りは少々急登で辛いがまあまあかな。岩は前回見たときよりきれいに見える。JUNが頑張って掃除したからナー
今日の目的は終了点の設置。裏から登り頂上に1本ボルトを打つ。それを支点に各ルートのポイントを設置する。しかし、どうもボルトの効きがよくないらしい。用意してきたのは 10mm X 68 HILTYのスタッドアンカー(グージョンタイプ)。JUNは一旦車まで12mmを取りに戻った。

その間に私はさっき試登して決めた位置にボルトを打つ。取り付きに大きな木があるためあまりランアウトは出来ない。私の体のちょうどリーチ分(約2m) に1本の間隔で打ち、計7本。下部は岩がしっかりしていて効いてくれたが、最後の乗っ越し手前の奴がだめだった。この岩は上部がやわらかいのだろう。打ち込んだボルトがナットごとぐるぐる回ってしまう。処置に給しこれはJUNのパワーに任せることにした。私にはどうしようもないものでも、JUNは何とかしてくれる。さすが開拓歴ウン十年?!

処置が無事終わって考えるのは、この位置にもう一度ボルトを打つかどうかだ。私は試登しているからたぶん落ちないけど、もしオンサイトで取り付いたら怖いだろうなー・・しかもマントリング。最後のボルトははるか足下となっているし。落ちたときにビレイヤーがロープを流したら木に激突するかもしれないし(落ちてみないと分からないけど・・) 
もし打つのなら少々面倒だがケミカルだろうなー

昔のロクスノを見たら、この周辺を開拓した人はこの岩もやりかけたらしい。でも脆いので止めにしたと書いてあった。うーん確かに下部は脆いところもある。わざわざあえてルートをつくる程、いい岩でもないかも。。
でももうボルト打っちゃったし、たぶん12ノーマルくらいはあるから登れば面白いと思うし、もう3年も誰もやっていないみたいだし。。ご勘弁ください。今度ボルトにスプレーかけて目立たないようにしますので・・

前回登ったときには出来たムーブが、今回は出来なくなってる。。何故??って、体重のせいでしょ!間違いなくネ。あ~ダイエットしなきゃ!!

中央稜

2007-05-08 | Weblog
5月3日 気持ちのいい春の一日。二子山マルチスクールで中央稜に行ってきた。中央稜は今回で3回目、とは言ってもいつも混んでいて順番待ちが多く、2ピッチ目からはタジヤンにコース変更してしまっていたので、正しい中央稜を登ったのは今回が初めてということになる。
JUNがリードする気になっているので、私は生徒さんの面倒見係。
取り付きに着くと先行パーティーが。しかも5人・・・チョット困った顔をして、中央稜に行くのですか? と聞くと、とても親切に「お先にどうぞ 」と言ってくれた。やさしい人達だ! ありがたく先行させてもらう。
1ピッチ目はいつものやさしいライン。JUNはほとんどノープロでテラスまで一気に登る。約25m。2ピッチ目は上の大テラスまで50mいっぱい。中間部のきれいなコーナークラックの一ケ所が難しい。苦戦している生徒さんの下から、登りながらアドバイス。ザックが邪魔みたい。置いてきたほうがよかったかな?
大テラスでしばし休憩。。ここでふとこのルートってこんなにボルトが連打されていたのかしら?と考える。初めてだから確信は出来ないが、以前イクが登った時にハーケンとカムで登ったと話していたような気がする。ボルトも新しそうだし、最近打たれたのかも知れない。トポにも正規のラインは右のコーナークラックだが、左のほうがよいとも書いてある。
ボルトの打ち方も連打って感じで、核心の所はボルト掴んで登れそう。とてもカムを入れて登ろうなんて思わないくらいのボルト間隔だ。
誰が打ったのかは判からないがせっかくのナチュラルなラインが台無しだ。クラックもきれいなのにナー・・・
上部3ピッチもハーケンとカムで登れるのに所々にボルトが打ってある。JUNは敢えてカムで取って登っていたが、こっちのほうが自然だよねー

最近ボルトが増えたのは、人工壁の影響もあるのだろうか? 岩場にもよるが、上下の間隔だけでなく左右のルート間隔も狭いところも多い。先月スクールの下見で行った天王岩もひどかったなー!! 幕岩もそうだし、日本の岩場ってどうしてこんなに過密になっちゃうんだろう。岩場が少ないからというのは理由にならない気がする。限定して練習するのなら、それこそ人工壁でやればいいと思うのだが。。。


翌日はお客さんのキャンセルで一日空いてしまった。JUNはすぐさま瑞牆に行こうと言っている。秩父から瑞牆へは新しく出来た雁坂トンネルを使うのがたぶん最短。途中のコンビニでアイスとコーヒーとドライブのお供ポテチを買って三峰方面へ。三峰のボルダーを眺めつつ走っていると正面の山に「縄文人の住処」という看板。?? 良く見ると洞窟が見える。あれってもしかして禁止になった岩場? ただの洞窟だったのに・・あのケイブに打たれたボルトはどうなったのだろう。今度ヘッデン持って洞窟探検に行ってみるか。。
道路はどんどん山に入っていく。そのうち大きなループ状の橋が見えた。凄い!こんなものを山の中に作ってしまうなんて。ダムを通過し、雁坂トンネル(有料700円)へ。トンネルの途中で眠くて目を閉じていたのにふと目を開けたらまだトンネルの中だった。。って言うくらいスゴーク長かった。
甲府を通って韮崎で買い物をして瑞牆へ。秩父から3時間のドライブでした。

オキナワ3

2007-05-06 | Weblog
4月30日 那覇市から車で北へ向かう。天気は曇り。座津武(ザツン)はトンネルのところにあるのですぐに分かる岩場だ。正面に見える黒い壁は以前来たときには暑くて登ろうという気にならず見ただけだったが、今回はせっかくなので登ることにした。しかし岩の基部に行くと雨がパラパラと降りだしてしまった。どうしようかと灰色の空を見上げる。降ったり止んだりだが霧雨なので何とかなるだろうとJUNがロープを結んで登りだす。斜めにハングを乗っ越してスラブを登る長いルート。ちょうど登り終わったあたりで大粒の雨が降ってきた。ロープを残したまましばらく待つとまた止んだ。イクとキクがやってきてトップロープで登る。何とかなるかなー?空が明るくなってきたので欲を出してもう1本ロープをセットする。このルートは沖縄で初めてプリボルトによるリードスタイルで登られたと言う5.10a
ルート。カチカチのフェースでムーブも面白い。小川山にあったらきっと人気ルートになるだろう。ボルト感覚が遠めですこしスケアリーなところが時代を感じさせる。でもこれがクライミングなんだと思う。雨でなければ初見でリードしたいルートだ。新しく開拓された西壁にも行きたかったのだが、登り返しのことを考えるとこの天気では止めにせざるを得ない。仕方なく撤収。
だめもとで辺戸岬の宇佐浜へ移動する。岬観光をして、でかいヤンバルクイナ像を見ながら砂浜を歩く。岩場についてしばらくしたら空が明るくなってきた。
奥の壁(メインウォール)はすべて染み出しでびっしょり。前の壁(アンダギーウォール)は前回来たときほぼ登ってしまっていたが、やっていなかった11d が1本あったので登ることにする。ジュンは傾斜をみてあまりやる気にならないようだ。

1回目は最後のボルトでテンションが入る。多分ここが核心だろう。そこから終了点まで3mはランナウトしている。オンサイトで突っ込むのはかなり余裕がないと怖い。テンションでムーブを探り上まで抜ける。カチカチの垂壁でこまかいホールドが続く面白いルートだ。一度ムーブが分かってしまえばそれほど難しくはない。二回目で登る。持久力がないからオンサイトは厳しいね!

多分明日は天気が悪いから沖縄でのクライミングは今日で終了。イク、キクと那覇で飲む約束をして別れる。
民宿に戻りシャワーを浴びて街に出る。沖縄料理の食べ収め。何でもありそうなビヤレストランにする。二人は沖縄料理はあまり好みではない様子。旅行って食べる楽しみが半分だから、その地の料理が合わない人は楽しさも半減だろうなー・・私はどこに行ってもその国で食べるその国の料理をおいしいと思うから幸せだ。ビールと泡盛、古酒を飲んでラフテーやテビチを食べておなかいっぱい!! 

5月1日 朝起きるとやっぱり雨・・国際通りを観光、Tシャツとちゅら玉を買う。あとは何もすることがない。陶芸の博物館に行ったり三越の横浜フェアーをのぞいたり、公設市場で豚の顔とか足とかを見て、2階で海ぶどう丼とアグーチャーハンを食べたりして時間を潰すが、まだまだ早い。クライミングが出来ないと本当に時間が余ってしまう。仕方なく早めにレンタカーを返し空港へ。カウンターへ行くとあっさり早い飛行機に変更できた。ラッキー!! 羽田着17時。外にでた瞬間、鼻をつくカレーの匂いが・・・お腹がグーっとなった。二人して迷うことなくレストランへ突進。今回の食道楽ツアーを〆るおいしいカレーだった!
ご馳走様(^o^)/ でしたー

オキナワ2

2007-05-01 | Weblog
4月29日、沖縄にきて始めて晴れの一日となった。前々夜来たイクとキクを連れて残波岬へ、懸垂ポイントからエリアに降りる。波が穏やかで潮がひいていたため安心して荷物をひろげられたが、もっと潮が満ちていたり波が高かったら登ることは出来ないだろうなー
少し風があり暑くなく寒くなくとても快適。太陽の光りがあたった海の色がエメラルドグリーンになり、とても綺麗!こんな所でクライミング出来ることが幸せな一日だった。
JUNは左側の被った12を物色している。しかし、壁のあちこちから染み出しがあり、私はイマイチ登る気にならない。
易しいルートをアップで登る。5.9のクラックラインはボルト5本のランナーアウトするルート。特に抜け口が怖い。それに比べ隣の10dはやたらボルトが近い。同じ高さなのに12本も打ってあるのはよくわからないなー?。。 

Junは一番右のクラック沿いに登る短いけどパワフルなラインを選んだようだ。一度目はやはり濡れている所でテンション、その上の核心と思われる所でもいろいろムーブを探り上まで抜ける。身体が重そうでとても登れるようには思えなかったのに、なんと2回目で登ってしまった。すごい!流石というか何と言うか。。12マイナスならまだなんとかなるらしい。これで体重が昔のように軽くなったらまだまだ行けるんだろうなー。ちなみに昔のベスト体重から比べると10kgオーバーらしい。被ったガバルートならまだいけるかな?!〆