すごーくさむぅくなってきましたね!
10月に入ってもやや暖かい日が続いていましたがここへ来て急に寒くなりました。街行く女性のブーツ姿がしっくり来るシーズンになってきた感じ。日が落ちるのも早くなったしね。さて、こうなると、秋の夜長を過ごすか、なのですが、
私の場合は秋の夜長の友は本と入浴剤。
もともとお風呂は大好きだし、温泉も好きだけれど、家のお風呂ででも、お気に入りの入浴剤を入れ、ゆっくり温まりながら面白い本を読むというのが至福のひとときなのです。夏と違って、この時期のお風呂って、カラダを浴槽に沈めた瞬間に思わず「ふう~~」とため息が出てしまいます。モチロン、ほっとしたため息♪
夏ごろに汗をかける入浴剤として入手した「オー・ド・メール」は成分はフランス、ブルゴーニュの海塩のみもの。これを入れて入浴すると汗がどっと出てきます。夏の間にこれで入浴する習慣を作っておくと、新陳代謝が落ちがちな夏をしっかり乗り切り秋に備えられる、と言われました。しかしさすがに暑い時期にはちょっとご無沙汰してました。ようやくたっぷりとは入れる季節に。でももう少し変化が欲しい。
「オー・ド・メール」
で、最近ゲットした入浴剤のお話をすると、「ボードゥペシェ」という自然成分のみののもの。お風呂に入れて勢いよくお湯を出すと乙女の憧れ、バブルバスが出来上がり!なのです。肌もしっとりして香りもほんのりいい香り。やわらかい泡が気持ちよいの。それにほんのりいい匂い。汗もじんわりと出てきます。汗の出方は「オー・ド・メール」のほうがすごいんですが。でも程よい感じかな。さらにこの入浴剤はお風呂の汚れも吸い取る成分があるらしく、使用後には浴槽がつるつるっとします。お~便利~
「ボードゥペシェ」
最後にもう一つのお風呂の友である面白い本について。最近のヒットはやはり、今ベストセラーになっている宮部みゆきさんの新刊。「名もなき毒」(幻冬舎)。いやー、相変わらず宮部さんはすごい!!あんな人のよさそうな外見からは想像できない話を書きます!「模倣犯」もノンストップでしたが、これも止まりませんでした。これはなんというか人に日常にじわじわと入り込んでくる毒の恐ろしさも描いているのがまた別の恐さ。読み終わった後、思わず「はあ~~」としみじみ呟きました。
続いてわれらが眷属「負け犬」の名づけ親酒井順子さんの新刊「都と京(みやこ)」(新潮社)。抱腹絶倒の京都エッセイで、酒井さんの相変わらず淡々としつつも鋭い指摘が随所でびしびし。浴槽でのぼせそうになりながらも読むのが止まらなかった一冊。
そして、京都つながりで、「極みの京都」(光文社新書)。私が新刊が出たら必ず買ってしまう、柏井壽さんの新書の新刊。この方、テレビ朝日の「時の香り旅の遊び」や色々なガイドブックのアドバイザーをしている方。
その探求ぶりは、幼い頃から本当に美味しいものに囲まれて育った人ならではの視点です。しかも、いわゆる批評家の人たちと違い、お店や旅館・ホテルを上から見下ろしているような見方はしていないのです。食べることの楽しさ、旅することの醍醐味が生で伝わってくる感じ。そんな柏井さんの本業は京都の歯医者さん。食と旅の達人が地元京都の魅力の場所について語ってくれるこの一冊。私なんか、コレを読んで唐突に京都に旅立ちたくなりました。この秋京都に行く人は必読!