DVD「PEDAL」を観た。
ニューヨークのメッセンジャー達に密着したドキュメンタリーで、監督は写真家としても注目を集めるピーター・サザーランド。
メッセンジャーという職業を通して、ニューヨークの社会の暗部を描いた重厚なドキュメンタリー作品。見た目は華やかなメッセンジャーも、労働的には相当厳しく、地下鉄の穴蔵にホームレス同然に暮らすライダーもいる。事故で片足を無くしても自転車に乗り続ける者や、体を悪くしてリハビリしながらも自転車で走るメッセンジャー達。
何故、彼等はそうまでして自転車に乗るのか。
ニューヨークの車社会を嘲笑い、警察やタクシーに嫌われても、彼等はクールに街を駆け抜ける。
「自転車が好きなんだ」とリハビリをしながらメッセンジャーを続ける彼は言う。「二つの車輪が俺を誘惑してくるのさ」と。
片足を無くした彼は言う。「いつまでメッセンジャーを続けるんだと仲間に聞かれて、あと十年くらいと答えようとしたら、口が勝手に、自転車に乗れなくなるまで、と答えていた」と。
なぜ、そうまで自転車に愛情を注げるのか。何が彼等をつき動かすのか。
ね?何だか面白そうでしょ?
興味のある方は是非!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます