河北新報 (東北地方のブロック新聞 ※東海の中日新聞や九州の西日本新聞と同様。宮城県の代表新聞)
2022年(令和4年)1月10日
河北新報 声の交差点
2022年1月10日
行政に関心深めて発信を
岩沢 毅 61歳
(秋田市・歯科技工士)
公務員は政策形成や基礎的な記録の作成などが仕事である。いずれも昨年12月18日の本紙朝刊の社説「国交省統計書き換え」、大仙市職員の蓮沼素子さんの座標「戦争の記録の継承」、仙台市の中沢恒夫さんの投稿「官僚の誠実な支えに欠ける」は、公務員の在り方を考えさせるものだった。
国家公務員の志願者減少や、若手の早期退職希望者の増加などが伝えられている。一部の公務員批判もあり、公務員の魅力が低下していると思う。
森友学園に関する決裁文書改ざんを苦に、財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さんが自殺した。公正な業務執行を執行しようとする公務員が、権力者の意向を忖度した組織によって、その志を曲げられた。
国民や歴史に対し、誠実に向き合おうとする公務員が、持てる能力を発揮できる環境の整備が必要である。そのためには、われわれが選挙で一票を投じる際、候補者の資質を見極めなければならない。
公務員や議員も私たちの地域の隣人なのだから、私たちは行政に関心を持ち、発言するなど継続的な働き掛けをしていく必要がある。
河北新報オンラインニュース
https://kahoku.news/
河北新報 社説(12/18)：国交省統計書き換え／公正さゆがめた責任は重い 2021年12月18日 10:00
https://blog.goo.ne.jp/akisigi/e/25f3309ffe78f7202928fe0632ed5a2c
座標
戦争の記録の継承 生の声の記録化も責務
大仙市総務課アーカイブ副主幹
蓮沼素子(秋田市)
声の交差点
官僚の誠実な支え欠ける
中沢恒夫 85歳 (仙台市青葉区・会社顧問)
