先回の続きです。
茅野駅からは、路線バスに乗って車山高原に行こうと思っていました。ところが、バス停で時刻表を見ると、土日以外は運休と表示されていました。でも、バスを待っている人たちがいたので、案内所で確かめることにしました。「1番と2番乗り場のバスは、平日はないのですか」と尋ねました。だけど係の女性に「どこにかいてありましたか?」と言われたので、「バス停の標識の……」と答えていた時です。バス停に北八ヶ岳ロープウェイ行のバスが来るのが見えました。あわてて係の人に「もういいです」と言って、私たちはそのバスに飛び乗ってしまいました。そして、一番後ろの席に座りました。13時30分発のバスだったので、帰りのバスはあるものと思っていました。ところが終点まで行って、バスの運転手さんに帰りのバスの時刻を尋ねると、15分後の2時45分発が最終だと言われました。乗ってきたバスで茅野駅まですぐ戻らなければならなくなったのです。びっくりしました。運転手さんに、「10分でも風景を見てきてください」と言われましたが、私たちは、すぐにバスに乗りました。なんと往復2時間のバスドライフ゛だけになってしまいました。料金は2人往復6000円。なんだか無駄遣いした気分になりました。でも、北八ヶ岳ロープウェイには、10年以上前にバスツアーで駒が池から縞枯山の近くを通るハイキングに行った時、下りのロープウェイに乗ったことがありました。それから、20年以上前になりますが、ロープウェイ乗り場の下の方にある会員制リゾートホテル「エクシブ蓼科」に、今は亡き母と姉と、私たち夫婦の4人で泊まった思い出があります。翌日はそこから上高地へ行きました。そんな思い出に浸りながら、車窓の風景を眺めていました。あの頃は、どんなところへもマイカーで出かけていました。だから、路線バスがどんなに不自由なものか、思い知らされました。できたら、この夏にでも再びマイカーで信州をドライブしたい気持ちです。
北八ヶ岳ロープウェイ行のバスにて。
終点まで行ったのは私たちだけでした。
北八ヶ岳ロープウェイ乗り場
このロープウェイに乗っていたら、帰りのバスがありませんでした。
その日は17時頃、松本駅から徒歩3分の東横イン松本駅東口にチェックインしました。宿泊費は2名10,070円でしたが、お部屋が狭かったので、蓼科のリゾートホテルを予約していたら良かったのにと後悔してしまいました。
翌日は上高地へ行ってみたいという気持ちがあったので松本泊にしていたのです。
夕食は、松本駅ビルのお店で、美味しい信州蕎麦をいただきました。
翌日は、上高地には行かずに、タウンスニーカーという1日500円で乗り放題の周遊バスに乗って、松本市内を観光しました。あがたの森と松本市美術館と松本城と旧開智学校へ行きました。
まず、東コースのバスであがたの森公園へ行きました、
ここは、よく映画のロケ地として使われる公園だそうです。
公園は、旧松本高校跡地です。
校舎と講堂は、重要文化財になっています。
講堂内は、耐震工事中のため見学できませんでした。
校舎の一部は見学できました。
次は松本市美術館で、松本市出身の世界的な前衛芸術家・草間彌生(1929年~)のコレクション展を観ました。
素晴らしいコレクション展ですが、撮影できたのはこの作品だけでした。
3D空間にいるような体験もできて、わずか観覧料310円でした。(タウンスニーカー1日乗車券特典)
一旦駅へ戻ってから、今度は北コースのバスで松本城へ行きました。
次は、国宝旧開智学校校舎を見学に行きましたが、
耐震と外壁塗装工事のために内部の見学ができませんでした。
代わりに、すぐ近くにある長野県宝・松本市旧司祭館を見学しました。
この日は、5月11日でした。明治26年は、はるか昔です。
駅へ戻る途中、大名町で下車して少し散策しました。
そして「時代遅れの洋食屋おきな堂」というお店で、私はおすすめのハヤシライスをいただきました。
駅に戻ったら、予約していた特急しなの号の時刻を1時間ほど早めてもらって、名古屋駅に7時頃到着しました。
JRジパング倶楽部に入会しているので、名古屋から東京経由で松本へ行き名古屋へ戻る電車代は2名30960円でした。
宿泊費は2名19870円なので、今回の旅費は2名で50830円という安さでした。食事も質素に済ませたので計12000円くらいだったでしょう。ツアーではなく自分で計画する旅行は、失敗があっても楽しいものです。
次の旅行は、来週の5月22日から1泊で福井県あわら温泉へ行きます。
お二人で往復6000円の「往復2時間のバスドライフ゛」も考えようによっては懐かしい思い出になるかもしれませんね。
周遊バスでの松本市内観光もよかったですね。私もあがたの森公園に行ってみたいです。新潟にいた頃「旧松本高校」のことをよく聞いていました。
草間彌生のコレクション展、私は東京で観たことがありますが、独特の作風は印象的ですよね。
ほんとですね、今回はツアーでないからこそより楽しい部分が多かったでしょうね。そのお気持ちがよく解ります。来週のあわら温泉への旅も楽しみですね!行ってらっしゃいませ。
早速のコメント、ありがとうございます。
八ヶ岳ロープウェイ行は、大失敗でしたが、運転手さんに、「また来てください」と言われたので、いつかまた行くかもしれません。蓼科の景色を久しぶりに観られただけでも、いいと思わなければと思っています。立川から松本まではあずさ号で行くと、2時間10分くらいですから、karinさんもぜひ行ってみてください。東京より涼しいですから。
ツアーは、お任せで楽ではありますが、私は、自由な旅行の方が好きです。これからも元気に旅を続けたいと思っています。
こんにちは。
コメント、ありがとうございます。失敗もしましたが、振り返ると楽しい思い出になりました。
また、いつの日か、北八ヶ岳ロープウェイに乗りに行ってみたいと思っています。
これから、信州はいい季節を迎えますから。
私にとって東横インは出張で使うビジネスホテルで、寝れたら充分、朝食あるだけラッキーといった感じです。(といっても近年出張は少なく使うことも無いのですが)
松本市内観光も良さそうですね。もうバス旅の達人ではないですか~。
↓
懐かしいですね~狩人ですか~。2曲とも覚えています。
恵比寿散歩に翌日は昭和記念公園散歩まで。アグレッシブですね~。
おはようございます。
コメント、ありがとうございます。
東横インは、出張に便利なホテルですね。
私は、成田空港から海外旅行へ出発するときに、友人の紹介で泊まったから、会員になってよく利用するようになりました。シングルルームがとりやすいからです。でも、夫婦で国内旅行する時も利用しています。寝れたら十分だからです。駅から近くて便利ですし。
路線バスは、下調べなしに乗ると大変なことになるとわかりました。これからは、十分気をつけます。
ただ、バス便が少ないところは、事前に、時刻表をネットで調べておく必要がありますよね。行って、すぐに引き返す、ちょっとしたハプニンブですね。
車山方面と北八ヶ岳ロープウエーでは、方角が少し違いますからね。コース選定に無理がありましたね。(マイカーだと簡単に移動できますが)
電車の旅行なら、市内の観光がいいですよね。こちらは、楽しめたようですね。
草間彌生さん、松本市の出身なのですね。(瀬戸内海の直島に、赤、黄色のかぼちゃの作品があります)
(ただ、車のほうが、疲れが少ないです。電車、バスの移動は、意外と歩きますからね)
費用、思いのほか安く上がりましたね。東横インはコスパがいいです。
こんばんは。
コメント、ありがとうございます。昨日から1泊で、芦原温泉へ行ってました。今回の旅は、温泉にゆっくり浸かって、リラックスできました。
マイカーの旅が、楽なんですが、高速道路での事故に巻き込まれないかと心配で、この頃は電車とバスを乗り継ぐ旅が増えました。
でも、やはり不便ですね。
バスの時刻は、必ず事前に調べないといけませんね。反省しています。でも、松本では、良かったです。前日の失敗を挽回しました。
2:45分が最終のバスだなんて早すぎですね!!
それでは多くの人がロープウェイを楽しめないですよね。
まだ十分明るいのに残念です。
重要文化財のレトロな校舎、見ているだけで
懐かしくて泣けてきそうです。
パリの真ん中に登場した華やかな草間彌生さんの水玉。
ここにもあるなんて、なんだか不思議な気分です。
コメント、ありがとうございます。
観光シーズンなのに、2時45分が最終のバスとは驚きました。いくら乗る人が少なくても、観光地なんですから、改正してほしいです。
草間彌生さんが松本生まれとは存じませんでした。
松本市美術館で世界的な前衛美術家の作品を鑑賞できて幸せでした。この日は、とても空いていて良かったです。