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札幌・円山生活日記

School Art Live 2023 &出張Think School~「SAPPORO ART STAGE 2023」チ・カ・ホ会場~

美術・演劇・音楽など札幌の街が1カ月にわたってアートに彩られる「SAPPORO ART STAGE 2023」。毎年11月を文化芸術月間と位置付けている札幌市で2005年より始まった秋の芸術祭です。今年も11月1日(水)~30日(火)の予定で開催、子どもからプロフェッショナルまで多くの市民が参加でき幅広いアートを身近に感じることができます。 

本日は11月1日(水)より市内各所で開催されている札幌の秋の芸術祭「SAPPORO ART STAGE 2023」の会場の一つ「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」です。先週末「チ・カ・ホ」で実施中の高校生による「School Art Live 2023」のライブドローイング(作品制作)の現場を拝見、本日改めて完成した作品を鑑賞してきました。同時に「出張Think School」などが開催され「ART STREET」と化した「チ・カ・ホ」を散策してきました。

「SAPPORO ART STAGE 2023」のパンフレット(表紙)。

【School Art Live 2023】
「SAPPORO ART STAGE 2023」の主要行事の一つとして今年10周年を迎えた「SCHOOL ART LIVE」には8校が参加し、11月11日(土)・12日(日)の2日間で作品制作。今年のテーマは「答えは札幌にあり!」で各校が思考を凝らして完成させた作品は11月13日(月)~26日(日)の間展示されます。


今年参加の札幌市内の高校8校。

会場は「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」です。

【北海道札幌西高等学校 美術部 】
制作風景。

完成作品。作品名《未来は札幌にあり!》。
 答え=未来であると捉え、住みたくなる自然豊かな札幌をイメージしました。モンスターは理解しきれないものの象徴です。どんな人、生き物とも互いを尊重して楽しんで生活するのが大切だと考え、人とモンスターが遊んでいる様子を描きました。 

【札幌大谷高等学校美術科 美術部】

制作風景。

完成作品。作品名《少年よ『  』を抱け》。
私たち札幌大谷は「少年よ大志を抱け」で有名な、羊ケ丘展望台にいるクラーク博士が、札幌の答えを見つけるというコンセプトで描きました。
ですが答えを1つには定めず、指をさす先には色々な札幌の「答え」を混在させるような表現で描きました。なので題名の大志の部分は空白となっています。16名一丸となって制作しました。

 【北海道札幌東高等学校 美術部】
制作風景。

完成作品。作品名《The answerlies in Sapporo! ~答えは札幌にあり!~》
「あなたにとって大切なものが札幌で見つかりますように…」という願いを込めて描きました。皆さん、札幌を目一杯楽しんでください! 未来は札幌にあり!

【北海道札幌北陵高等学校 美術部】
制作風景。

完成作品。作品名《故郷へ反(かえ)る》。
札幌生まれのシャケが旅をして生まれ故郷に帰ってきました。身にはたくさんの札幌での思い出を詰め込んで……。
私たちの故郷である北海道の豊かな自然の恵みを色彩豊かに表現しました。
背景には隠し文字で札幌の名所を書いています。答えを探してみてください。
「答えは札幌にあった!」 

【北星学園大学附属高等学校 美術部 】

制作風景。

完成作品。作品名《素晴らしき晩餐》。
クラーク博士と、札幌出身の芸術家達が楽しく晩餐をしている状況を描きました。札幌には他のところには負けないほど美味しい食べ物が盛り沢山なので、改めて皆さんに良さが伝わる作品になっていれば嬉しいです。 

【市立札幌平岸高等学校 デザインアートコース2年生絵画専攻】
制作風景。

完成作品。作品名《JOURNEY》。
近くで見て遠くで見て いろんな色を見て
探し求めた答え やっとみつけた
「私の旅は終わらない。」 

【北海道札幌南高等学校 美術部】
制作風景。

完成作品。作品名《響天動地(きょうてんどうち)》。
「天を驚かし、地を動かす」ことを表す驚天動地の“驚”を同音の“響”に替えて題名としました。
場所は大通り公園。加えて札幌の象徴であるような建物を描きました。中央で指揮を振っている少年は魔法で楽器を演奏していて子供の可能性を表しています。時間帯は“マジックアワー”と呼ばれる夕暮れ時。
時刻の6:66は存在しない時間で“6”という数が魔法と関わりがあります。
演奏している曲は「札幌市民の歌」です。 

【北海道札幌あすかぜ高等学校 Art Unit-ASUKAZE】
制作風景。

完成作品。作品名《目的地》。
札幌を目的地とする訪問者をモモンガや渡り鳥に見たて、訪問者が出発地からイメージする札幌を俯瞰で表現し、ワクワク感を出しました。
テレビ塔と時計台は、開館年(1957年)と時計稼働日(8月12日)を表現し札幌の発展を象徴させました。
開拓判官の島義勇はコタンベツの丘から荒野を眺め世界一の都市を作ると決意し、訪問者の島義勇の答えは「札幌」にあった。 

展示風景。高校生の皆さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした。

【出張Think School】

アートとまちづくりを学ぶアートスクール「Think School」は2018年から「さっぽろアートステージ」に 「出張Think School」として参加。今年も現役生・卒業生の作品が「チ・カ・ホ」に展示されています。
「Think School 卒業生展」の坂本敦さんの作品ほか。 
「Think School 制作コース7期 現役生展」のHisako Kozeniさんの作品。

「北海道で1番小さな村 音威子府村展」ーThink School 7期最優秀賞受賞者企画ーの五十嵐公弥さんの作品⦅人》。音威子府村立高校である「北海道おといねっぷ美術工芸高等学校」に入学し、3年間を音威子府村で過ごした”おと高卒業生”が、村を活性化させるための第一歩とし制作した作品の一つ。以上で「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」会場の鑑賞は終了。



「赤れんがテラス」ロビーに設置されているクリスマスツリーを観て次の目的へ移動しました。ありがとうございました。

「さっぽろアートステージ」
開催期間:2020年11月1日~11月30日
開催場所:札幌駅前通地下歩行空間ほか
電話: 011-281-7117(さっぽろアートステージ実行委員会事務局)

「さっぽろアートステージ実行委員会事務局」
札幌市中央区南2条東3丁目 (株)ノヴェロ内
TEL.011-281-7117(平日 10:00~17:00) FAX.011-281-7119
E-mail info@s-artstage.com
(2023.11.14)

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