元祖海老出汁スープカレーの「スープカリー 奥芝商店 駅前創成寺」。JR札幌駅直結のホクレンビル地下１階のガイドブック等でお馴染みの有名店です。人気№1の海老出汁スープは確かな味です。場所柄か旅行者御用達でもあります。
今日は「ギャラリーめぐり〜札幌・大通界隈～」のランチに「スープカリー 奥芝商店 駅前創成寺」です。北海道各地や東京八王子など全国12店舗を展開するスープカレーの有名店「奥芝商店」。観光ガイドブックの定番でJR札幌駅パセオウエスト1階の「奥芝商店実家」でカレーパンを買ったことはあるのですがスープカレーを食べるのは初めてです。口コミなどで辛口コメントもあり多少躊躇していたのですが「何事も経験だ！」と試してみることにしました。場所はJR札幌駅から地下鉄東豊線「さっぽろ駅」に向かう地下街直結の「ホクレンビル」地下にあります（地図）。
「スープカリー 奥芝商店 駅前創成寺」の外観。待ち客用に店外に椅子が並びます。
店内はカウンター５席に2人×2人用にアクリル板で仕切られたテーブルが2卓に・・。
座敷席が2人×2人で仕切られ4人分あります。
カウンター席はオープンキッチンに面しています。本日は11時30分頃入店、前客はカウンターに1人とテーブル席に2人。その後、座敷席も含めどんどんと席が埋まっていきました。ただ荷物や会話の様子から旅行客が多いようで12時過ぎてランチを求め外の廊下を歩くオフィス人たちは別の店に吸い込れていきました。
メニューを拝見。スープは5種類から選べ、いずれも魅力的なスープカレーが並びます。ただかなり強気の価格設定です。同じ地下街には500円ワンコインでランチが食べられる店がいくつかあるので近くで働く人が来るのは各地からの出張者を伴ってのランチ時くらいかと思ってしまいます。
辛さは追加料金なしが0番～5番から、ごはんは白米と玄米から選択で、さらに無料のトッピングが1品選べます。一番下には使用素材の素性が示されています。やはりスープカレーは野菜の旨さが一番です。
こちらは有料トッピングの人気ランキング。
まずは定番の「チキンカリー」、スープは「海老スープ」、辛さは2番（中辛）、ごはんは玄米の普通盛、無料トッピングは「アボガド」。追加料金なしの税込1,180円。
具材は基本野菜（にんじん、キャベツ、さつまいも、ピーマン、なす、たまねぎ、半熟卵、水菜）にロースト・チキンレッグ。無料トッピングのアボガドは素揚げで入っています。この店も野菜がおいしい！特に北海道洞爺湖町「佐々木ファーム」のキャベツが良い味を出しています。
1番人気の「海老スープ」は店の看板が伊達ではない海老の香りプンプンで旨みたっぷり。玄米のごはんもスープカレーに良く合います。人気店の原点のような感じの美味しいスープカレーでした。
次に店の自慢の具材を試したく「旬の野菜カリー」に「小おくしばーぐ」（250円）と「ボトムザンギ（1個）」（150円）をトッピング。スープは創成寺店限定の「チキン燻製スープ」（+100円）、辛さは4番（市販ルゥカレーの辛口）、ごはんは白米の普通盛で無料トッピングは「レンコン」。追加料金を含めて同1,680円。
具材は基本野菜（にんじん、キャベツ、さつまいも、ピーマン、なす、たまねぎ、半熟卵、水菜）にグリーン・アスパラ、じゃがいも、ごぼう。北海道最北端・稚内市の「宗谷黒牛」100%使用という「おくしばーぐ」は肉汁ジューシー、若き日の奥芝社長が唐揚げの有名店で修行を積み３年間研究を重ねて完成させてたいう「ボトムザンギ」はカリカリでした。
「チキン燻製スープ」は燻製香が鮮やかに香る酸味とスパイスの効いたスープ。こちらもおいしいです。
さすがの「奥芝商店」で基本の「チキンカリー」で十分美味さを体験できました。スープカレーは素材にも料理の手間にもコストがかかり一般的に価格が高めになるのは理解できるのですが高額メニューばかりを強調するのは如何がでしょうか。旅行者が「札幌のスープカレーは美味いんだけれども高いんだよね⁉」という印象を残さないような選択肢の多いメニュー揃えを期待したく思いました。
とは言え「奥芝商店」のスープカレー、特に1番人気の海老スープは大変良いお味でした。ＣＰバランスから基本の「チキンカリー」から入るのが良いかと思いました。もちろん懐具合・腹具合と好みで色々と試すのも良いかも知れません。選択肢が広いのは良いことです。そんな店でした。ご馳走様でした。
「スープカリー 奥芝商店 駅前創成寺」
札幌市中央区北4条西1丁目 ホクレンビル B1F パールタウン飲食店街
電話；011-207-0266
営業時間；[全日]11:00〜21:00（ LO20:00）
＊現在11:00~19:30の短縮営業中
定休日；不定休
（２０２１．９．１訪問）
