北海道屈指の美しい大自然の姿を見ることのできる「支笏湖」。透明度の高い湖面を持ち恵庭岳や樽前山などの山々に囲まれた景観で晴れた日には様々なレジャー/アクティビティが楽しめます。また湖畔の温泉宿の一つで1957年創業の「支笏湖第一寶亭留・翠山亭(しこつこだいいちほてる・すいざんてい)」は全29室と規模も小さく大人の隠れ家といった雰囲気でゆったりと過ごせます。
【支笏湖畔で避暑気分!】の宿泊宿は「支笏湖第一寶亭留・翠山亭(しこつこだいいちほてる・すいざんてい)」です。「支笏湖」の湖畔でのんびり避暑がてら過ごすとともに朝夕の綺麗な支笏湖ブルーを鑑賞するために1泊することにした宿です。特に拘りがあった訳ではありませんが「どうみん割」適用プランがあり落ち着いた雰囲気のような感じが気に入り予約しました。結果は少し残念な点がありましたがトータルでは満足もいくものでした。特に湖畔近くでありながら大人の隠れ家的な静かな環境と雰囲気が結構でした。
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「支笏湖第一寶亭留・翠山亭」の入口。湖畔に佇む低層の旅館です。
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車寄せ。
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先ずはこちらのラウンジでチェックイン手続きです。
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和三盆糖の干菓子が用意されました。食べない間に部屋の準備ができ案内されたので後で「部屋に持ってくれば良かった!」とかなり残念に思いました。
【客室】
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今回のプランは「【禁煙】デラックスツイン38平米」の「【どうみん割適用プラン】;ご夕食は個室食事処にて「八分」(8,000円コース)/ご宿泊費お一人様5,000円割引+クーポン2,000円分付」です。宿のウェブサイトを見ていると部屋数は29室ですが露天風呂付の部屋を含め多彩はプランが用意されているようです。しかも宿泊は中学生以上のみということで落ち着いた雰囲気で過ごせそうです。
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「デラックスツイン」はもちろん露天風呂付ではありませんがバス・トイレは独立で大きなバスタブが置かれています。
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和室スペースから見た湖畔方向。1階ですが傾斜地に立つので湖畔を歩く人の視線からは2階部分に相当します。
【夕食】
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支笏湖畔等を散策した後は先ず夕食です。チェクイン時に夕食のスタート時刻(17:30と21:30)の希望を聞かれ前者を選択。
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中央の囲炉裏を囲む形で個室が用意されています。
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席は堀炬燵式とテーブル席がありますが後者を希望しました。
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メニューです。料理は“厳選した北海道の農産物、海産物、畜産物をふんだんに盛り込んだ和食会席を堪能できます”とか。少しだけ量が少ないコース「八分」(8,000円コース)で メイン料理は「UMI 海」または「NIKU 肉」より選択。1品ずつ魚・肉の料理をお願いしました(写真は肉メニュー)。
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お楽しみ「支笏湖の水でひいた出汁」。あったかな昆布と鰹節の出汁がワイングラスで出されます。柔らかい味です。
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最初は出汁のみ、次いで塩を加え、最後にジュンサイと一緒にいただきます。
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グラスワインの白は余市・平川ワイナリー「コンシオンス テール・ド・ヨイチ」税込み1,045円。
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突き出し「とうきびロワイヤル」。とうもろしの旨みをきかせたフラン(洋風茶碗蒸し)です。生のピュアホワイトが添えられます。
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煮もの「540芋 バター醤油 宗谷塩」。540芋は540日熟成させた芋でスーパー等で売られる“よくねたいも”などよりも長く熟成させた分だけ甘味が増しているとか。でも正直言えば“よくねたいも”よりも甘味を感じることはありませんでした。
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スープ「南瓜冷製スープ」にお凌ぎ「活北寄貝握り」。「南瓜冷製スープ」は洋風の南瓜ビッシソワーズ風かと思ったのですが和出汁のさらさらしたスープでした。
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「活北寄貝握り」。北寄貝は苫小牧産だそうです。活けものです。
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煮もの「オクラ飛竜頭 茄子 冬瓜 銀餡掛け」。オクラ入りのがんもどき(飛竜頭/ひりょうず)にオクラペーストがのっています。茄子と冬瓜の薄煮も良い味です。
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お造里「湯葉雲丹乗せ 枝豆豆腐 市場より 芽妻一式 山葵 胡麻酢」。
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「市場より」は生マグロ、銀カレイ、活け鯛にボタンエビです。普通に美味しい良いお刺身です。
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白ワインが無くなり赤ワインと悩んだ結果選択した「飲み比べ利き酒三種セット」(各60ml)同1,430円。「刺身には日本酒でしょう!」です。6種類の酒より3種類選びます。右より両関酒造純米酒「花邑」、富久千代酒造純米吟醸酒「鍋島雄宇町」に男山酒造特別純米酒「国芳名取酒」。
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箸休め「オーガニックハーブ茶氷菓子」。凍らせたハーズ茶のかき氷にタイム。
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魚コースのメイン料理「UMI 海」。強肴「チップたたき 帆立 ズッキーニ 山椒ソース 土佐酢ジュレ」。大きな焼きヤングコーンが付きます。
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「チップたたき」はチップの皮目を炙った程度の炙り刺身です。折角「支笏湖」まで来たのだからチップをもっと食べたかった!
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肉コースのメイン料理「NIKU 肉」。「白美豚香草パン粉焼き 玉葱 マイクロリーフ 赤ワインソース ケッパーソース」。同じく大きな焼きヤングコーンが付いています。
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白美豚(はくびとん)とは大雪山の雪解け水で育った旭川産のブランド豚で甘味豊かな柔らかな豚だとか。癖のない風味良い豚肉です。
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食事「自家製ブレンド米 味噌汁 香の物 豆鉢」。大根尽くしのご飯のお供です。
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食後「豆乳牛乳プリン 果物 雨の日と夕やけのジェラート」。「雨ノ日と夕やけ」は系列店で美瑛町のジャージー牛乳を用いて旬の果物や自家菜園の野菜を使ったスイーツの店。ジェラートは「ホワイトチョコとハスカップ」に「ヨーグルトと桃」でした。果物は旭メロンにさくらんぼ。さくらんぼは「佐藤錦」と言われたんですが「こんな大きなのは佐藤錦じゃなく南陽とか別の品種なんじゃない?」と思ったのですが食べた感じは酸味と甘みのバランスに柔らかな果肉が佐藤錦でした。
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メニューにはない「稲荷寿司」は夜食用だそうです。部屋に持ち帰ります。
【ラウンジ】
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食後は1階ラウンジでコーヒーなどをいただきます。
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ラウンジ横には「レイクバー」がありましたが営業時間が21:00~0:00(L.O. 23:30)で利用するには時間が合いませんでした(写真はお借りしました)。
【大浴場】
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少し休んだ後は地下1階の大浴場(温泉)です。
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内風呂は樹齢1,000年とも言われる古代檜を使用しているそうです。
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屋外の露天風呂は岩造りで野趣溢れる雰囲気(写真は拝借)。ただ湯温が私には少し低く感じました。それでも部屋数も少なく露天風呂付のプランもあるので大浴場の利用者は多くなくのんびりと温泉を楽しむことができました。
【朝食】
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朝食は1階のレストラン「草庵(そうあん)」です。
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セットの朝食ですが飲み物や納豆、生卵はセルフです。
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朝食会場の「草庵」。
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朝食メニュー。
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多くの品数が並ぶ朝食セットです。
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特に炭火で炙るチップ等が良い味でした。
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朝食後は1階ラウンジでお茶タイムです。水出し珈琲ほかが用意されています。
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水だしコーヒーは9時間かけて抽出されたものとか。有難くいただきました。
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朝食・お茶タイム後は観光船も強風で欠航なので湖畔を散策するとともに朝風呂にも入りのんびりと過ごさせていただきました。
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チェックアウト及びJR「千歳駅」行きの送迎バスの出発時刻は11時。それまでに清算を済ませます。夕食時のドリンク類はクーポンで支払い残りは入湯税を入れて2人で35,000円ほどでした。トータルでは満足のいく温泉宿だったのですが夕食が単体で8,000円だと言われると少しどうかな?でした。
今回の「支笏湖」訪問では十分に避暑気分を味わうことができました。悪天候による観光船の欠航とイマイチな支笏湖ブルーは少し残念でしたが静かな湖畔でのんびりと過ごせました。また部屋数の少なく小学生以下の客のいない宿は静かで大変結構です。夕食も含め強気の価格設定と感じましたがトータルではそれなりに満足でした。何よりも“大人の隠れ家”のような雰囲気は希少に感じます。ありがとうございました。
「支笏湖第一寶亭留・翠山亭(しこつこだいいちほてるすいざんてい)」
住所 | 北海道千歳市支笏湖温泉 |
電話 | 0123-25-2323 |
HP | http://www.shikotsuko-daiichi.com/ |
(2022.8.3・4訪問)